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【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

トレンド分析ML251の文化マーケティング関連Blogです。ML251の主業務はトレンド分析をコアにしたデスクリサーチ。

男と女のはなし (2)

2015年06月17日 | 徒然
Facebookで5月6日のタイムラインにアップした記事です。
前回からの続きです。
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たまたま、『安井かずみのいた時代』を読んでいたからなのだが、畏れ多くも故 加藤和彦のようなレジェンドと自分を重ね合わせる理由はなんだろうか?

「才能ある強い女性が現れたら、すべてをなげうって献身するというのが、彼の恋愛スタイルです」(玉村豊男)。
「女性のほうからアプローチしてくる」(太田進)ほうが自然でうまくいくというのも、僕と同じタイプだからだ。

(吉田拓郎以外の)多くの人達が口を揃えて言うように、この夫妻が皆が羨む「最高のカップル」だったことは言うまでもないだろう。
安井が加藤に「支配」されるように見えたのも、安井が加藤を「支配」していたからだろう。
100%自分に関心を向けなければ我慢できない。

元々、フォーク・クレセイダーズだった加藤は、エスタブリッシュの世界に染まるような人間ではなく、職人的な音楽家であった。。
安井によってエスタブリッシュでハイソな世界の住人になったというわけだ。
38歳で7歳年下の加藤と結婚した安井の苦労も、常人の想像以上であったと思う。
年上ゆえに、プロポーションの維持を含め常に美しくあろうとする努力。
自身の加齢と夫の浮気への恐怖もあったろう。
大好物のたらこを、夫が嫌いという理由で全く食べなかったほどだ。
自分だけの我儘を通す「女王様」なんかじゃない。

「男に気を遣うということは、ひいては自分に気を遣うということなのである。(中略)女は懸命にその男との愛と人生を守るのである」(安井かずみ『女の楽しい結婚方法』)

結婚後、ゴージャスで奔放な生活を共にした多くの友人達との交誼も途切れた。
夫は、レコーディング中でも妻と二人だけの食事のため夕方にはスタジオを後にし、レコーディング佳境の年末年始には二人でハワイにいってしまう(桐島かれんをヴォーカルにしたミカバンド再結成時)。
外を歩くとき二人は必ず手をつなぐ。

加藤にとっての悲劇は、結婚後17年目の1994年3月、あまりに早く安井がこの世を去ったことだ。
最善の医療措置を施し、全ての仕事をキャンセルし献身的に看病をした加藤を知る僅かの人以外は、妻の四十九日を待たず新しい恋人の存在を明らかにし、一周忌を待たず再婚した加藤に皆、驚いたのも当然だろう。
「僕は絶対強い女性じゃないとダメなんだ。何かを持ってる人じゃないと好きになれない」(加藤和彦)
それでも新しい恋人のオペラ歌手 中丸は、「最高のパートナー」であった安井かずみとは別のタイプだったそうだ。
中丸と再婚し安井の遺品を処分しまくった加藤も、僅か5年で中丸と離婚した。
安井の死から15年、中丸との離婚から10年後の2009年10月、「ただ消えたいだけ」と遺書を残し軽井沢で自死するまでの間、加藤の女性関係は途切れることがなかったという。

それでも自死する約半年前、安井の命日に加藤は、「今、ZUZUの墓参りしてきたんだよ」と言ったそうだ(内田宣政)。
もし、加藤・安井夫妻が70代、80代まで健在であられたら、と考えるのは意味はないとはいえ、どうしても考えてしまう。
「ZUZUが生きていたらって? “森瑤子のデブ”は想像できても、‘’ZUZUのデブ”はあり得ない。だからあのまんま、スレンダーでカッコいいバアサンのはずですよ」(大宅映子)

加藤和彦と北山修 あの素晴しい愛をもう一度(ライヴ)


安井かずみがいた時代 (集英社文庫)
島崎 今日子
集英社


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男と女のはなし (1)

2015年06月16日 | 徒然
Facebookで5月1日のタイムラインにアップした記事です。
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先日のTLでドラムの話になって、野木さんのご指摘で長い間、忘れてた奈良さん(現 Sheena & The Rockets)のひとことを思い出した。
一流のプレーヤーと一緒にプレイしていると、自分も上手くなったように感じるということで、自分もクリニックで奈良さんとスタジオに入っていたときにそれは感じていた。

錯覚には違いない。が、心地良いグルーヴの中で演奏していると、脳内麻薬物質でも分泌されるのか、自分の実力以上のものが瞬間的に現れてしまうことは事実だ。ライブではよくあること。
もちろん、その場限りの「一瞬芸」のようなもので、その気持ちよさを忘れられず、日々精進していけば技量は上がるし、精進しなければそのままだ。

仕事するつもりだったものの、体と心と魂の指示に従い、「よっしゃ! 今日は休みだ!」とゆっくり寝て(自由業だもんね)、いつもよりも長い10Km、1時間45分、523カロリーを消費したウォーキングをしながら諸々考えた。

これって、男女の関係にも当てはまるんじゃね?

