ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

森内永世名人誕生

2007-06-29 23:45:07 | Weblog
将棋名人戦はフルセットの末、森内名人が郷田九段を4勝3敗で下し、見事防衛に成功しました。これで森内の名人在位は通算5期となり、18世永世名人(資格者)となりました。

これまで羽生の下で辛酸をなめてきた森内にようやく日が当たることになります。羽生に先んじての永世名人。この言葉も死語になるかもしれませんが、「羽生世代」もいよいよ曲がり角を迎えました。
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桑田讃歌

2007-06-26 23:01:49 | Weblog
小さな体、ストイックな鍛錬。桑田真澄は変わらない。全盛期の球威はとうに失っている。それでも桑田の野球に対する姿勢は変わらないのだろう。マンモススタジアムで清原をバックに投げていたあの遠い夏の日と。

それにしても桑田の体は小さい。メジャーの大男たちを目の前にすればなおさらだ。桑田独特のカーブにメジャーリーガーたちのバットが空を切る。彼は勢いよく少年のように走ってベンチへ帰っていく。桑田の夕日は美しい。本当に美しい。
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V9戦士結集 時は流れた

2007-06-13 18:17:42 | Weblog
このあいだまで巨人のV9時代を懐かしむようなイベントをやっていましたね。その最初の日の試合前ですか。かつてのV9戦士がそれぞれのポジションにつきました。その映像を見た私の感想は「人は老いるものだな」ということです。

わたしはV9時代を直接は知りません。しかし、彼らの何人かの現役時代の晩年は、子供の頃見ました。土井正三さんもその一人です。土井さんは何と車椅子姿。先ごろ、がんの手術を受けたということで病院を抜け出して、このイベントに参加されたそうです。それにしても頼りない体。川上御大よりも老けてしまったような外見。病み上がりだから仕方ないとは判っていてもやはり淋しい気持ちになりました。堅実かつ華麗なプレースタイル。あの土井さんのあまりにも変わり果てた姿。時は流れました。

他の戦士たちにも確実に老いは忍び寄っていました。しかし足を引きずりながらも三塁ベースに向かうミスターが堀内さんの暴投で見せた満面の笑みや、もうひとりのV9の主役であるはずの王さんが、試合のため来れないことが少し嬉しかった。思えば、いまだにユニフォームを着ているのは王さんだけですね。

ここからは私の宣伝です。長嶋さん、王さんも現役選手として登場する私の著書「スポーツ夢対決 男たちの詩」、絶賛ではないけれど発売中です。ひさしぶりにamazonを除いてみたら中身検索がついていました。少し内容も見れるようです。よろしければ見てやってください。では。
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世代最強は羽生か?森内か?

2007-06-01 21:50:25 | Weblog
将棋名人戦第5局は森内俊之名人が郷田真隆九段を下し、対戦成績を3勝2敗としました。これで防衛に王手、それと同時に永世名人まであと1勝までこぎつけました。この状況に羽生善治は何を思うのか。

今からもう10年以上前になるんですね。羽生が前人未到の七冠制覇を達成してから。あの頃の勢いからしてすぐにでも永世名人の座は手に入るものと誰の目にも映りました。しかし現在、名人在位数4期、森内に並ばれています。そして森内は永世名人資格となる5期に王手をかけているのです。

羽生や森内、そして佐藤康光などの年齢の近い気鋭の集団を人は羽生世代と呼びます。その理由は羽生がこの世代の中で圧倒的なタイトル数を獲得してきたことにあります。

しかし7つのタイトルにも序列があります。竜王、名人の大きなタイトルとその他5つのタイトルに分けられるんです。中でも名人は圧倒的な伝統と権威を誇る、棋士ならば誰もが強い憧れを抱くタイトルといえます。

その名人の中でも、在位が5期以上となった永世名人は名人位が実力制となってからは70年間でわずか4人。木村14世、大山15世、中原16世(資格者)、谷川17世(資格者)。ここにいま森内が18世として加わろうとしているのです。

仮に森内が永世名人になれば、これまで羽生世代といわれ続けた黄金集団のバランスが大きく揺らぎます。圧倒的なタイトル数の羽生。永世名人の資格者となった森内。どちらを上に置くかは棋士、ファンそれぞれの考え方によって異なるでしょう。

とにかく王手をかけたとはいえ、まだ戦いは終わっていません。仮に第6戦に郷田が勝ち3勝3敗のタイとなれば、流れは大きく変わります。次局がこの名人戦の、そして羽生と森内の今後の命運を握っているといっても過言ではありません。


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