ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

超短編集(4)  天国案内人(終)

2021-04-24 23:25:01 | Weblog

「久保田正弘さん71歳、間違いありませんね」
「はい、確かに間違いありません。ここはどこですか?」
正弘は白いドレス姿のシロツメクサの花冠をした若い女性に尋ねた。
「天国への通り道です、このまま真っ直ぐ行けば天国です」
「ああ、では私は死んだんですね」
「はい。お亡くなりになられました」
「そうですか。女房に先立たれて・・・」
正弘の言葉が途切れた。そして案内する女性の顔を凝視する。

「どうされました?」
「どうされましたって、美希お前・・・」
「美希さんとはどなたですか?」
案内人の普段の穏やかな口調は変わらない
「行方不明になった私の娘です。もう10年以上前ですが」
「その女性が私とそっくりということですか?」
「最後に見た美希と何もかも変わらない。顔も、体型も、声も」
「しかし、10年以上前の話ですよね。それでしたら、多少は外見も変わっている可能性がありますね」
「そう言われれば、その通りなんですが」
正弘は困惑した顔をして言った。

「私はこれまでここを通られたすべての方を覚えていますが、久保田美紀さんという若い女性は通られませんでした。亡くなったすべての方が天国に行ける訳ではありませんが、お嬢さんはまだ生きていらっしゃると思います」
「そうですか」
正弘は懐かしい満面の笑みを浮かべた。
「それでも最後にあなたに会えてよかった。娘と瓜二つのあなたに」
「こちらこそ喜んでいただいて幸いです」
彼女は穏やかに微笑んだ。

「こちらをまっすぐ進めば天国です」
案内人の丁寧な口調に従い、正弘は天国へと歩を進める。一度振り返ったが、女性は後ろを向いていて顔を見ることはできなかった。シロツメクサが小さく震えていた。





 

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超短編集(4) 天国案内人(後)

2021-04-24 22:33:39 | Weblog

美希は出来すぎた娘だった。正弘はそれに甘えていたのかもしれない。今更ながら、もっと娘の心情を理解すべきだったと後悔した。しかし、それよりも何よりも早く戻ってきてほしい。それが無理なら無事であることを知らせてほしい。正弘の偽らざる思いだった。しかし5年、10年待っても美希は戻らなかった。そのうちに正弘は重い病を患い、病室の白い天井を眺める日々が続いた。窓の外には彼を慰めるような緩やかな雨が降っていた。

「児玉たき子さん、91歳。間違いありませんね」
「ああ。そうですけど。どうかしました?」
「天国行きが決まりました。今、歩いてきた方向をそのまま真っ直ぐ進んでください。すぐに天国に入れます」
「は、何?」
老婆は孫のような若い女性に耳を近づける。

「天国に行けますよ」
案内人の女性は少し声のトーンを上げた。
「天国?」
「はい、このまま真っ直ぐ進めば天国です」
「はあ、そう。やっと死ねましたか?」
「はい。亡くなられました」
「8年前に主人が死んでからは、私も早く死にたくて死にたくて」
「そうだったんですね。もうすぐご主人に会えますよ」
案内人は老婆をいたわるように穏やかな口調だ。老婆は心なしか足取りを軽くして天国へ向かった。

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超短編集(4) 天国案内人(中)

2021-04-24 17:51:18 | 短編

時が止まったように取り残された一軒家で、久保田正弘は待ち続けていた。3年前に突然、姿を消した娘の帰りを。妻に先立たれ、大学に通う娘の美希と二人暮らしだった。帰りが遅くなる日には必ず連絡をよこした。

午後10時、11時、12時。帰ってこないのはともかく、連絡がないのが気がかりだった。最初のうちは正弘も、美希だって二十歳を過ぎた大人。遊びたい盛りだ。メールだって面倒な時もあると言い聞かせていたが、次第に良からぬ想像ばかりが浮かぶようになった。メールを送っても返してこない。電話もつながらない。正弘は自宅から出た。美希が帰ってくるであろう道をたどっていく。いつの間にか最寄り駅まで来ていた。時計に目をやると午前1時を大きく回っていた。

正弘は自宅で眠れない夜を過ごした。警察に連絡しようと何度も考えた。しかし、小学生や中学生ではない。美希は大学生だ。一晩帰らないぐらいで警察というのも気が引けた。勤務先の市役所に欠勤の連絡をし、警察に電話したのは、結局、昼前になっていた。

