ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

スポーツ盛り合わせ、病状、そしていつしか春へ

2017-03-29 20:55:15 | Weblog
いま、フィギュア女子を見ていたら、三原舞衣選手が転倒してしまいました。残念!いつまでも真央ちゃんばかりを応援してても、時は流れていますからね。新たな選手にも目を向けなければと思っています。ひとりは本田真凛選手。真凛の凛の字はこの字じゃないらしいんですが、ちょっと見つからないんで。彼女は演技に華があります。人気面も含めて、ポスト浅田真央と言えますね。

応援し始めたもうひとりが、三浦舞衣選手です。彼女は難病を乗り越えてというところに惹かれます。女子フィギュアの短い選手寿命の中で半年、練習ができなかったというのは、決して短い期間ではないですよね。しかし、その辛い経験をプラスに変えて頑張ってもらいたいです。
それと、彼女の誕生日が8月22日。僕の好きな女優、菅野美穂、北川景子と同じです。これはもう応援せざるを得ません。

続いて、大相撲。なんと言っても稀勢の里。「痛みに耐えてよくがんばった。感動した」。どこかで聞いた言葉。しかし、これがピタリと当てはまります。けがをした日も、千秋楽も僕はラジオで聴いてたんですが、よくやりました。萩原時代から北の湖の再来と言われた大器。初優勝の時にも書いたと思いますが、モンゴル勢の衰えもあり、今後は着実に優勝を重ねるチャンスです。怪我を完璧に治して、夏場所に臨んでもらいたいところです。

続いて、高校野球。WBCの球数制限の後に見ると、とんでもない投球数に見えますね。しかし、これが良くも悪くも甲子園。この大会あってこそ、日本は世界のトップレベルを保てるといっても過言ではありません。今年は西高東低で、一昔前に戻ったようです。それにしても、引き分け再試合が2試合続くというのは、奇跡です。確率的には天文学的な数字になるでしょう。

WBC決勝の日に病院へ行って、新しい薬を貰いました。少量ですが、壁を感じていたので、少しは希望が持てるかなとは思います。希望や期待はすぐに失望に変わりますが、でもそれがないとやはり、生きていく上でしんどいですね。

この2月で、パニック障害を発症して28年になりました。思えばまだ高校生でした。よくここまで生きてきたなという気持ちと、もうそんなに経ってしまったかという気持ちの両面ですね。何の病気にしてもそうですが、本来は病気を治すことが人生の目的ではなく、目的を成しえるために、病気とうまく付き合っていくというのが、本当のところなんでしょうけど。

これから、桜が咲き、プロ野球が開幕して、いよいよ本格的な春が到来します。そして駆け足で過ぎ去っていくのだと思います。
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WBC、日本敗退。ベンチの不可解

2017-03-22 21:03:14 | Weblog
WBC準決勝、日本対アメリカは1対2で日本が惜敗。自分としては勝利も敗北も想定内なので、結果は仕方ないと割り切っています。ただ、日本の持ち味である守備の堅さにほころびが出たことが負けにつながったのは残念でしたが。

ポイントは1対1の同点で迎えた8回表のアメリカの攻撃。一死二、三塁で松田がボールをはじき、その間に3塁ランナーが生還。これが決勝点となりました。松田選手は責められないですね。誰しもミスはあります。ただ、ここでの日本ベンチの対応には疑問符がつきます。

それほど集中してみていた訳ではないですが、ここは一目で敬遠のケースです。キャッチャーの小林がベンチを見ていたし、球場が騒然としていたので、敬遠と決め込んで見ていました。

しかし、小林君は立ち上がりませんでした。勝負の選択。ここは1点取られるのも、3点取られるのもほとんど同じ。それよりも守りやすくするために、満塁策をとるのが定石です。

しかしベンチは動かず、全身守備だけはとるという、チグハグな采配。塁を埋めなかったため、当然タッチプレーになるので、野手にはプレッシャーがかかります。満塁であの打球なら、松田君も余裕を持ってホームへ投げていたはずです。

