ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

どうせ死ぬのになぜ生きる」&鶴帯

2020-02-07 12:26:27 | 死について

 

思うがままにやりたいことを

やりたいようにやってきたワタクシですが、

ものすごく幸運なことに、

行き倒れることもなく、

娘も息子もめでたく結婚して、

それも願ってもないよいご縁。

 

良き日続きの毎日ですが、

この年齢になると、

どんな穏やかな日々のなかにも、

「死」が通奏低音のように鳴り響くことが。

 

最近では60代になったばかりの知人が逝き、

いつ死が訪れてもおかしくない~~。

 

お正月に着た訪問着に

鶴帯を合わせてみました。

日々、着物周りのことにうつつを

抜かしておりますが。

 

これからは、

「引き寄せ」より

ずばり「死」についてじっくり

考えてみたいと思っております。

モノは整理しほうがいいのか。

あるいは

死ぬ直前まであれこれ

ジタバタしたいのか。

死ぬまでにどんなことをしたいか。

どんな風に生きたいのか。

実務的なことも含めて

課題はたくさんあります。

これからは

「よき死に方」を引き寄せたい~~。

 

「どうせ死ぬのになぜ生きるのか」

(名越康文・PHP)

 

名越先生は、

「エヴァ・ブラウン」の番組にも出演していた

精神科医です。

「ヒトラーの愛人・エヴァ」

 

本のタイトル「どうせ~~」という言葉が

投げやりに聞こえて面白いなと

書店で手に取ってぱらぱら、

次の一節に惹かれました。

「~僕の考えではマイナスを

埋めたいとの願いだけが人を動かす」

 

人は、こうしたら得すると言われると

その通りにすると思われがちですが、

多くの人は「他人にこうしろ」と言わても

その通りにしない~~。

だからこそ自己啓発本が華盛りとか。

実行する人が少ないから、

次々と同じようなテーマで。

 

ワタシも強く、強く、同感なんですね。

周りを見渡しても、

意識しているにせよ、

無意識にせよ、

「劣等感・コンプレックス」を埋めようとして

人生を進んでいる人のなんと多いことか。

それがたとえ間違った方向でもね。

というか、間違っていることさえ

気づかないのかも。

 

私ももちろんその一人~~?

 

この本には、

「~~なぜ生きる」の答えは

直接には書かれていません。

生きてみないとわからない~?

ただ、

「間違った方向にいかない」ための

ヒントが書かれている。

その一つが、

飛躍するようだけど、

仏教の「行」

まあ、ヨガとか瞑想とかですね。

最近、ヨガや瞑想が心や身体に

いいと科学的にも証明されつつありますが、

元来、「行」とは「得を考えず」

行うこと、ですよね。

 

「人はマイナスで動く」

その最たる人が釈迦。

確かに釈迦という人は、

「生老病死」という「四苦」を追求するために

生きた人ですね。

私は特定の宗教に属してはいませんが、

「和の引き寄せ」をやったくらいですから、

日本独特の宗教には感心を持っています。

 

子どもの頃、

本郷功次郎主演「釈迦」を

見て、(親に連れていかれて?)

そのころ珍しい

総天然色だったせいか、

夜ウナサレて、強烈な印象を。

1960年、なんと「座頭市」の三隈研次監督だ。

 

人は「あるモノ」より「ないモノ」を

求めて、それらを埋める、

探すために人生を費やす。

健康な人は健康法には興味を持たない、

病気になって初めて健康の大事さを知る。

などなど~~。

「人の考え、思いは刻々と変わる」

さっき怒っていたかと思うと、

もう喜ぶ~~。

「本当の現実を見ることができない」

だから、

「誰もが自分だけの色眼鏡に

よってこの世界を見ている」など

そうだよなと、この年齢になったからこそ

実感として(理屈や頭ではなく)

わかる言葉の数々。

私にとっては実践しつつ、

再読、考えてみたいと思う、

いい本です。

それでもやっぱり着物は好き

それでも、なのか、だからなのか?

 

こんな重量級の本もスタインバイ。

死について考えることは、

生を考えること。

というわけで、

これまでにもたびたび

死について書いてきましたが、

これからはもう少しじっくり考えるため、

拙ブログの「死について」を

まとめてみました。

「死について」

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