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【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

色の暗号―カラーセラピーで知る本当のあなた/泉智子著 大和書房 

2006年10月10日 | 書評
★2006年8月27日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『色の暗号―カラーセラピーで知る本当のあなた (文庫) 』***************************************************************************
 色をなめたらあかんぜよ

 一読して実感しました。

 「カラーセラピー」というカテゴリを聞いて久しいですが、「外面」のことだけではないんですね、色って。

 しかも「占い」とは違って、自由なんです。
 カラー・ミックスとでも言いましょうか。
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Web2.0でビジネスが変わる/神田敏晶著 ソフトバンクC 2006年刊

2006年10月10日 | 書評
★2006年7月19日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『Web2.0でビジネスが変わる』***************************************************************************
 ITマーケティングの快著。

 猫も杓子も「Web2.0」って騒ぎすぎじゃないの?
 収益モデルのこと突き詰めないであんまりはしゃぐなよな。。。

と、うんざりすることが多い今日この頃、はしゃぎ過ぎることなく冷徹に「マスメディア」「CGM」「ボッドキャスト」を論じている。

 しかも整然としたデータを論拠に。
 「マーケティング書」としても秀逸!

 それにしても、著者、私と同じ歳だったのね(笑)。

 「破天荒すぎる人だ!」と、さすがの私も引いていたのだけれども、著者の凄まじい行動力と明晰な頭脳、編集スキル、さらに「強運!」には感服するしかない。
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ヤバいぜっ!デジタル日本/高城剛著 集英社 2006年刊

2006年10月10日 | 書評
★2006年7月19日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『ヤバいぜっ!デジタル日本―ハイブリッド・スタイルのススメ 』***************************************************************************
 ハイブリッド、スタイル・・・。

 いつも時代を進みすぎた感のある著者の、クールでシャープな視点には感服せざるを得ないが、それよりも「日本ブランド」への熱き(篤き)想いが伝わってくる一冊。
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芸術起業論/村上隆著 幻冬舎 2006年刊

2006年10月10日 | 書評
★2006年7月21日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『芸術起業論』
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 ヒトやモノの価値を創造し高めていくのに必要なフレームワークとは?

 そのヒントが満載。

 「欧米という限られたエリアで“芸術”を商業的に成功させるノウハウだけでしょ?」という人には理解できない。

 芸術について書かれた本書だが、ビジネスのミッション・ビジョンに活かすべき「宝」が詰まっている。

 国内では著者に対する色々な「やっかみ」を聞く事が多いが、修羅場をくぐり抜け、米国で成功し、「鬼」のように若きアーティストたちを育てている著者は、少なくとも私にとっては「信頼に足る」人物。

 私のコンペティター、ライバルの方には読んで頂きたくない、読んでも理解してほしくはない一冊です(笑)♪
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あの戦争になぜ負けたのか/半藤一利他著 文芸春秋 2006年刊

2006年10月09日 | 書評
★2006年7月3日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『あの戦争になぜ負けたのか』***************************************************************************
 戦略思考が苦手な私達日本人。
 マーケティング=販促としか捉えられないような人の多い日本人が読んでおいたほうがいい一冊。

 底の浅い「平和主義者」は、戦争の悲惨さのみを取り上げ、「政治の延長」(クラウゼビッツ)である戦争の本質的な論議を遠ざけようとする。

 そんな態度は、戦争を防ぐことに効果的であるはずがなく、むしろ逆である。

 平和を希求し追及したいならば、我々は、現在も続くイラクやアフガンの事例でさえ教訓化しなければならないのだ。

 「戦争」を考えることは「人間そのもの」を考えることである、というのが私の持論だ。
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 私と同世代の2名(福田氏、加藤氏)を含めた6名の論客の論議は示唆に富んでいる。

 人類史初めての「国家総力戦」=第一次世界大戦を経験しなかったことが、第二次世界大戦で日本がちぐはぐな戦争を遂行してしまった最大の理由であるという論はとても明快だ。黄禍論者であったヒトラーのナチス頼み(日独伊三国同盟)という、甘い見通しも然り。

 さらに、①武士→職業軍人と、②サムライでも百姓でもない「近代的な市民」の誕生という明治維新後のわが国で、国民が「国家総力戦」に動員されていく中で、どのような精神構造にあったのかの仮説も面白い。

