ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

王位戦第2局・「ひよっこ」に菅野

2017-07-26 15:57:12 | Weblog
王位戦第2局、羽生王位対菅井七段戦は、羽生さんの完敗でした。棋譜を見直してみると、菅井七段の指し手は、コンピューターソフトに酷似しています。日頃どれだけ、その類の研究をしているかが、よく分かります。かつて「盤上に人間味や生き方は反映されない」といった羽生さんの方が、菅井七段に比べると遥かに人間的な将棋でした。個人的にはコンピュータの研究は否定しませんが、やはり最終的にはコンピュータの考えをなぞるのではなく、自分の頭で考えて指す将棋が好きですね。そういう意味でも、藤井君や佐々木君、「谷川2世」と言われて久しい豊島君にはがんばって欲しいです。

朝ドラ「ひよっこ」に菅野美穂が本格的に出演する気配です。当時の大女優役ですが、菅野さんと関りの深い脚本家の岡田さんは、前作「べっぴんさん」の出演が決まっているにもかかわらず、「菅野さんに演じてもらいたい」と駄目もとで、その意向を伝えたそうです。そこまで脚本家に愛される菅野さんは幸せな女優ですね。

主演の有村架純についても少し。彼女も、このドラマの主演を脚本家の岡田さんに熱望されたそうです。特別な美人という訳ではないけれど、表情が愛らしいですね。その辺、波瑠さんと対照的です。
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人生の朝に

2017-07-21 20:45:19 | Weblog
人生の朝に、大切なものをなくしてしまった

僕は運命を呪い

そして慌てた

慌てふためいた

一部だけでも見つからないかと、なくしたものを探し続けた

太陽はあざ笑うように高く上っていく

探している間に、別な大切なものをなくしてしまい

再び僕は運命を呪った

時間がたつにつれ、多くのものを次々なくしてしまう

日は次第に下降していく



光が弱まる中、僕がなくしたものたちを探していると

向かい側から少女が歩いてきた

涼しげな視線は、明らかに朝を見つめていた


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もういいではないか

2017-07-12 18:07:33 | Weblog
この28年半近く

我ながらよくやってきたと思う

もういいのではないかと


今日は病院へ行ってきた

病院へ行くまでの苦しみが14年

通院が14年

よくやったのではないかと


季節は本来

さまざまな顔や体があるのだと思う

春の香り

夏の眩しさ

秋の優しさ

冬の温もり


しかし、この28年の季節は

もう少し待って欲しいという僕の声に対して、耳を貸さずに過ぎ去った百以上の季節たちは

暑いとか寒いとか

辛いとか辛くないとか

苦しいとかだるいとか

そんなものばかりで

彩りは失せてしまった

四季の国に生まれながら、無念です


誰が悪いとか

どこで間違ったとか

この薬を飲めば良くなるとか

これは病気に良くないとか

もういいのではないかと


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あの日のホームランを忘れない

2017-07-07 06:30:56 | Weblog
1985年8月19日

清原は前日に18歳の誕生日を迎えていた

だから、あのホームランは自らへの祝砲でもあったのだろう

僕らはあの日のホームランを忘れない



夏の甲子園、準々決勝

PL学園対高知商業

4対2、PL2点リードで迎えた5回裏

この回の先頭打者の清原が打席に入る

マウンドには中山裕

この大会、屈指の豪腕だった

その中山自慢のストレートを清原は完璧に捉えた

高く響いた金属音

打球は甲子園の空高く舞い上がり、最後まで落ちてくる気配がなかった

レフト上段まで届く特大の本塁打



僕らはあまりにスケールの大きな弾道に

清原の輝ける未来を重ね

自らの輝ける未来を重ね

心が熱くなった

僕らはあの日の清原のホームランを忘れない


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九州北部が大変な記録的な豪雨で、甚大な被害となっています。お見舞い申し上げます。このブログを一度でも見ていただいた方がいると思うと、余計に心配です。この先も予報は良くないようです。被害にあわれた方々が一日も早く、通常の生活に戻れるよう願うしかありません。








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華奢な背中

2017-07-04 07:24:14 | Weblog
秋の深まった午後の公園
木枯らしは愛しい人の髪を揺らしていた

別れる覚悟は決めていた
病気のことを包み隠さず話そう
病名すら分からないけれど

実際には僕は彼女に「体調が悪い」と繰り返すだけで詳しくは話さず
それどころか、さほど苦しくはないという雰囲気さえ漂わせようとした
ただし、「別れよう」とだけはきっぱり言ってしまう
ありのままに話す勇気などなかった
そして彼女を傷つけることを選んだ

彼女の華奢な背中を呆然と見送り
僕はしばらくその場に立ち尽くしていた

少しして、街を彷徨い始めた
当てもなく歩いていると街は暗く沈んだ
またひとつ、僕は終わった
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小池が勝って、藤井が負けた日

2017-07-02 22:04:16 | Weblog
いま、藤井君の敗戦の弁を聞きました。記者の稚拙なインタビューが続いたのですが、嫌な顔をせず、ひとつひとつ丁寧に答えていたのが印象的でした。

佐々木五段は見事な指し回しで、先輩の意地を見せました。佐々木君も奨励会時代から、非常に将来を嘱望されていた棋士ですからね。佐々木五段と藤井四段。どちらが絶対に負けられない戦いだったかといえば、佐々木君の方です。年齢差8歳というのは、谷川九段と羽生世代と同じです。この地点で、佐々木君が力負けするようなことになれば、今後、ひっくり返すのは至難です。佐々木君もインタビューで「ここで負けるようだと」というようなことを話していました。

藤井四段もいまは悔しさで一杯でしょうが、時が経てば、少し安堵する部分も出てくるのではないでしょうか?それくらい今回の藤井フィーバーは過熱しました。今後は、これまでの将棋界の常識を打ち破る、勝率8割棋士を目指してもらいたい。1年、2年単位でなく、10年、20年単位で。将棋はどんなに強い棋士でも、10回に3回は負ける世界ですが、藤井君にはその常識を覆してもらいたいです。そうなれば名人位も竜王位も自然と手に入ります。

少し静かにはなるでしょうが、藤井人気は根強く続くと見ています。彼は将棋が強いだけでなく、人間的にもクレバーで、謙虚で日本人に愛される要素をたくさん持っていますからね。


都議選は小池新党の圧勝に終わりそうです。自民党がこれだけ負けたのは記憶にないですね。小池人気と、安倍総理周辺への都民の不信が重なり、このような大差がついたと思います。

都民ファーストの会は、これから国政でも目玉になるでしょう。この先を読むと、かつて橋下前大阪知事が、国政に議員を送り込んだような形を小池都知事もとると思われます。出来れば100人は擁立したいところです。当然、死に体の民進党などは離党ドミノとなり、小池新党へ参加する議員が続出するのは間違いありません。

対する自民党は、小池陣営の準備が十分でないうちに、衆院解散に打って出たいところですが、今日の結果でそれも難しくなりました。長らく続いた安倍一強の終りの始まりと言えるかもしれません。
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