男にとっていい女(女にとっていい男、というのは自分は男なんでわかりましぇん)って、一緒にいると自分が「いい男」になったように感じられる(錯覚する)女なのでは? と考えてしまった。
それは女性をアクセサリー的に捉える、外見的・顕示的(「オレのジョカノ、ええやろ? ん? ん?」)ではない。
とても感覚的なことだ。錯覚であってもそれを常態化するように心掛けるか、それとも気づかないか? で「その後」は異なるが。
さらに、突き詰めると「自分はどういう自分でありたいのか?」ということが根底にあるのかもしれない。
それも意識的な自己イメージ・自己理想イメージだけではなく、無意識的な自己イメージもある。
そこでまた、『安井かずみのいた時代』の話になる。

サディスティックミカバンドのVocalist ミカと離婚した(捨てられた)加藤和彦は、憔悴しきった日々を送っていたそうだ。
世田谷砧のマンションで半年間、加藤を慰めてた吉田拓郎が、京都から来た加藤のお母さんから「和彦をよろしくね」と言われたそうだ。
加藤の音楽的才能を日本で唯一無二と認めていた吉田拓郎だったが、加藤の男としての評価は厳しく、ずっと安井かずみ(ZUZU)が加藤を伴侶に選んだ理由がわからないという。安井の周囲の人達も加藤との結婚には否定的だったという。

「雑誌ではヨーロピアナイズされた粋な男のように書かれているけれど、むしろ鈍臭くて、女から見て魅力を感じるわけがないんですよ」(吉田拓郎)
だから、ZUZUが加藤を選んだ理由がわからないが、自分より先を歩いてくれる女じゃなきゃダメな加藤がZUZUを選んだ理由はよくわかると。

加藤とZUZUの結婚生活には、もちろん色々あったようだが、ZUZUが肺ガンで亡くなるまでの間、結婚しても恋愛のような関係が持続した稀有な例だったんじゃないかな? と僕は思う。
子供がいなかったということもあるだろうが。
このケースでは、「自分より先を歩いてくれる女」がキーワードになるだろう。

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「トライブ」ってのは結局、「ビオトープ」のことじゃん。

2015年06月15日 | 徒然
山口哲一さんの新著と、佐藤尚之氏の新著を続けて読みました。



山口さんの本は、「再定義」をキーワードとして、メディアの最新動向を押えた上で、近未来を垣間見せてくれます。



佐藤尚之氏の本も、受け取る情報量をもとに「砂一」「砂一以前」と日本人を大きく二つのカテゴリーに分けて、調査・プランニングを展開する必要性を説かれています。
タイトルは『明日のプランニング』よりも、山口さんの『10人に小さな発見を与えれば。1000万人が動き出す。』のほうがドンピシャだったと思いますよ(笑)。

「ソーシャル時代」の「トライブ(部族)」って、2012年頃、ジャーナリストの佐々木俊尚氏が唱えられた「ビオトープ」なんですね。
「トライブ」ってのもこの本あたりがルーツかもです。
昨年あたりから高野修平さんあたりが、「トライブ」と言い始められてますが、もちろん、それ以前からですね。

ま、呼び方なんてどうでもいいといえばいいんですが、コミュニケーションを考えるとよくなかったりするんですね。
ジャーナリストが名付けた「ビオトープ」が、ビジネスの世界で「流通」するには「トライブ」。
「カッコつけ」っぽいですね、マーケティング・タームって。

10人に小さな発見を与えれば、1000万人が動き出す。
山口哲一
サンクチュアリ出版


明日のプランニング 伝わらない時代の「伝わる」方法 (講談社現代新書)
佐藤尚之
講談社


始まりを告げる 《世界標準》 音楽マーケティング 戦略PRとソーシャルメディアでムーヴメントを生み出す新しい方法
高野 修平
リットーミュージック


キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
佐々木 俊尚
筑摩書房


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プラモデル作りを想い出した黒木渚SGの「木製鹿オブジェ」

2015年06月09日 | 徒然
2月にこの黒木渚の『虎視眈々と淡々と』限定盤を買ったんですが、6月になって「木製鹿オブジェ」、やっと作りました。
忘れてんですね。

接着剤をつけるのは僅か2ヶ所なんですけど、中学生時代からのブランクは大きく、緊張してしまいました。

それにしても、私がショップで素敵な出会いをするアーティストって、ずっと前からなぜかラストラムさんのレーベルなんですね。
私の感性と相性がドンピシャなんでしょうね。