失踪者の数は年間約8万人。その膨大な数を考えれば、治安のいい日本で凶悪犯罪に巻き込まれた可能性はそれほど高くはないはずだ。警察も全力を尽くしているだろう。正弘は美希と仲のいいと思われる友人に連絡を取り、彼女が姿を消した日の行動を調べた。どうやらこの日、美希は大学を午前中で早退している。「少し体調が悪い」と話していたが、それほど深刻ではなさそうだったことも、複数の友人からの証言を得た。正弘は少しだけ安堵した。深夜に友人と別れた帰り道、何者かに襲われたのではないかという不安は解消されたのだ。何か父親である正弘に不満があったのかと胸に手を当ててみる。思い当たる事はないのだが、遅れてきた反抗期かもしれない。

正弘の妻、貴子は美希が中学生の時に病死した。まだ40代だった。勿論、正弘の落胆は大きかったが、それと同時に一人娘の美希が心配だった。結婚してからなかなか子供ができず、諦めかけていた時にようやく授かったのが美希だった。故に客観的にみれば、正弘も貴子も一人娘を溺愛していたのかもしれない。貴子が病死した時、美希は涙を流していた。

しばらくは落ち込んでいるように見えたが、少しずつ以前の彼女に戻っていき、掃除や洗濯、それに多少の料理。死んだ母親の代わりをこなそうとしていた。

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超短編集(4) 天国案内人(前) 

2021-04-24 13:15:50 | 短編
白髪頭の男性が、ゆっくりとした足取りで俯き加減で歩いてくる。しばらくして男性の足が止まり、顔を上げた。目の前には白のドレス姿の美しい女性。頭にシロツメクサの花冠を被っている。

「堀田耕作さん、67歳。間違いありませんね」
「はい。そうです。間違いありません」
「天国行きが決まりました。今、歩いてきた方向をそのまま真っ直ぐ進んでください。すぐに天国に入れます」

耕作は辺りを見回した。全体的に白く霧のようなものに包まれている。
「いや、ちょっと待ってください。私は死んだんですか?」
「はい。亡くなりました」
「入院していた記憶はないんですが」
「心筋梗塞だったようです」
「そうですか」
「はい」
「しかし、何とかならないもんですかね?」
耕作は少し、案内人の方を見て俯いた。
「といいますと」
案内人は怪訝な表情を浮かべた。
「ここを真っ直ぐ進めば天国という事は、引き返せば、元の世界に戻れるんですかね」
「つまり、生き返りたいと」
「まあ、そういう事なんですが」
「もっと生きたかったですか?」
案内人の口調は常に穏やかだ。
「ええ。こないだ、長男に二人目の孫が生まれたんです。初めての男の子で」
「会えたのですか?」
「はい。会えましたが、何せまだ生後3か月で、成長を楽しみにしているんです」
「結論から申しますと、残念ながら地上に戻ることはできません」
案内人の色白の顔は愁いを帯びていた。

「なぜダメなんでしょう?」
耕作は少し語気を強めた。
「あなたはすでに亡くなったのです」
「もし、引き返したらどうなるんです?」
「何も起こりません」
「というと?」
「見えない壁があり、そこから先へは進めないんです」
「そんなことはないはずだ」
耕作は独り言のように呟き、歩いてきた道を引き返していった。

30分ほど経っただろうか、耕作は戻ってきた。
「あなた、立ちっぱなしで疲れない?」
「いえ、大丈夫ですよ」
「どうしても戻れません。あなたの言う通りだ」
「はい。残念ながら戻ることはできません」

案内人の女性は待たされた疲れも見せず、穏やかな笑みを浮かべていた。耕作はその女神のような顔をじっと見ていた。そしてしばらく考え込んだ末「わかりました」と案内人が示した天国への方向にしっかりとした足取りで歩いて行った。
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超短編集(3) 君はどんな春を迎えるだろう

2021-04-24 10:43:26 | 短編

初めて彼女に会った時、有人は、彼女を直視できなかった。肌は目立って白く、黒目がちな瞳、長い睫毛、長い黒髪が、彼女の色白の顔をさらに引き立てているようだった。
「世の中にこんなにも美しい人がいるのか」
有人の偽らざる感想だった。
「佐藤君、この子に仕事教えてあげて」
年配社員の横で井川杏は僕に軽く会釈した。
 
3か月が過ぎた。杏はとっくに有人の職場を辞め、現在コンビニで働いている。有人は映画館の中にいる。隣には杏の横顔がある。職場で杏に連絡先を教えたらしく、杏が仕事を辞めてから一週間ほど後、メールに杏から「今度会おうよ」とのメッセージが入っていた。二人きりで会うのは今日が5度目だ。有人は、そろそろ杏と会うのはやめようと思案していた。
 
