【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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Facebookの国内認知率がmixiなどと同等水準に(「in the loop」より)

2012年06月28日 | マーケティング話
ループス・コミュニケーションズの「in the loop」(直人さん)の記事を読んで。

*タイトル写真は、直接、この記事の内容とは関係ない。2010年2月の「マーケティング庵」で、テーマが「twitter」だったとき、自分でまとめてみたビジュアルだ。mixi はすでに消えており、Facebook はまだこれからの段階だったので。。。

少なくとも2010年11月からのデータでは、mixiの「現在利用者」のマックスは25%前後。4人に1人。
これを基準値とすると、Facebookは2012年5月、基準値に達したわけだ。
これが30%に達するのか? 達するならいつ頃? ということになるわけだが、「非利用意向者」が40%台後半で増加傾向にあり、存在感があることが気になる。

「4人に1人」の壁を超えるのか否かは、利用目的の影響が大きいかなと。
mixiは個人としての利用が多く、ビジネス利用(ブランディング)の人はずっと前からFacebookにスイッチしている。
で、個人利用でもtwitterへ流出。フロー型のtwitterのほうが「疲れ」が軽減されるだろうから。
Facebookは、量=マスの拡大を求めると、個人利用を増やすしかない。
それは難しいのではないか?
2010年頃、よく言われた「日本人は実名が嫌い」というのは、個人利用の場合、顕著だったのかと想像する。
それでも、まだ可能性はないこともない。

一方、ビジネス利用(ブランディング)のほうはどうか?
Facebookを使うメリットがあるのは、2000年代前半、mixiを利用し始めて今はやめているイノベーティブ、クリエイティブな事業主かなと。
海外との交流を求める人達も。
この層が量的に増えていくのかどうか? ということにかかっていたりして。。。
でも難しいし、時間はかかるだろうね。
「ノマド」というバズワードが語られても、個人事業主が急増するとは想定できないから。

ま、楽観的かもしれないが、Facebookはビジネス(ブランディング)利用者をピラミッドの頂点として、一般層(個人)が、写真や動画をアップして楽しみ、しかも適度のフロー型で「疲れ」ないようなアーキテクチャーこそ必要なんじゃないかなと。
そうすれば、「4人に1人」の壁を破って急伸することはなくても、30%台(3人に1人)に向かって漸増していく可能性はある? というのが現時点での私の仮説だ。

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