 「特攻隊」についての論議も、「英霊化」「犬死論」の両極端に偏ることなく、史実に基づいた説が展開されている。戦後、東西両陣営の大国に対する、深層の「大いなる抑止力」が「神風特攻」であったとの説も示唆に富んでいる。

 最後に論者の一人、半藤一利氏の言葉で締めたい。異論・反論は多いだろうが、戦後日本を考えると示唆に富んだ言葉だ。

 ・無能な指揮官は、部下の命を無責任に浪費した。
 ・最大の罪は、特攻に行く青年を、指揮官が「俺もあとに続くから」と送り出していること。
 ・しかしほとんどの指揮官は、8月15日の終戦を迎えるとそんな約束などすっかり忘れて、
  「戦後復興に力を尽くすほうが大事だ」と言い出す。
 ・そういう人々がつくった戦後とはすなわち、命を懸けた約束を破ってもいい、嘘をついてもいい
  戦後ではないか?
 ・これが戦後の日本をダメにしている。

(大西瀧治郎海軍中将は終戦翌日の8月16日、割腹自決)

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音楽と意図―ヒットチャート考現学!/ターザン山本! インフォバーン 2005年

2006年10月09日 | 書評
★2006年6月10日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『音楽と意図―ヒットチャート考現学!』***************************************************************************
 著者の「ターザン山本!」(山本隆司)氏は、かつて『週刊プロレス』を40万部のモンスター雑誌に育て上げた人物なんですね(お名前存じておりませんでした-汗)。

 ◆基本的に音楽にはまったく興味ナシ
 ◆紹介するアーティストについての予備知識ナシ
 ◆偏見も下心も邪心もない、ナイナイづくしの純真無垢な音楽レビュー

 こういうコンセプトっていいもんです。

 著者の「音楽論」も明快でわかりやすい♪

 「音楽」とは時代の空気がそのまま音になったもの。
 特にヒット曲はそうした時代の空気の最大公約数を表したものである。
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 音楽(アーティスト)は、「作品」として捉えることもあれば、「商品」として捉えることもあります。

 なかなか明瞭に区分は出来ないのですが、「商品」として捉える場合には、ヒット曲の背景に、「時代」「生活者」「消費者」の“気分”を読み取りたいと私は心がけています。

 私も「日本消費者行動研究学会員」の端くれです。
 そう考えると、本書から得られたモノは少なくありません。

 80年代後半から90年代にかけて、わが国の産業構造・ライフスタイルの変遷とともに、時代を象徴する「ヒット曲」のあり方が大きく変わってきたのを実感したのは私だけではないはずで。

 著者の言葉で表せば、こういうことなんですね。

  「共通分母」(=同時代人)の喪失

 その時代を生きた人ならば誰でも知っているヒット曲の時代が終わったといこと。NHK「紅白」の凋落は時代の必然性ということがよくわかります。

 そこで「ヒット曲」は、「分母」の時代から「分子」の世界へと転換。

 私たちは「分母」への幻想を捨て、「分子」を求めるようになった。

 作り手側も「分母」になりきれないことがわかっているからこそ、アーティスト(歌手)という分子としての魅力を放出している。
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 で、本書の内容なんですが、ユニークこの上ない「仮説」がポンポン吐き出されています。
 例えば、

 「、」と「。」のない、宇多田ヒカルの世界が、責任を負いたくない現代人にマッチした。

 ううん、深読みじゃないのぉ~
 いやいや、そんな気もしてきたぞ。
 定量化してみたいけど難しいか。。。(笑)

 「ぼくたちの職業は深読みされてナンボ」(平井堅談、『ぴあ』のインタビューより)

 深読みOK、OK♪
 それがなくっちゃ、「仮説」もでてきません。
 「天才」の閃きってそういもんだしね。

 ところで本書では、今や世界的なアーティストとなった村上隆氏との対談が収録されています。村上隆の読みは鋭いですね。特に「ヒップホップカルチャー」への言及へは含蓄はなかなかのものです。

【ロックンロール】
 ・白人的な「個」とアイデンティティを強力に持っている=「向かい合い」
 ・自分がいて、相手がいて、対峙しあってコミュニケートするという西欧的、シェークスピア的世界

【ヒップホップ】
 ・背景には黒人文化。向かい合う個と個ではなく、同じ血を持つ同胞同士のコミュニケート
  (ブラザーに流れる血)=「並んで寄り添う」

 わが国でヒップホップカルチャーが流行する、ヒップホップ的な楽曲が流行するのは、「向かい合うこと」を受け入れがたくなってきた、という感性の変化ではないのか?