有人は映画館のような場所が苦手だ。パニック障害という病気なのだ。大学も中退した。この館内は大学の大教室に似ている。この日に備えて、不安を抑える頓服薬を飲んできたものの、効果のほどはよくわからない。とにかく有人は地獄と天国が同居している状態にあった。
 
ほとんど俯いていたが、映画が終わりに差し掛かる頃、杏の顔を力ない目で見た。涙ぐんでいた。映画に集中し、自分の様子に関心がないことに有人は安堵した。
 
二人は映画館を出て、近くの喫茶店に入っていた。木枯らしが枝を揺らし、辛うじてしがみついた葉々が風に揺れながら舞っていく。
「つまらなかった?」
「うん。どうも洋画は苦手だね。しかも恋愛ものだし。アクションものならともかく」
「せっかくいい作品なのに、もったいない」

杏は少々、不満げな言葉を並べたが、それ以上に自身の感動、興奮が勝っているようた。

 

杏はよく家族の話をする。両親と、すでに結婚した姉と兄の5人家族。杏の柔和な顔を見れば、彼女が皆に可愛がられて、育ったことはおおよそ想像できる。そしてこの日も話し出した。

「子供のころ、柴犬を飼っていてね。それがすごく私になついてて。でもある日、突然、死んでしまったの。8年生きたのかな。その日は家族全員で泣いたんだ」

有人はその話を聞き、杏とはもう会わない決断を下した。彼女のどこにも自分の入る余地はないと感じた。

 

「また今度、メールする」

杏は笑顔だった。何よりも美しい笑顔が夕日に照らされながら、有人に哀しく焼き付いた。

「わかった。じゃあ、また」

さよなら、杏。


杏は背を向け、歩き出した。有人も逆方向へ歩き出した。彼は途中で振り返り、間に入ってくる人々を縫うように杏の後姿を見ていた。5階建てのビルを彼女が左へ曲がるまで。
 
有人は、桜並木を知らない若い男と肩を並べて歩く杏の笑顔を想像した。
「君はどんな春を迎えるのだろう。その頃には僕はとうに忘れられているだろう。僕は春を過ぎても忘れない。ずっと忘れない。一瞬でも愛し、また愛してくれた人だから。杏、どうか良き春を。良き人生を」
 
 
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超短編集(2) 女性銀行員

2021-04-23 10:34:07 | 短編
北野奈美は銀行員だ。主に窓口業務や事務処理などを担当している。現在A銀行では大幅に定額預金の高金利キャンペーンを行っている。ここ数日、奈美は客の苦情処理に没頭しているのだ。

A銀行に預金している客に高金利キャンペーンを大々的に宣伝した。しかし、今の世の中、うまい話は転がっている訳もなく、注意書きとして「普通預金から定額預金への移行は対象外」と記してあった。要するに、自宅に溜め込んでいる金、理想的なのは他行に預けている金をA銀行へ移してくれる事なのだ。

「定期に移せば、高金利になるんじゃなかったの?話が違うじゃないか」
年配男性は興奮気味だ。
「案内に、これまで預けているお金を定期に移し変えるのは、無効と書かれていたはずです」
入行して7年になる奈美は、涼しく答える。それでも、何人もの相手を繰り返していくうちに疲れは蓄積される。

奈美は銀行を退社して駅へ向かう。二人の女子高生とすれ違う。彼女らは笑いながら話していた。どう見えているのだろう、あの子達に私は。彼女たちの年代から、いくつかの恋は経験してきた。特に2年前に別れた歯科医とは結婚を意識していた。しかし、最初は優しかった彼も、付き合って1年を過ぎたあたりから、一緒にいても楽しそうでなくなり、やがて不機嫌になった。つられて私も、不満をぶちまけ喧嘩になった。私は修復のための喧嘩のつもりだったが、彼は別れたかったようだ。

29歳。30を目前に控え、孤独を感じるようになった。男勝りに仕事に集中しても、自宅に帰ると、淋しさが浮かび上がってくる。日に日に若さが、女性らしさが薄皮をはがすように、削り取られていくような気がする。これからまだ恋は出来るのだろうか?結婚は?子供は?

