【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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「委縮」の心理(首都圏の場合)

2011年04月16日 | 徒然
今日、昼前、首都圏ではまた大きな揺れを感じましたね。
今度の震源地は 「栃木だっぺな~ おい」。

ちょうど、モーモールルギャバンの新譜「BeVeci Calopueno」を聴き始めたときでした。



もちろん、ここで死ぬとは思いませんでしたが、

♪うわばき隠され悲しい ダメ人間机の上で立ちション

という歌を聴きながら非常時に対応せざるを得なかったのは複雑な心境です。

ところで首都圏の生活は、平常時に戻りつつありますが、まだ「委縮」としか言いようのない「自粛」の流れは続いております。

地震と津波にやられた東北の状況をメディアで見せられた影響が最も大きいのは言うまでもないと思うんですが、とりわけ首都圏においては、もう一つの要因が考えられます。

それは、最大需要期である夏の電力不足への不安です。
僕自身も含めた首都圏の人間の「集合意識」を想定し、「首都圏人」という人格を想定すると、おそらく「夏の電力不足」を乗り切るまでの間、「委縮」し続けるんじゃないかと推察します。
これも防衛機制ゆえ。

もちろん、3・11の後、自宅での節電行動が身についたのは自分でもいいことだと思ってます。
しかし、今現在も節電は必要とはいえ、生活全体にまで及ぶような「委縮」は、意識的に避けたいと考えてます。
今、節電しても、最実需期の夏に向けて電気をとっておくわけにはいかないですしね。

最近では「節電、節電」と呼び掛ける大手電力会社の皆さまに、怒り!を感じるようになってるのも事実です。

たしかに電力は僕達の生活にとって大切なインフラです。
しかし、「電力」への不安心理を、生活の全てに感染させてしまってはいけない。
改めて言うことではないですが。

人は「危機」には冷静に対応できても、「不安」には弱い。
こういうときには、理性と意識的態度・行動が大切になるのではないかと考えます。
「深層」「無意識」の人に与える影響は大とはいえ、全てがそれらに支配されるわけではないと信じたいです。

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