 さらに、日本人が元からもっている、なるべくヒエラルキーを作りたくない、ひとりだけ突出するのではなく、なるべくフラットな関係でいたいという欲求も含まれているのではないか? と仰せです。

 これにとどまらず、何事も「追求すること」が好きな方には超お薦めの一冊です。
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病気にならない生き方/新谷弘実著 サンマーク出版 2005年

2006年10月09日 | 書評
★2006年5月20日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める』***************************************************************************
 全米ナンバーワンの胃腸内視鏡外科医、新谷弘実氏の著作です。

 「患者の体に聞く」という新谷氏の医師としてのポリシー、治療されたガン患者のガン再発率「0」という実績は、単純に説得力があると思います。

 「エンザイム」「フリーラジカル」、初めて聞く言葉です。
 本書は実家の両親に読んでもらおうと思ってます。 
 できるだけ多くの方にお薦めです。

 ただし日本国民の殆どが本書を読み、影響を受けたならば、

 煙草、お酒、乳製品は言うに及ばず、食肉関係、食店・・・、「食」に関わるほとんどの業界が崩壊してしまうことになります(苦笑)。
 何も悪いことをしていない○○乳業も潰れるか業態転換へ。

 いやその前に、おびただしいお金が舞って、この本や新谷さんに「圧力」がかかってしまうでしょうね(笑)。まぁ、そんなことにはならないでしょうけど。「書店でよく売れたよ」くらいの小さいブームで終わってしまうと思います。

 今更、「肉」を食べるのを止めることなんて不可能でしょう。
 ワインなどのお酒は「毒」だから止めますなんて嫌でしょう。
 皆がやりたくないことを勧められているのです。

 Fear Appeal、きついですね。。。

 でも私の大事な皆さんにはとりあえず一読をお薦めいたします。
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 ◆胃薬を飲めば飲むほど胃は悪くなる
 ◆薬は全て基本的に「毒」である
 ◆牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
 ◆ヨーグルトを常食していると「腸相」は悪くなる
 ◆マーガリンほど体に悪い油はない
 ◆白米は死んだ食べ物
 ◆カテキンはタンニン酸となりタンパクを凝固させる。またDNAを損傷させる
 ◆つまり「ヘルシア」は体、特に、胃に悪い

 一つ一つの説明は、シンプルで理にかなったものです。
 たしかに自然界で大人になっても「乳」を飲む動物はいませんね。しかも種の異なる動物の乳をわざわざ酸化させて飲んでいる。

 市販の牛乳を母牛のお乳の代わりに子牛に飲ませると4、5日で死んでしまうそうです(怖)。

 肉を食べることの弊害は、「人間の体温」を基準に考えるとよくわかるでしょう。

   牛や豚の体温=人間より高い38.5~40度
   鶏=もっと高い41.5度

 人間よりも高い体温の動物の脂は、その温度で最も安定した状態にある。つまり、それよりも体温の低い人間の体に入ったとたん、ベタッと固まってしまう。よって、血液はどろどろになる。

 同じ動物性タンパク質でも、「肉」より「魚」のほうがいいのは自明ですよね。
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 そんなこと言われても、おいしいものを食べたい。

 でも、太く短く生きてポックリいければいいんですが、私たちは長い一生を活きなければならないんです。たとえ、ダイエットなんかして痩せたとことで、胃や腸はとんでもない状態であることに変わりはない。ガンに蝕まれ、死ぬよりきつい抗がん剤のため地獄の苦しみを。。。

 もちろん、たまには肉を食べるのもいいです。
 新谷さんの言う食事健康法を100%実行するのは不可能でしょう。

 自分がガンになれば100%実行するでしょうけど、これは「対処療法」ではなく「予防」ということで。

  ・植物食と動物食のバランスは、85対15
  ・穀物50%、野菜や果物35~40%、動物10~15%
  ・全体の50%を占める穀物は精製していないものを選ぶ

 出来るところから。

 よく噛んで小食を心がける。

 お酒は付き合いのときだけ。
 それも量は考えること。

 大好きな牛や鶏や豚を食べるのは、極力、回数を減らすこと。
 ただしストレスを感じるようでは逆効果。
 自分なりの仮説で進めていきます。
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ギフト 君に贈る豊かさの知恵/平野秀典著 大和書房 2006年