まあ、とにかく日本は準決勝敗退。小久保監督は辞任はほぼ確定といえます。WBCの問題点としては大きく2つですね。3月のこの時期に、真剣勝負はきついので、開催時期は考えなければならないでしょう。

あと、もうひとつ。これは日本の問題ですが、何故、指導者としての経験のない小久保氏が監督になれたのか?それは王さんの後ろ盾があったからです。OO派という人間関係で決めるのではなく、勝てる監督を選ぶことを優先しないといけません。
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A LIFE終了、WBC秘策

2017-03-21 21:18:49 | Weblog
ついにA LIFEが終了しました。毎週見ていたんで、少し淋しくなりますね。

このドラマを見終えて思うのは、実質的には、キムタクと浅野忠信のダブル主演だったという事です。それくらい浅野さん演じる壇上壮大のキャラクターが強かった。

キムタク演じる沖田医師と幼馴染み。その頃から文武両道で、沖田が憧れる存在でした。現在も一流の脳外科医であり、また副医院長として、経営手腕も大いに発揮していきます。その一方で、彼には大きな欠落があるんですよね。そのギャップが面白く、魅力的な人物像につながったと思います。

最終回の視聴率が16%。キムタク主演、そして脇の豪華キャストを考慮すれば、やや物足りなさはあるかもしれません。しかし、キムタクドラマとしては、初回14%という異例の低さで始まったことからすれば、内容、視聴率ともに悪い終わり方ではなかったと思います。


いよいよ明日はWBC準決勝アメリカ戦。明日は休みで見れると思ったら、病院か。

まあ、秘策というか勝つためには当たり前のことなのですが、日本投手陣はインハイを攻めろという事です。外国人打者はリーチが長いので、インコースに弱点があるのがひとつ。もうひとつは彼らに気持ちよく、踏み込ませないということです。ボールの怖さを植えつけることで、踏み込みを弱くし、外角を遠く見せる。対角線の攻めですね。

広島が昨シーズンのセリーグのペナントを制したひとつの要因は、内角を厳しく責める黒田投手を若い投手が見習ったことにあります。最近は昔ほど、内角を責めなくなった。こうしたWBCなど国際大会が増え、仲間意識が強くなったことも要因でしょう。

しかし、勝つ野球を追及するには、強打者を抑えるには、どうしても内角高めを攻めることは欠かせません。パワーは相手が上ですから。明日バッテリーにそれができるかどうか。

あとはフォークなど落ちるボール。アメリカはこのボールが特に苦手です。それに人間の視野は左右には広く動きますが、上下には動きにくい構造ですからね。

総合力では日本がいちばん強いとは思います。しかし、何度も言うように、野球は強いチームが勝つスポーツではありません。だから優勝確率4分の1以上あるのは確かですが、それ以上の予想は難しいですね。その意味からも、エキシビション2試合で連敗したことは、いい傾向です。練習試合とはいえ、これがいい意味での厄落としになってくれればと願います。

日本人にとっては野茂の快投が印象深いドジャースタジアムで、菅野君ら、日本投手陣が踏ん張り、筒香、中田を中心に、それぞれが持ち味を生かした、勝負所でのしぶとい打撃に期待します。
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あれから6年が過ぎ

2017-03-14 21:56:23 | Weblog
計画停電の暗闇の中、僕は何を考えていたのだろう

速いのか、遅いのか

あれから6年が過ぎた

今年もまた千切られていく映像が流れている



激しい揺れと津波が家族を引き裂く

「私はもういい」

逃げ遅れ、取り残された年老いた母は

家族に先に逃げるよう促し、死を選んだ



最後まで住民に避難を呼びかけ

命を落とした若い女性もいた



「もう無茶苦茶、あんたもやってみりゃ分かるって」

現場から立ち去った自衛隊員がつぶやいた



メルトダウン

ミリシーベルト

避難所暮らし

仮設住宅

風評被害

震災関連死



3月11日を迎えるたびに、マスコミはこぞってあの震災を報道し

その日を過ぎると波が引いたように、消えていく

波が引いた砂浜に、浮かび上がる置いてきぼりの孤独、苦悩、疲労、怒り、諦め



「俺はドライブが好きだから、時々こっちに出てくるんだけど、車はいたずらされ、罵声を浴びるんだよ。ほら、福島ナンバーだから。福島といっても栃木との県境だから、原発とは随分、離れた場所なんだけどね」

