ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

カズのゴール、太田光の発言

2011-03-29 22:59:53 | Weblog
サッカーのチャリティーマッチ、日本代表対Jリーグ選抜は2対1で日本代表がJリーグ選抜を下しました。しかし、この試合のハイライトは後半37分、闘莉王のパスから途中出場の三浦和良がゴールを決めた場面だと思います。全盛期のスピードやスタミナはなくても、ここ一番での集中力、技術はいまだ健在であることを示しました。そしてカズダンス。大舞台での勝負強さはさすがスーパースターですね。改めてスポーツの力を再認識させられました。

そこで紆余曲折の末、セ・パ同時開幕に決まったプロ野球なのですが、爆笑問題の太田光が日曜のラジオで意外とも取れる発言をしていました。「個人的にはナベツネは好きではないけれど、この件に関してはあの人の気持ちが理解できるような気がする。あの人は戦後の復興からずっと見てきている訳だし、野球の力を信じたかったんじゃないかな」。大体、こんな趣旨でした。

僕は意見は違いますが、なるほどそういう考え方もあるんだなとも思いました。太田さんの意見が正しいかはともかく、彼の想像力はやはり独特なものがありますね。テレビと比べれば影響力の低いラジオとはいえ、この状況下で好きでもないナベツネさんを擁護してみせる太田光の度胸は凄いです。誰もいえないことを言う。賛否両論あるとはいえ、これこそ太田さんの真骨頂でしょう。

ただ、やはりナベツネさん、および巨人上層部の考えには無理がありました。まず東京ドームで使う電力量。6000世帯分あるといわれています。おのおのの会社や家庭が節電に協力している中で、眩しいほどのカクテル光線を放つことは社会に逆行しています。それにかつては全国に2000万、あるいは3000万存在するいわれた巨人ファンも大幅に減少しました。東北の方ももともとは巨人ファンが多い土地柄でしょうが、最近は楽天が仙台を本拠地にしていることもあり、そちらに関心が移っているのが現実でしょう。

そうした事を踏まえて、娯楽が多様化した今、終戦当時のように野球が被災者の方にどこまで勇気を与えられるかは疑問です。国民の多数の反対を押し切ってまでセリーグが早期開幕することを避けたのは良かったと思います。しかし、今日のチャリティーマッチや高校野球で心を躍らせている人々が多くいることも間違いありません。プロ野球、特にセリーグは深い傷を負いましたが、選手たちの全力のプレーを一つ一つ積み重ねていけば「野球も捨てたもんじゃないな」という声もあちらこちらで聞かれるようになるのではないでしょうか。

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金八好視聴率、スピッツの草野さん倒れる

2011-03-28 22:49:42 | Weblog
昨日放送された3年B組金八先生ファイナルが平均視聴率19.7%を記録しました。4時間超の長時間の放送での高視聴率は金八人気の根強さを改めて認識させられます。

僕は八時過ぎから見たのですが、加藤優役の直江喜一さんが味のある演技をしていました。弱気になる老いた坂本金八を「俺の知ってる金八先生は何があっても生徒を見捨てないんだ」と柔和な表情で語りつつ、激励するシーンは良かったです。

最後の体育館での金八の卒業式は演技ではなかったようにも見えました。金八も多くの生徒たちも演技ということを忘れているようで楽しさが伝わってきました。

願わくばここから巣立ち、スーパーアイドルへと駆け上がった代表格の田原俊彦、上戸彩にも出演してほしかったですけど、トシちゃんは大人の事情、上戸さんは役柄上難しかったのでしょう。回想シーンでは沖田浩之さんの顔も見れ、懐かしかったです。


スピッツのボーカル、草野マサムネさんが大震災や原発事故などによるストレスで倒れてしまいました。3週間ほどの療養が必要なようです。あれほど繊細な詞を書ける人はなかなかいないと思います。しかしその繊細さが今回の件では悪いほうに作用してしまったようです。

避難所などで生活している方々も年齢も体力も性格もそれぞれ違いますから、一人ひとり苦しみは違うかと思われます。そろそろ気力だけではカバーしきれない時期に来ているのではないでしょうか。明日あたりから少し暖かくなるのがわずかな救いではあるかもしれませんが。