2006年10月09日 | 書評
★2006年4月24日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『ギフト 君に贈る豊かさの知恵』***************************************************************************
 自分のわずかな経験だが、過去、演劇に関わっていて、ベンチャービジネスを手掛けた人にお会いしてきたことがある。

 共通するのは「感動体験」をビジネスに生かすこと。

  「ドラマティック・マーケティング」

 本書の著者、平野氏も会社勤務時代、「二足の草鞋」で演劇に関わっていたという。
 「二足の草鞋」の楽しさと苦しさは私も体験してきた。
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 ビジネス、お金儲けの「エンジン」には大きく2種類があり、それらが二極化していると著者は言う。

◆(ハイパー)ブラックエンジン

 「達成感」、「不満」、「恨み」、「復讐心」、「負けん気」などがエンジン。強力な推進力となる。

 著者は名指しこそしていないが、神田昌典氏がその代表格であることはすぐにわかる。
 実際、神田氏と仕事をしたことのある方から伺ったのだが、普段の神田氏はとても「暗い人」であるという。もちろん私はそれはそれで否定はしない。人それぞれの「スタイル」の問題だからだ。

 情を排除し、クールに勝ちつづけるマネーゲームに興じる人達も「こちら」だろう。

◆ホワイトエンジン

 物心両面の豊かさを味わい、それを分かち合いながら、相手の成功を手伝い、一緒に喜ぶことで自分も成功する。そんなエンジン。(本書、プロローグより)

 著者の立場が、「ホワイトエンジン」であることは言うまでもなかろう。

 神田氏も書かれているが、これには、最初はブラックエンジン、後半はホワイトエンジン、というプロセスがあるんだけどね。
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 「マーケティング」とは元々「軍事」からきている。
 「戦略」しかり「ターゲット」しかり。
 クラウゼビッツの古典『戦争論』を取り上げた書籍が多いのもそのためだ。

 こういう既成の「マーケティング」の概念・タームに対して疑義を差し挟むのはよくわかる。

 願わくは、「感動マーケティング」が広まることにより、著者の新しいマーケティング概念が当たり前のようになることだ。

 基礎は基礎として大切だが、発想の転換は必要だろう。
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 私は「ラジカル」な人間だ。
 「根源的」という意味において(「急進的」も当てはまりますけどね-苦笑)。

 誰もが「光」と「闇」を併せ持つのが人間。

 今まで、「闇」を覆い隠し「光」だけ目立たせようとする人に対して“化けの皮”を剥がしてきたこともあった。余程のことがなければ、だが。
 それは若い頃からの「ロック」「パンク」という自分の根本的なスタンスでもあった。もちろん、自分の「闇」を暴きだすことも。今もmixiの日記でやっているのだが、それも「浄化」なのかもしれない。

 だが、よりよく生きること、著者の言葉を借りれば、

   ピークパフォーマンスの最大化

   最大限の自分を生きる

 そのための葛藤の最中、それが今の私。

 つねに偽りの笑顔の人をキモく思う自分が、
 例え他人からキモく思われようが、笑顔を心がける。

 「演技」でもいい。
 というよりも、
 「演技」こそが必要。

 「演技」とは決して“虚構”ではない!!!!!

 大変なことなんだけどね。
 本当の意味での「前向き」になれるってことは。

 色々な邪魔や障害が襲ってくる(笑)。
 最大の「味方」であり最大の「敵」は自分。

 今まで、自分で自分を「前向きだ、前向きだ」という人達を見ているのが耐えられなかった。。。

 自分(たち)でわざわざそう言うということは、「今の私は前向きではない」ということを暴露しているようなもの。
 無理をしているように見えて痛々しかったからだ。

 本当に「前向き」の人は、自分でそう言いふらさないもんだ、と。

 でも、「自分は前向きだ」というメッセージを発することも立派なプラクティスなんだよね。

 ようやく自分もそれがわかってきた。。。

 最後は笑って死にたいのが本音なんだよ(^_^)。
 自分だけが良ければ、でなくてね(笑)。
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 本書は、著者の息子さんに宛てた「手紙」形式。とても読みやすい文体です。

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改訂 シンプルマーケティング/森行生著 ソフトバンククリエイティブ 2006年刊

2006年10月08日 | 書評
★2006年3月4日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『改訂 シンプルマーケティング』(単行本)***************************************************************************
 僕がリスペクトするコンサルタントでありマーケター、森さん(シストラットコーポレーション)の『シンプルマーケティング』(2000年10月初版)の改訂版(2006年2月初版)。

 『シンプルマーケティング』を“バイブル”とする企業、個人は少なくないだろう。僕もその一人だ。

 基礎的な“理論”“定石”は、なぜ大切なのか?

