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【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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京都音風景―水琴窟の調べ/大橋 智夫著 紫翠会出版 1999年刊

2006年10月07日 | 書評
★2005年6月7日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。
 2006年10月7日現在、書き込み件数1件。ロングテールですかね?(笑)
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 2002年のことでしたか、「日経新聞プラス1」の記事で「水琴窟」が小さなブームになっていることを知りました。記事では京都洛北・大原の宝泉院が取り上げられていました。

 2003年9月、遅い夏休みをとり宝泉院に行きました。三千院のすぐ奥にある、見事な松と竹林が印象的なお寺です。
 雨の日の夕方、竹筒に耳を当て、水琴窟の音を聴きました。

 頭を横向きにして竹筒に耳をあてる態勢はいささかシンドく、「癒された」とは言えませんが、水琴窟の音はいいものでした。

 余談になりますが、この宝泉院は「血天井」で有名であること、行ってから知りました。抹茶とお茶菓子をいただきながら、住職さんからリアルな「血天井」のお話をうかがいました。

 その宝泉院で買ったのがこの「京都音風景」。本よりも付録のCDが目当てでした。しかし取り上げられていた四つのお寺・家屋に宝泉院は含まれてはおりません。

 1.相国寺、2.妙心寺、3.瑞厳山、4.大橋家

 左京区一乗寺にある瑞厳山には、大原へ向かう途上、寄るつもりだったのですが、あいにく特別な行事のため入れませんでした。

 この本では、4箇所の四季折々の美しい写真とともに「水琴窟」が解説されています。宮本亜門のエッセイも収録されています。

 CDは夜、ベッドに入った後、オーディオで聴いたものです。

 また聴こうかな・・・。

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デザインのデザイン/原 研哉著 岩波書店 2003年刊

2006年10月07日 | 書評
★2005年5月23日、mixiの「おすすめレビュー」にアップした書評です。

タイトルは、『デザインのデザイン』
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mixiを通じて様々な人と出会い、多角的な刺激を受ける。

あるクリエイティブ系の方のレビューに刺激され購入したのがこの本です。
2003年の発刊ですが何と14刷まで(驚)。
原氏にとっての「デザイン」の思想が歴史考察もからめて実に簡潔かつ精緻にまとめられています。
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マーケティングに携わる私に“突き刺さった”のは「第五章 欲望のエデュケーション」。原氏曰く、

・マーケティングとは市場を精密に“スキャン”すること。

・日本のクルマが日本人の目におとなしく見えるのは、日本人のクルマに対する欲望を精密にスキャンし、それらに完璧に寄り添う形にできているから。

・マーケティングは新鮮な感受性もキャッチすれば、怠惰の方向に傾斜しがちなユーザーの性向をも正確にキャッチする。

・顧客の本音に寄り添った商品はよく売れるが、これは一方でマーケティングを通した生活文化の甘やかしであり、この反復によって、文化全体が怠惰な方向に傾いていく危険性をはらんでいる。

・畑の土壌を調べ、生育しやすい品種を改良して植えるのではなく、素晴らしい収穫物を得られる畑になるように「土壌」を肥やしていくことがマーケティングのもうひとつの方法であろう。
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どんな局面にあっても「志」と「思想」を忘れてはならないものですね(振りかざすのではなく)。
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