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金八先生、目の前で奇跡を見た

2011-03-24 22:55:35 | Weblog
TBSで金八先生の同窓会スペシャルが放送されていました。やっぱり懐かしいなぁ。個人的には第2シリーズが最高傑作だったと思います。あの時の加藤優役の直江喜一、金八先生役の武田鉄矢の演技は神がかっていましたね。今では武田さんは定年、直江さんもすっかり貫禄たっぷりのおじさんになり、加藤とともにもう一人の中心的な存在だった沖田浩之さんはこの世にいません。時は流れました。

第4シリーズで目立っていたのは小峰麗奈です。しっかりした演技をする子だなあと注目していました。第4シリーズが終わったのが、1996年3月。そして4月からイグアナの娘に出演しました。半分は彼女目当てにチャンネルを合わせたのですが、いつしか主演の菅野美穂の演技に引き込まれていました。小峰さんの存在がなければ僕は菅野ファンになっていたか分かりません。

第6シリーズは何といっても上戸彩。性同一性障害という難しい役柄を見事に演じていました。久しぶりに当時の映像を見たけれど、初々しく輝いていました。

今度の日曜日のスペシャルドラマも楽しみです。


今日の夕方に差し掛かったあたりでしょうか。40代ぐらいの女性が僕の店を訪れ、500円程度の買い物をしました。レジでのやり取りも終わろうとしていたその時です。女性が携帯を取り出し、誰かと会話しています。そんなに珍しくない光景なので、気にも留めませんでした。

会話を終えた後、女性は涙声になっていました。「福島で連絡が取れなくなっていたんですけど今、無事だと連絡がありました」。話によるとどうやら3月11日の大地震以来、音信不通の大学生のお子さんが電話をかけてきたようでした。店を出た時、女性がこらえていた涙が溢れ出している姿を僕は見ていました。奇跡って確かに存在するんですね。

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久米宏の正体

2011-03-19 22:30:37 | Weblog
今日の午後1時からラジオで「久米宏 ラジオなんですけど」を聞きました。先週に引き続き、今日も大震災関連の特別編成で放送していました。

「いまでも2時46分が近づくと心臓がどきどきする」という言葉が印象的でした。とはいえ、普段の明るく、歯切れのいい久米節も健在でした。

2時からのゲストは池上彰さん。久米さんが、「番組(降板)のことで大変な時期に来てもらえるとは思いませんでした」と言うと池上さんは「この世界から消える前に1度、(久米さんに)会ってみたかったんです」との事。さらに池上さんは「去年の3バブルはマツコ、戦場カメラマン、池上彰(笑)」と話し、暗に自分の人気は長く続かないことを予知しているようでした。

久米さんは池上さんが解説していた「週間子供ニュースだけは見ておけ」と番組スタッフに話していたそうです。そのことは池上さんも知っていて、「自分たちのセットが2週間後にニュースステーションに出てきました。出来はNステのが豪華でしたけど」と話していました。

番組は滞りなく終わりました。驚いたのは帰宅後です。インターネットのニュースに「久米宏が2億円寄付」とありました。もちろん、東日本大地震に対してです。2億円という額にも驚きましたし、久米さんが全くそのことについてラジオで触れもしなかったからなおさらです。おそらく「久米さん凄い」的なメールやファクスは多数届いていたはずです。そういったものはすべてシャットアウトしたのでしょう。

「ザ・ベストテン」「ニュースステーション」。久米さんが司会者として天才だということは昔から分かっていましたが、人間的にはどこかつかみにくい面もありました。しかしその正体は今日、はっきりしました。ナルシスト。同じく多額の寄付をしたイチローにも言える事ですが内面的なナルシストですね。人としての誇りが高く、彼一流の美学があるのでしょう。久米さんは現在の仕事は実質的に、このラジオ1本だけだと思います。いかに久米さんとはいえ、このご時勢、ラジオでのギャラはタカが知れています。年収もそれほどではないはずです。その上での2億円の意味は大きいですね。

その反面、関東から避難する人々で名古屋や大阪、福岡のホテルはにぎわっているそうです。久米さんとは真逆の人々です。色々な生き方、生き様があるものです。



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