 それは、あまりに基礎的な“定石”を無視する(あるいは故意に省みることをしない)ために、失敗を繰り返す企業が多いからだ。

 例えば、森さんの「プロダクト・コーン理論」。

   ◆規格 → ◆ベネフィット → ◆エッセンス

という訴求プロセスのなかで、「規格」からいきなり「エッセンス」の訴求という「イメージ戦略」=「感性マーケティングの罠」に嵌る企業の何と多いことか・・・。

 「エッセンス」重視のコミュニケーション戦略は、シェア1位以外の企業、新規参入企業、後発企業が安易に取り組むのは危険な戦略だ。

 「スキミング戦略」、「ペネトレーション戦略」という視点でみても、“ミニ大企業”を志向しがちな日本の企業が陥る過ちの何と多いことか・・・。

 そこで問題点の抽出と、課題設定、解決の方向性を示すのに威力を発揮するのが、森さんの「DCCM理論」である。
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 今回の改訂版では、各業界のシェアを最新のデータに置き換えたのはもとより、「クープマンの目標値」を、チラシや店頭ディスプレイのデザインなどに応用するという、森さんならではの独創性が見られるのが面白い(笑)。

 また。改訂版から加わった「第5章 生活者の意識と商品」では、シストラット(森さんの会社)の新手法「レーダーマップ」が紹介されている。
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 優れたマーケター、コンサルタントの森さんには、「とてもじゃないが僕では及ばないよ~(泣)」というご経験がある。

 第一に、かつて大手消費財メーカーのブランド・マネージャー時代、ご自分の企画した商品の在庫の山を見て呆然とした、という失敗体験をお持ちのことだ。
 これがあるとないでは、説得力に大きな違いがある。もっとも僕も失敗体験多いんだけどね・・・(汗)。

 第二に、高校・大学と社会人時代に米国での生活とお仕事の経験があること。

 森さんは、「グループインタビュー」(グループダイナミクス理論)と、「ラダリング・メソード」には否定的である。それは米国人と日本人の価値観・ライフスタイルの違いを身をもって体験されたことに裏打ちされている。
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 本書が難しそうに感じられるレビューになってしまいましたが、マーケティングを志す方にとって一読するとしないとでは大きな差があるよ!! という書籍です。

 もちろん、異論・反論はあるでしょう。例えば「関係性マーケティング」の分野では、「ヤンケロビッチは古いよ」という言葉をよく聞きます。

 それでも読まないと異論・反論も出てきませんよね(笑)。

 僕もたまには目を通して、原点に立ち返ったりします。

  「ニーズ」と「ウォンツ」の違い?

  「イノベータ」と「アーリーアダプタ」の違い?

 「ううん、はっきりと説明できないなぁ。。。」という方には特にお薦めです☆☆☆☆☆
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千円札は拾うな。/安田佳生著 サンマーク出版 2006年刊

2006年10月08日 | 書評
★2006年4月3日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『千円札は拾うな。』***************************************************************************
 新しいことに挑戦する、新しい環境で自分を作っていく、という人には特にお薦め。
 2、3時間もあれば読めます。

 「常識」「非常識」という軸に対して、「常識外」をプロット。
 リクルート出身の著者が独立してからの経験に基づいている。

   ・3億円の売上を10億円にするには、

     × プラス7億円
     ○ 3億円を捨てて10億円の売上をつくる

   ・給料を下げる努力をすることが結果的に給料アップ

 「成長」とは自分を捨てる勇気!!!

 できるかなぁ~???(大汗)
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CM化するニッポン/谷村智康 WAVE出版 2005年刊

2006年10月08日 | 書評
★2005年6月26日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『CM化するニッポン―なぜテレビが面白くなくなったのか』***************************************************************************
 「世界一厳しい消費者」のいるわが国で、ブランド構築がうまくいかないのはなぜだろうか?