震災から6年後、ある青年はボソッと言った。






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WBC中間評価

2017-03-13 21:26:23 | Weblog
野球が久しぶりに存在感を発揮しています。2017WBCは、いずれも高視聴率で、昨日のオランダ戦は25%を越えたようです。日本チームも1次ラウンドを3連勝で通過。2次ラウンド初戦のオランダ戦も激闘の末、勝利。準決勝進出も8割方、大丈夫だと思います。それにしても昨日のゲームは、選手、ベンチは勿論、見る側にとっても、体力を要する壮絶なゲームでした。

その中でも、活躍が際立ったのは、文句なしに中田翔。昨シーズンの数字は2割5分、25本。今回ばかりは打線の軸は筒香で、勝負強い中田が彼をフォローできればというのが、戦前の想定でした。しかし、フタを開けてみれば、ここまでは完全に中田の独り舞台ですね。

4番打者にもタイプがあり、王・松井の後継は筒香。それに対し中田は明らかに、長嶋・清原の系譜ですね。前者は総合力が高く、心技体のブレが少ないため、長丁場の戦いで、高い数字を残します。

それに対し、後者は短期決戦に強い勝負師で、大舞台、重要な場面になればなるほど、神懸かった打撃を披露します。今回の中田君はまさにそれですね。

今シーズンの中田には2割8分、30本を期待したい。また筒香にはベイスターズを自らのバットで、優勝に導く打撃を期待します。いずれにしても、TN砲というナショナルチームの軸ができたのは喜ばしいことです。

それにしても、どこの国もレベルが上がり、プレーに例えるなら、昨日の菊池の超美技。いっぱいいっぱいの戦いが続くでしょう。ここまで実力が拮抗すると「強い方が勝つのではなく、勝った方が強い」という野球の本質が表われてきます。

例えば、大相撲は大体、優勝は13勝2敗以上でなければできません。つまり勝率8割では優勝に届かない。強い方が勝つ訳です。それに対し、野球は6勝4敗のペースを守れば優勝できるスポーツです。よって、今回のWBCのような戦いになると、運やその時の調子の波が大きく左右します。

ただ、勝率を高める方法はあります。ヒントとなるのは、まもなくセンバツが始まる高校野球、甲子園。それは絶対的なエースの存在。いまの日本にはそれが見当たらない。準決勝で大谷不在の穴が出なければいいが、とは思います。

とにかく、パワーでは外国チームに劣るわけですから、持ち前の全員野球、それとシンキングベースボール、頭脳を含めた野球の質の高さで勝負するしかないですね。
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卒業

