ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

ヨナ・真央対決の陰の新旧交代

2010-02-26 22:52:45 | Weblog
真央ちゃん、悔しい銀メダルですね。

キムヨナ選手がノーミスの演技でとてつもない高得点をたたき出した時、すでに勝負は決していました。彼女のすぐ後に浅田選手が登場しました。

かつてジャンプの天才・伊藤みどりさんの代名詞でもあった大技トリプルアクセルを見事に2度も成功させました。これは物凄い快挙です。その後疲れからか少しミスもありましたが、たとえ完璧な演技で終えてもキムヨナの得点には届かなかったでしょう。とにかく真央ちゃんは勇敢に戦い抜きました。

このヨナ・真央対決の陰に隠れてはいましたが、時の流れを感じさせる出来事がありました。かつての世界女王の安藤選手は5位でした。その上の4位には何と弱冠16歳のアメリカ代表・長洲未来選手が入りました。

確かに今大会の安藤選手は不運でした。地元カナダのロシェット選手の最大のライバルと目されてしまったためショートプログラムから大きく得点を抑えられてしまいました。

今日のフリーでも安藤選手はすばらしい演技内容だったにもかかわらず、まだ後ろにロシェット選手が控えていたため思うように得点は伸びません。案の定、ロシェット選手は安藤選手を抜き最後の一人を残して3位にはいってきました。その最後の一人が長洲選手でした。

長洲さんは伸び伸びとした素晴しい演技で安藤選手をかわし4位となりました。もちろん、安藤選手の得点が大人の事情で抑えられたことによる番狂わせですが、これも運命、採点競技の宿命です。時代が若い力の後押しをしたのです。

これまでの流れからも日本の代表は20代前半までという25歳の壁があります。次のソチ五輪では浅田さんは23歳。一方の安藤さんは26歳と壁を越えてしまいます。安藤さんが現役を続けてもオリンピックにいける可能性は低いと思われます。

だから彼女はどこかのタイミングでプロスケーターに転向するのではないでしょうか。彼女の演技を見ていると観客の心をつかむ力は素晴しいものがあると思います。そう遠くない将来、プロスケーター・安藤美姫が誕生するかもしれません。

とにもかくにも真央ちゃん、銀メダルおめでとう。そして安藤さん、鈴木さん、入賞、そして何よりも自らが納得する演技ができて本当によかった。
コメント
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