 本書を読んで、その疑問の答えがまたひとつ見えてきました。

 “PR会社や広告代理店のレベルが低いため、日本企業は物作りはうまくとも、その魅力を消費者に伝えることができず、ヨーロッパの企業のようにブランドを作ることができません。”(203ページ「あとがきにかえて」より)

 “つまらない番組が多いのも、日本企業がブランドづくりが下手でせつかくの日本製品が売れないのも、ギョーカイの人たちが「談合」して、ズルしてみんなをだまそうとしているから、というのは言いすぎでしょうか。”(同上)

 言い過ぎではないと思います。

 何やら、某最大手広告代理店、放送局、日本サッカー協会さんたちにでっち上げられた「サムライ・ブルー」のことが頭に浮かんできました。
 こういうのを「似非ブランディング」と言うんですね。


 それに、「お金をかけたタイアップやメディア・プランニングだけ=ブランディング」と考えてる皆様、あなた方に「ブランド」を語る資格なぞごじゃりませんことよ、ホホホホホ。 

  (注)大文字部分は2006年10月現在のコメントでおじゃりまする。。。
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 私も「マーケティング」に携わる仕事をしていますし、「マーケター」と自称することもあります。

 ただし、「マーケティング」の定義は多種多様です。

 「販促(プロモ)こそマーケティングだ」と、大きな顔をした方もよく見かけます。

 本書で語られるところの「マーケティング」という「ターム」は、わが国では「主流」なんでしょうね。そして賢明な消費者からは胡散臭いと思われている。

 「一消費者」としての私もよく思うもんです。

 「おっと、そんな手に乗ってたまるかい!」
 「見え見えなんだよ、ボケ!!」
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 大手広告代理店、ケーブルテレビ局、外資系コンサルなど華々しい経歴を持つ著者は、テレビ番組、テレビCMの裏話を交えながら、マスメディア、マスコミの問題に切り込んでいます。

 「ギョーカイ」の人たちには当たり前のことでしょうが、民放にとっての商品は「番組」ではなく「広告」。

 一方、NHKにとっての商品は「番組」。しかし、「中立・公正」のはずのNHKも・・・。

 アテネオリンピックのテーマソング「栄光の架け橋」(ゆず)は、NHK関連会社も含んだ共同原盤。なるほどね。

 テレビ番組だけでなく、音楽もつまらんくなってるわい(「栄光の架け橋」のことじゃござんせんよ。この曲嫌いじゃありません)。

 本書は「業界の暴露本」ではありませんし、単なる「理想論」でもありません。「あとがきにかえて」で仰っております。

 ・企業は儲けるためには何でもします。そのための最善を尽くします。
  消費者をだました方が儲かるのならそうします。

 ・しかし、メディアの情報を読む技術の向上によって消費者が賢明になり、
  そのような方法がうまくいかないのなら、そして消費者と信頼関係を結んだ方が儲かるのなら、
  迷わずその道を選びます。”(204ページより)

 「そのような方法」がうまくいかなくなることを著者は示唆しています。2011年の「地上波デジタル放送化」「放送と通信の融合」・・・。

 ご興味のある方はご一読ください。
 思わず引き込まれてしまいます。2時間で読みました。
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 それにしても・・・、

 「日産」のカルロス・ゴーンさん、
 「ポルシェ」を運転していて
 事故っていたとは・・・・・・
 知らんかったわい。。。

 そりゃ、メディアも取り上げんわな(笑)。
 超大口クライアントだもんね。ウフフフフフフ。
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見栄の商品学―ああ、ほめられたい/井原哲夫著 日経BP社 2006年

2006年10月08日 | 書評
★2006年3月18日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『見栄の商品学―ああ、ほめられたい (単行本) 』
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 お金もある。余るほど。
 家庭にも恵まれている(はず?)。

 なのに「満たされない」「恵まれていない」と悩む人の話を聞くことがある。

 本書を読めば答えは簡単。

  「期待水準」と「欲求水準」

 このギャップを埋めるために目標を設定し、その過程と結果に喜びを見出すことが「生きがい」(お金でも愛情でも)。
 それがない人は、どんなにお金があっても「満足」「幸せ」を感じることができない。
 それだけのこと。
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 常識的なマーケティングに慣れすぎた人には、本書はお薦め。ユーザーベネフィットに重点を置いた著者の視点は面白い。

 我々の身近な商品・サービスをユーザベネフィットの観点からカテゴライズする。

 「愛商品」 「ファン商品」 「愛リスク管理ビジネス」
 「愛獲得支援サービス」 「愛充足支援サービス」
 「身内提供ビジネス」 「喜び反芻ビジネス」
 「喜び共有ビジネス」

