TBSで、クルマ社会の現状を扱うドキュメンタリー風の番組をやってて、面白くて見入ってしまった。
でも、そのまま見入ってたら次に始まった久米ひろしの「テレビってヤツは」っていう番組のほうが面白かった。
田母神のオッサンとか出てた。この人、表現が過激だけど、考えさせられる事言うよな。と思う。
で、クルマだが、
最近、クルマ売れないニュースと
「若者のクルマ離れ」が同列で扱われる。
原因は似たところにあるかも知れないけど、全然別物として考えるべきだと思う。
若者がクルマを所有するとしたって、大抵は中古で買うわけで、
新車購入者に占める20代の割合なんてのは、いつの時代も基本的には低いだろう。(上下はするだろうけど)
売れない原因は、30代~50代・60代の年代が買わないのが大きいはずだろ。
番組でも「伝説の自動車セールス」みたい人が出てきて、
「昔は納車のときに赤飯炊いてよろこんでくれました」的な、
「もう、オマエそれいつの時代の話だよ~」ってノーパンチのツッコミが聞こえてきそうな話が出てた。
きっとそれって、カー、クーラー、カラーテレビの3Cが「新・三種の神器」だった頃の、60年代から70年代にかけての話でしょ・・・
でも、その頃って日本全体で見れば新車の売上げ台数は今より低かったはずで、
ただし伸び率が右肩上がりだったから、営業所の数や営業マンの数がおいつかなくて、
それで、1人あたりとか1店舗あたりの販売台数がハンパなく伸びたんじゃないだろうか。
テレビに出てた「伝説の営業マン」はスゴイのかも知れないけど、マクロで見たらそんなもんだろう。全体は。
クルマの売上げが減少していることを考えるとき、
90年代後半に比べて3割くらい落ちている点についてが、もっとも着目すべき点だと思う。
90年代後半は、景気は今と同じようにどん底だったし、インターネットや携帯電話の普及が進んだ時代。基本料金は今より高かったはずだ。
クルマは既に普及しきっていた。
にも関わらず、バブル崩壊後90年代後半になっても尚、エルグランドとかMPVとかオデッセイが売れ続けた。
そこが一番難しいところだと思う。
確かに、90年代初頭と違って90年代後半になるとハイソカーやクーペは売れなくなって、実用的なRV車にシフトした。小型ワゴンも増えただろう。
そのあたりに、時代背景は見てとれるけど、
でも、絶対数としての販売台数の違い。
この説明、どうしてくれる?
このあたりが自動車業界、さらには景気そのもののカギになるのでは?
って、勝手に妄想している。
ところで、その次の番組で元幕僚長のオッサンは、
「自衛隊に不祥事が多いのはなぜ?」
との問いに
「そのような考え方が、自衛隊はハメられてると思う。世の中の平均は1000人あたり20人、航空自衛隊では1000人あたり2人ないし1.7人程度だ。」
と言っていた。
前半は過激だけど、言っていることは正しい。
もちろん、1000人中2人の該当自衛官は、クソッタレな奴(である可能性が高い)だろうけど、
その2人だけを見て、「多い」という捉え方は間違ってるし危険だ。
警察官や教育関係者、政治家の不祥事、いじめ、自殺、子供への暴力、恋人への暴力。
そういうものが横行する現代ニッポンは病んでいる!
っていう話をよく聞いて、なんだか寂しい気持ちになってしまうけど、
こういった問題は90年代にも80年代にも既に存在していたけれど、明るみに出ることが少なかっただけだ。
隠されていたのか、隠さずとも世間が関心を持たなかっただけか、それは知らないけど。
クルマの話にもどると。
大型で燃費の悪い車ばかり作るビッグ3を、アメリカの大型車ユーザーさえ冷ややかで「なんでこんなもん売りつけたの?」くらいに言うけど、
それもバカな話じゃん
アメリカ車が燃費のよい日本車やヨーロッパ車に食われるようになったのは、今に始まった話じゃなく、20年も30年も前の話。
以降、ビッグ3だって、どのくらい本気だったかは知らないけど、ちゃんと小型車を作ってきたはずだ。
ネオンとかサターンとか。
でも、ネオンもサターンも、買わなかったのはアメリカの消費者達だったわけ。
でももっと元を辿れば、やはり日本車やドイツ車に勝る小型車を作れないで、ネオンやサターン程度しか出せなかったビッグ3も、やはり問題があるか。
けど、正直、フォードやGMが本気になれば、優れた小型車を設計することは可能だったはずなんだけど、現実問題として大型のSUVやトラックばかり製造する工場、その工員、部品メーカー、下請け、それら全部ひっくるめて大型車しか作れないシステムに出来上がっていて、いまから1から小型車つくらせたら、そのほうがコストかかるって話を、前にある大学教授に聞いた。
だから、もう無理なんだな。おわたんだろう。
ちなみに、個人的にはここ数年のアメ車は、キャディラックCTSとか、マスタングとか、