仕事の後、同僚と食事した帰り、すでに午後11時を過ぎていた。駅から自宅まで10分もない。しかし、光が消えた街を歩くのは少し怖い。ヒールの音が自分をますます弱くする。後ろから誰かが歩いてくる。少し振り向いたら体格の良い男性だった。男性も気を使ったのか、足を速めて奈美を抜いた。自宅に辿り着き、安堵した瞬間、皮肉にも自分が女性である事を体の奥底から感じた。
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超短編集(1) 父と娘

2021-04-22 16:07:38 | 短編
永田宏は一流企業の商社で課長職にある。仕事帰り、行きつけの居酒屋に寄り「そろそろ俺も子会社に出向じゃないかな」と店のママに不安とも愚痴ともつかぬ言葉を残し、店を後にした。思えば海外勤務を終え、本社に戻され、数年で課長に昇進して以来、10年以上がたつ。すでに50を過ぎた。

自宅に着いたのは午後11時半過ぎ。妻の幸代が玄関まで迎えに来る。冷蔵庫から缶ビールを取り出し、食卓のテーブルに彩られている料理に箸をつける。

「香菜はどうした?」

「まだ戻ってないわ」

「連絡は?」

幸代は首を横に振った。

「全く、しょうがない奴だ。ここのところ毎日じゃないか」

「まあ、遊びたい盛りだから」

「まだあいつは未成年だぞ」

「大学に入って、付き合いも広がったのよ。あまり怒らないでね」

「さあな。それは向こうの出方次第だ」

12時過ぎ、チャイムが鳴り、幸代は玄関に向かった。しばらくして香菜がリビングに姿を現し、宏に「ただいま」の一言を残し、自室へと立ち去ろうとした。

「おい、香菜。ちょっと待て」

「何よ?」

「何かあるだろ、言うべきことが」

「だから、ただいまでしょ」

「その後だよ。すいません、遅くなりましただろ。大学生にもなって、そんなことも分からないのか」

宏の口調は、知らず知らずに強まっていた。香菜は少し宏を睨むようにして無言で立ち去った。

「あれじゃ、ろくな男に引っかからないな」

宏は幸代に捨て台詞を吐いた。

その夜、宏はなかなか寝付けなかった。10代半ばに人並みの反抗期はあった。しかし高校に進学した頃には、元の仲の良い父娘の関係に戻っていたはずだ。それが大学に入学したあたりから少しずつ、様相が変わってきた。女の子は難しい。宏の本音だった。

朝方、少し寝て6時過ぎに自宅を出て、いつもと変わらぬ時間帯の電車に乗る。座席に深く腰掛け、何駅か過ぎた。隣に若い女性が座る。香菜と同年代に見える。OLではなさそうだ。女子大生だろうか。女性は早速、スマホをいじりだす。10分ほどでそれをしまい、しばらくして彼女の動きが止まった。宏は普段どおり、背筋を伸ばし、前を見ていた。突然、左肩に柔らかな重みと、羽のような感触にはっとした。左肩に目をやると、彼女が宏の肩で眠っている。睫毛をわずかに震わせながら。朝日が差し込み、彼女の髪を輝かせた。シャンプーの香りがした。

宏は目を閉じた。香菜を初めて抱いた時、風呂に入れた時、自転車が乗れるようになった時の笑顔。香菜の成長を辿っていた。このまま駅が消えてしまえばいい。永遠にこの電車が止まらなければいい。宏は願った。

 

 
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光を求めて

2021-04-20 10:43:13 | 

春の日射しが眩しいこの頃

僕は相変わらず闇に住む

絶望のシートに覆われながら

何処かに光がこぼれていないかと淡く期待

 

そうだ

僕の生きる意義は光を発見することだ

それがどれだけ小さく、儚いものであっても

自分だけの宗教に従い

自分だけの修行を積み

自分だけの雨に打たれ

光の現れる日を待つ

命果てるまで待つ

 

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池江璃花子、大谷翔平

2021-04-09 10:47:45 | スポーツ

水泳の池江璃花子選手、見事な復活劇でした。100mバタフライ、100m自由型で優勝。リレーメンバーとして東京五輪代表に選ばれました。

やはり池江選手は泳ぎの天才ですね。体がもとに戻っていないのは明らかにも関わらず、技術的にずば抜けているのでしょう。

今から2年程前、彼女が白血病だと耳にした時、命だけはとりとめて欲しいと思いました。そして出来ればプールに帰ってきて欲しい。その上にアスリートとして。そしてパリ五輪。最高でもこの辺りまでしか私は考えてませんでした。池江選手はそれらをはるかに飛び越えていきました。水の神様は彼女を見捨てなかった。池江選手、おめでとう。

 

メジャーリーグは開幕早々、大谷劇場です。投げては100マイル連発。打っては特大ホームラン。あの世界一の才能が帰ってきました。大谷選手の能力からすれば、投手で10勝、打者でホームラン40本も可能だと思いますが、やはり、積み重なる疲労を考えると、5勝、30本で大したものです。大谷選手にはそうした予測を軽々と超えていって欲しいものです。

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