 さらに、<欲求と余暇活動>の関係でも、

 1.挑戦系余暇
    賭博、ゲーム、芸術系趣味、スポーツ

 2.非挑戦系余暇
    スポーツ観戦、飲み会、旅行、TVドラマ試聴

と大きくカテゴライズし、

 「ふれあい欲求」 「好奇心」
 「挑戦(夢)欲求」 「五感欲求」 「愛欲求」

をからめて分析を試みている。
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 井原氏の視点から受けた新鮮な気づき。

 「身内」という概念で物事を捉える視点である。

 Jリーグのサポーターにとってクラブ・監督・選手は「身内」。

 但し、親密度は千差万別。
 最も親密で他には代えがたいのは「家族」。

 共産主義(マルクス・レーニン主義)という20世紀の大実験の大失敗。
(ML主義は、一神教であるキリスト教の亜流であると僕は考えている)

 僕の持論は、キリスト教世界から生み出された「性善説」の大失敗。

 井原氏の持論は、「家族概念」「家族という身内」を広く国家・社会に拡大しようとした大失敗。

 世の中の事象はシンプルに説明できるものだ。
 「眼から鱗」でした。
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ソニー病/城島明彦著 洋泉社 2006年刊

2006年10月08日 | 書評
★2006年1月30日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『ソニー病』
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 「これいいよ」

 あるソニーグループの方から、そう勧められました。

 ソニーOBの城島明彦氏はじめとする8名の執筆陣による「ソニー不振」のわかりやすい解説書です。

 執筆陣の一人であるITライター、津田大介さんのmixi日記・ブログで本書刊行は知ってはいましたが・・・。
 ちなみに本書で米国SONY BMGの「rootkit」問題を指弾されたのは津田さんだけでした。
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 全8章のうち、メインは城島明彦氏の「ソニー病」。ソニーOBならではの経営者論を読めば、「ソニー」の病根が単なる「戦犯探し」で済むような問題ではないことがわかります。

 「コングロマリットのCEOって、こんなにも求められるものが多いんかのお~!?」

と、凡人の僕は溜息をつきます。。。

 他の7章もマーケティングや事業ポートフォリオなど、様々な観点から分析されており、本書を一通り読めば、大体の病根と解決の道筋が見えてくるようになっています。

 (「水平分業」と「垂直統合」など、各章で何度も出てきますし・・・。)

 ソニーを題材としてますが、ごく手軽な企業分析(「わが身」も含めてですよ~大汗)として最適な一冊でありまーす。
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著作権とは何か―文化と創造のゆくえ/福井健策著 集英社新書 2005年

2006年10月08日 | 書評
★2005年11月23日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『著作権とは何か―文化と創造のゆくえ』***************************************************************************
 著作権って何だか難しそうですよね。

 しかし、あなたの小さな子供さんが描いたイタズラ書きにも立派な「著作権」があります。

 幼稚園で歌えば、子供さんは「著作隣接権者」なんです。「プロ」も「アマ」も、「玄人」も「素人」も関係はないのです。
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 著作権には興味のない方でも、文芸や映画、音楽に少なからぬ興味をお持ちの方ならば、面白く読めるのが本書です。

 ◆スイカ写真事件
 ◆「どこまでも行こう」事件
 ◆ジョージ・ハリソン事件
 ◆「ウエストサイド物語」と「ロミオとジュリエット」
 ◆ディズニー「ライオン・キング」と「ジャングル大帝」
 ◆パロディモンタージュ写真事件
 ◆ロジャース対クーンズ事件
 ◆「プリティ・ウーマン」事件
 ◆「脱ゴーマニズム宣言」事件

 これらの事例の経緯を読むうちに、「著作権」というものが確固とした法概念ではなく、著者のタームを使わせて頂ければ今だ「仮説」の域を出ていない、

 「全世界規模の壮大な実験である」

ということが何となくでもわかってきます。

1.著作者の「インセンティブ」「創作のエネルギー」のためには、「財産権」としての「著作権」は必要だ(著作権は、大きくは「人格権」と「財産権」という権利によって成り立っています)。

2.しかし、「著作権」という「規制」によって芸術・文化が細ってしまった。つまらない作品ばかりになってしまった、ということになれば、根本から見直すか、変革の必要がある。

ということです。
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 弁護士である著者のスタンスは、あとがき(209ページ)で述べられています。