大胆なプレスラインと繊細な曲線美が、スゲー良くて好きです。
でも、そのまま見入ってたら次に始まった久米ひろしの「テレビってヤツは」っていう番組のほうが面白かった。
田母神のオッサンとか出てた。この人、表現が過激だけど、考えさせられる事言うよな。と思う。
で、クルマだが、
最近、クルマ売れないニュースと
「若者のクルマ離れ」が同列で扱われる。
原因は似たところにあるかも知れないけど、全然別物として考えるべきだと思う。
若者がクルマを所有するとしたって、大抵は中古で買うわけで、
新車購入者に占める20代の割合なんてのは、いつの時代も基本的には低いだろう。(上下はするだろうけど)
売れない原因は、30代~50代・60代の年代が買わないのが大きいはずだろ。
番組でも「伝説の自動車セールス」みたい人が出てきて、
「昔は納車のときに赤飯炊いてよろこんでくれました」的な、
「もう、オマエそれいつの時代の話だよ~」ってノーパンチのツッコミが聞こえてきそうな話が出てた。
きっとそれって、カー、クーラー、カラーテレビの3Cが「新・三種の神器」だった頃の、60年代から70年代にかけての話でしょ・・・
でも、その頃って日本全体で見れば新車の売上げ台数は今より低かったはずで、
ただし伸び率が右肩上がりだったから、営業所の数や営業マンの数がおいつかなくて、
それで、1人あたりとか1店舗あたりの販売台数がハンパなく伸びたんじゃないだろうか。
テレビに出てた「伝説の営業マン」はスゴイのかも知れないけど、マクロで見たらそんなもんだろう。全体は。
クルマの売上げが減少していることを考えるとき、
90年代後半に比べて3割くらい落ちている点についてが、もっとも着目すべき点だと思う。
90年代後半は、景気は今と同じようにどん底だったし、インターネットや携帯電話の普及が進んだ時代。基本料金は今より高かったはずだ。
クルマは既に普及しきっていた。
にも関わらず、バブル崩壊後90年代後半になっても尚、エルグランドとかMPVとかオデッセイが売れ続けた。
そこが一番難しいところだと思う。
確かに、90年代初頭と違って90年代後半になるとハイソカーやクーペは売れなくなって、実用的なRV車にシフトした。小型ワゴンも増えただろう。
そのあたりに、時代背景は見てとれるけど、
でも、絶対数としての販売台数の違い。
この説明、どうしてくれる?
このあたりが自動車業界、さらには景気そのもののカギになるのでは?
って、勝手に妄想している。
ところで、その次の番組で元幕僚長のオッサンは、
「自衛隊に不祥事が多いのはなぜ?」
との問いに
「そのような考え方が、自衛隊はハメられてると思う。世の中の平均は1000人あたり20人、航空自衛隊では1000人あたり2人ないし1.7人程度だ。」
と言っていた。
前半は過激だけど、言っていることは正しい。
もちろん、1000人中2人の該当自衛官は、クソッタレな奴(である可能性が高い)だろうけど、
その2人だけを見て、「多い」という捉え方は間違ってるし危険だ。
警察官や教育関係者、政治家の不祥事、いじめ、自殺、子供への暴力、恋人への暴力。
そういうものが横行する現代ニッポンは病んでいる!
っていう話をよく聞いて、なんだか寂しい気持ちになってしまうけど、
こういった問題は90年代にも80年代にも既に存在していたけれど、明るみに出ることが少なかっただけだ。
隠されていたのか、隠さずとも世間が関心を持たなかっただけか、それは知らないけど。
クルマの話にもどると。
大型で燃費の悪い車ばかり作るビッグ3を、アメリカの大型車ユーザーさえ冷ややかで「なんでこんなもん売りつけたの?」くらいに言うけど、
それもバカな話じゃん
アメリカ車が燃費のよい日本車やヨーロッパ車に食われるようになったのは、今に始まった話じゃなく、20年も30年も前の話。
以降、ビッグ3だって、どのくらい本気だったかは知らないけど、ちゃんと小型車を作ってきたはずだ。
ネオンとかサターンとか。
でも、ネオンもサターンも、買わなかったのはアメリカの消費者達だったわけ。
でももっと元を辿れば、やはり日本車やドイツ車に勝る小型車を作れないで、ネオンやサターン程度しか出せなかったビッグ3も、やはり問題があるか。
けど、正直、フォードやGMが本気になれば、優れた小型車を設計することは可能だったはずなんだけど、現実問題として大型のSUVやトラックばかり製造する工場、その工員、部品メーカー、下請け、それら全部ひっくるめて大型車しか作れないシステムに出来上がっていて、いまから1から小型車つくらせたら、そのほうがコストかかるって話を、前にある大学教授に聞いた。
だから、もう無理なんだな。おわたんだろう。
ちなみに、個人的にはここ数年のアメ車は、キャディラックCTSとか、マスタングとか、
大胆なプレスラインと繊細な曲線美が、スゲー良くて好きです。