ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

菅野の試練

2007-04-13 23:20:30 | Weblog
菅野美穂主演の「私たちの教科書」が始まりました。菅野は敏腕の女弁護士を演じています。

「若手実力派」「演技派」。これまで菅野はこのように形容されてきました。ファンとしては嬉しかったし、私もそのように思っていました。しかし、ふと思うんです。彼女はホームランバッターではないのだろうかと。彼女の本塁打を目撃した人が、「素晴らしい」「演技が上手い」と感じるのではないでしょうか。

私も今から10年以上も前になりますが、「イグアナの娘」で美しい弧を描いた菅野のアーチを見てからすっかりファンになりました。「恋の奇跡」では爆音とともに弾丸ライナーがスタンドに突き刺さりました。それを目撃した人々が「彼女は凄い」と絶賛しました。

そして今回の「教科書」。彼女は果たしてホームランを打てるのか?私は決して簡単ではないと思います。今回の役柄は彼女のツボではありません。まず眼鏡をかけていることにより彼女得意の目の演技が封じられてしまいます。それに言葉の抑揚も冷徹な弁護士役ですから使いにくいでしょう。絵に描いた弁護士像というのは、眼鏡をかけている格好いい大人。彼女の顔や声質はまだ幼さを残しており、この役に向いているとは思えないのです。

しかし、それでも何とかするのが菅野美穂だと思います。回を重ねるごとに役柄が板につき、はまり役にしてくれることを期待しています。
コメント
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