 「豊かで多様な文化の創造と、人々のそれへのアクセスをどう守るか」という視点です。

 つまり、「守られるべき権利」と「許されるべき利用」のバランスであり、行き着くところは、「文化の創造とアクセス」。これなんですね。

 既成の既得権益団体の皆様が、自己の権益の隠れ蓑としてお使いになられる「きれいごと」スローガンとは、似て非なる言葉なんですね。
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 最後に、印象に残ったことを・・・。

 シェークスピアの「ロミオとジュリエット」には「種本」がありました。
 30年ほど前に世に出た「ロミアスとジュリエットの悲劇物語」(アーサー・ブルック作)です。

 詩と戯曲で形式は違うものの、ストーリーはほとんど一緒です。
 現行の法律でしたら、完全に「著作権法違反」、つまりパクリです。
 しかし、ブルックの作品の主題(テーマ)は、「軽率な若いふたりの行為に対するピューリタン的警告」であり、一方、シェークスピアの作品の主題は、「愛する者たちの犠牲による共同体(=世界)の救済」ということ。それは「最後のワンタッチによる独創性」であろう。

 わずかな違いのなかに、決定的なオリジナルな工夫が隠されている、という例でしょう。

 著者は述べています。

・現代は、たしかに何がオリジナルであるか見えにくい時代ではあります。
・それら(独創性)は作家の才能と心血を注いだ努力の結晶であり、限られた人生を生きる私たちを
 永遠の時間へと結びつける糧となり、ときには世界を変革する可能性すら秘めています。
・そして、そのオリジナルな表現を守ることが、新しい芸術文化が生まれつづけるために有益なのだ、
 ということが著作権という壮大な社会実験の根本理念です。(207ページより)
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Jポップの心象風景/烏賀陽 弘道著 文春新書 2005年刊

2006年10月07日 | 書評
★2005年6月26日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 タイトルは『Jポップの心象風景』
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 「Jポップ」という言葉に、何と言ったらいいのかわからない「違和感」を感じていた私に、その成り立ちから衰退(?)に至る「構造」を明かしてくれた名著『Jポップとは何か-巨大化する音楽産業-』(岩波新書 2005年4月刊)。

 その著者である烏賀陽 弘道(うがやひろみち)の会心作です。
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 本書は「Jポップ」の音楽論でもアーティスト論、楽曲論でもありません。

 「Jポップ」というフィルターを通して試みた日本人論なのです。しかも著者は精神分析学、民俗学、宗教学、社会学の様々な文献を駆使しています。

■目次

 日本的共同体とアメリカ - 桑田佳祐(サザンオールスターズ)
 現代日本のシャーマン - 松任谷由実
 成長なき時代の成長物語 - GLAY
 ロックによる救済 - ザ・ブルーハーツ
 死を見つめて - 草野マサムネ(スピッツ)
 「文明」と闘うサイボーグ女戦士 - 浜崎あゆみ
 娘による母親殺し - 椎名林檎
 日本的「模倣文化」の象徴 - B'z
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 著者の視点の根底にあるのは「集合的無意識」「元型(アーキタイプ)」。
 そう、ユングの精神分析ですね。

 「ユーミン」(生身の松任谷由実ではなく、社会的機能を持つシンボル)を、『古事記』『日本書紀』の「アメノウズメ」になぞらえて、母性原理を具現したシャーマンと見る。

 椎名林檎を、「内田春菊」「ガングロ・ギャル」とシンクロさせ、江藤淳の『成熟と喪失』(1967年)で書かれた「母性の自己破壊」「自然からの逃避」のシンボルとみなす・・・。

 そのような「アーティスト」たちのレコード、CDを何百万枚も購入する、コンサートに酔いしれる私たちは、独自の集合的無意識を共有する文化集団である、と著者は見ています。

(同様の集合的無意識を共有しない文化集団には響かない。だから「Jポップ」の99.4%は日本国内でしか消費されていない・・・)
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 著者が「まえがき」でことわっているとおり、本書は「ポピュラー音楽」を日本文化に文脈の中に置いて解析する試みです。

 「我田引水」の批判を受けることも覚悟の上で、「こういうふうに解釈するとうまく説明がつくと思われますが、いかがでしょうか」(7ページ)と提示した「試論」です。

 しかし本書と出会うまで、このような「試論」を知らなかった私は、とてもエキサイティングな読書を体験できました。
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