2017-03-08 13:59:09 | Weblog
鈍い照明の薄暗い体育館に、春になりたての新しい光が差し込む

紅白の幕と、幾重にも並べられた椅子が、特別な日を物語る

僕らは「大地を愛せよ」などと口ずさむ

本当の意味など分からないままに



惜別と解放が交差する日

だから皆の顔には、涙と笑顔が織り交ざっている

健やかなる時、病める時、喜びの時、悲しみの時

明日から僕らは、別々の場所でそれらを積み重ねていく

頂上たる死に向かって

最後の卒業に向かって



ハーモニーのようなざわめき

包むように降る、白くて柔らかな光

未来を信じる権利があった場所


もはやそこへ戻っても

色あせた校舎のみが残り

未来がくっきりと消されている






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渾身

2017-03-06 00:20:51 | Weblog
肩が痛い

肘も痛い

背中も痛いし、ひざも痛い

あちこち痛い

体が全体に、いや体だけでなく心も痛い


思い切り腕を振れば、体が壊れるかもしれない

いや、僕自身が壊れるかもしれない

壊れたら、チームのお荷物


若くもないから、球団も待ってくれない

引退してもコーチになれそうもない

解説者も無理だろう

社会のお荷物

困ったことに、その素質だけはあるようなのだ

白球の代わりに、人生でも投げるか


塁上にランナーがいるにもかかわらず

僕は大きく振りかぶった

すべての憤りと祈りを、渾身の力でキャッチャーミットへ伝えるのだ

自分史上最高のボールを投げるために
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遥かな光よ

2017-03-01 23:33:30 | Weblog
いま夜を眩しく照らしている星たちの光は

遥か昔に発せられたものだという



あの星はゴッホ、目に鮮やかな光

あの星はモーツアルト、耳に優しく届く光

あの星はダザイ、失格の光



自らが放った、強烈な光に苦しむ者もいる

遥か昔に発した光に

永遠に抜け出せない、どす黒い暗闇の中で



孤独の、悲しみの、苦悩の、怒りの光たちよ

輝きを搾り出せ

未来を焼き尽くすほどに






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今日のニュースから

2017-03-01 21:16:53 | Weblog
朝、ワイドショーを見ていると、小金井ストーカー事件の裁判員裁判で、被告に対し、懲役14年6ヶ月の判決が下ったことを伝えていました。こないだブログで取り上げた事件だけに興味深く見ていました。

キャスターやコメンテーターは一様に「量刑が軽すぎる」と発言していたが、僕は求刑17年、懲役14年半というのは、予想より重いものを出してくれたと感じました。理由は奇跡的に富田真由さんの命が助かり、犯人はあくまで殺人ではなく、殺人未遂として裁かれるからでした。

しかし、検察も裁判員もきわめて殺人に近いことを考慮し、また社会に与えた影響の大きさも鑑みた、精一杯の判断だったと思います。富田さんが「短すぎる」と感じるのは当然のことであり、また被告は何の反省もしていないことも誰の目から見ても明らかなのですが、この事件に限らず、一人の女性を数十回にわたって殺傷した人間が、反省している訳がありません。この事件は注目度が高かったため、人々の目に留まっただけで、これまでの他のストーカー事件の加害者も、おおよそ岩崎被告と同じような態度なのだと想像します。

こないだのブログで、「被害者に出所後の岩崎被告の居場所を教えるべき」と記しましたが、少し補足しておきます。この自分の意見にも課題があり、今回のような事件が何件、何十件と繰り返されていくうちに、被害者の家族などが加害者に復讐する可能性は否定できません。新たな事件を生まないために、そこの部分はよく考慮した上で、GPS監視導入を目指すべきでしょう。


もうひとつのニュース。
ネットで堀北真希引退を知りました。僕も好きな女優の一人で、ブログにも何度かは書いてきたと思うので、触れておきます。

なんとなく、彼女はそうした方向性なのではないかとは思っていましたが、きっぱりと区切りをつけた堀北さん。潔い決断ではないでしょうか。お疲れ様でした。しっかりとした型を持った女優でした。イチロー型か王貞治型といえば、後者のタイプでしたね。役者としてはカメレオンタイプではない。だから見方によると、つまらないかもしれないけど、その代わり、演技には安定感はありました。今回の決断にもそれが表われていたのかもしれません。芯の強さを感じます。男性ファンが多い女優さんでしたね。今後、山口百恵のように伝説になる可能性はあると思います。

「三丁目の夕日」「電車男」などで堀北さんを見た時、高い将来性を感じさせました。清純派、正統派女優という言葉が堀北さんにはよく似合いました。同い年のライバル的な立場だった新垣結衣が、昨年のドラマで脚光を浴びましたが、二人の物語もここに終焉しました。
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