ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

平成から令和へ 持ち越された課題

2019-05-03 08:12:53 | Weblog
令和元年となってはや3日目。元号が変わりすべてがリセットできればいいけれど、なかなかそうはいきません。改元ということでまずは皇室から。

時事通信の世論調査で女性天皇を容認がほぼ8割という結果だったそうです。僕も多数派ですね。男性でなければならないという決まりは明治時代に決めたことですから、皇室の長い歴史を考えれば、つい最近と考えてもいいでしょう。よって男系という伝統はそのまま残して女性天皇を認めるようにすれば、ある程度の保守層までは受け入れられるのではないでしょうか。皇室典範を改正して男系であれば、男子でも女子でも構わないという形にした方が現実的です。悠仁さまが生まれてからこの議論は止まってしまいましたが、相変わらず男性皇族が少ないことは変わりないので女性宮家の創設も含めて話し合うべきでしょう。

平成から令和にかけて、国民、特にネットでの怒りが収まらないのは飯塚幸三元院長が母子を車で撥ね、死なせてしまった事故の行方です。僕はこの事故が起こる前から、高齢者に免許を与えることは否定的でしたが、上級国民のことまでは考えていませんでした。大体、上級国民という言葉がこれだけネットの真ん中に出現したのはあまり記憶にありません。

個人的には上級国民だから逮捕されないということではないと思っています。87歳という高齢を考え警察も慎重に捜査を進めているのでしょう。今後、飯塚氏の回復を待ち逮捕されると見ています。ただし過去の判例を見る限り、実刑にはならないのではないでしょうか。執行猶予付きの判決が予想されます。僕は上級下級問わず、懲役の長さは別にして実刑にすべきだと考えます。いかに飯塚氏のこれまでの経歴が立派であっても今回の事件ですべて台無しになったといっていいでしょう。それだけ2人の命を奪ったという事実はあまりにも重いと言わざるを得ません。人生の締めくくりの時期にこうした大事故を起こして本人だって不本意なはずだと思うのですが。それにしても一般国民の富裕層への怒りがこれほどまでに拡大しているとは。政府は格差縮小に向けてさらに努力しなければなりません。

令和への改元で盛り上がることは悪くないと思います。あまりいいニュースがないですからね。しかし多くの人が漠然と思っている東京オリンピックという夕日が沈んだらあとは暗闇しかないという日本の未来を、何とか歯止めをかけられるよう短期的な課題から少子高齢化のような長期的な課題まで、ある程度大胆な改革でスピードアップする事も視野に入れる必要があるのではないでしょうか。

コメント
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