虎視眈々と淡々と[CD+木製鹿オブジェ](限定盤)
クリエーター情報なし
ラストラム・ミュージックエンタテインメント


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ライザップの3C分析

2015年06月05日 | 徒然
とてもよくまとめられたDIAMON ONLINEの記事です。
以下、私なりに3Cのフレームワークでさらにまとめてみました。

(1) Company

>「痩せない程度に運動してもらい、細く長くお金を落としてくれるのが上顧客だった」(フィットネスジム関係者)。

これが既存のジムですよね。。
対してライザップは、“結果至上主義”と業界の常識を覆すコスト構造が突出した強みです。
“結果至上主義”の高級ジム=ライザップという認識を社会に浸透させること。つまり、特定商品・サービス・屋号のカテゴリー名詞化、つまり固有名詞の一般名詞化ですね、これこそ最強のブランディングです。

「ライザップする」(この手のジムにいくことを)「ライザップに行く」

(初台にある某ネット調査会社の皆さん、ブランド=たんなるイメージとか浅薄な認識でいると、クライアントに呆れられますよ)
設備投資や固定費を安くできる分、広告宣伝にかける費用がねん出できることも強みですね。

(2) Customer

既存のジムのボリュームは高年齢層です。
この層の取り込みも必須です。
この記事でも取り込み余地が十分あることが述べられています。
私見ですが、医療と運動(あと美容)の3カテゴリーの融合が進んでいるがここ数年の傾向です。

(3) Competitor

当然、参入障壁は低く、競合は出てくるでしょう。
そこでこの記事で注目に値するのは、会員3万人分の(ビッグ)データです。

>「入会して1ヵ月以上たつ会員なら、情報を入力すればどんな経緯で最終的に何キログラム痩せるか、90%以上の確率で予想できる」(瀬戸社長)。
> これらをビッグデータとして徹底分析し、独自のトレーナー育成プログラムを構築できれば、ライザップは業界全体の雄に躍り出るだろう。

先行者利益を確保しながら、差別化というより差積化(安原さん)を図れるキーがデータにあるというのは面白いですね。

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【一流プロの仕事について(下)】_マーケターの企画書・レポート作成術

2015年06月04日 | 徒然
前回は、Kenji Nakaiさんのレコーディング、ミキシングワークショップの話でした。
今回は、消費財メーカーで新商品開発一筋、叩き上げのブランドマーケター 山本康博氏を取り上げます(と言いましても、私のほとんど私のことですけど・・)。
リアルゴールドの缶パッケージは山本氏の企画でしたし、代表的な商品企画はJTの缶コーヒー「ルーツ」や「桃の天然水」です。
JTの飲料はサントリーになっちゃいましたけどね。

山本氏とは2010年でしたか、ある企画関係の勉強会でお世話になりました。
もちろん、講師は山本氏で私は受講者でした。
企画書やマーケティングレポートを書くとき、いきなりパワポを操作するのは馬鹿。
山本氏の会社では当然、厳禁。手書きを完成させてから初めてパワポに向かう。よくわかります。
まず、「ペーパーに手書き」が基本です。

この写真は、もう何年前になるでしょうか? 私が書いた調査レポートの手書きラフスケッチです。



さすがに今はもっとラフに書いてますが、調査スタート前、仮説からストーリーを展開しながら構成を考えます。
現在、ほとんどのネット系調査会社では、このような手書きでストーリーを展開する、なんてことは予算・スケジュール上、求められはしないでしょう。
限られた予算とスケジュールの中で、いきなりパワポというケースは普通かと思います。
現代のビジネスシーンでスピード感は大切です。
仕事にもレイヤーがありまして、山本氏のようなブランドマーケターの仕事と、ネット系調査会社の仕事を同一に考えるのは無理があるでしょう。
レポートにしても、ネット系調査会社の場合、定量の Fact Findingレベルのレポートはコメント作成などが自動化されるのも、そう遠い日のことではないでしょう。

マクロミルやクロス・マーケティングなど「人材消耗型ビジネスモデル」の企業では、社員の入れ替わりが激しいことから、企画書もレポートも汎用性のある定型化されたフォーマットを使う=テンプレート化、というのも知恵だと考えます。
私も現在、パートナー企業さんの中に複数の調査会社さんがありますが、スケジュールがタイトなとき、企画書を「いきなりパワポ」というケースはありますよ。
それはスピード感を重視する現実的な仕事スタイルだと思ってます。

それでもレポートのサマリーについては、私も手書きで(ときにはPost-itを使って)デザインします。
サマリーやインプリケーションは、その1~2枚を見ただけで全ての内容を理解していただく最重要のページです(特に時間のないエグゼクティブに対して)。
サマリーは箇条書き形式が一般的ですが、私の場合、構造化して図表形式にする習慣があります(過去数年間で、手抜きしちゃったこともありましたが、、ゴメンなさい!)。

こちらのの写真はボカしてありますが、やはり手で書くことで思考を深め、ヌケ・モレ・ダブリがあるか確認をします。



レポート作成で最も時間をかけて熟考するのがサマリーとインプリケーションですね。
音楽制作でも今は Pro Tools を使うことのほうが一般的です。
が、問題なのは、Pro Tools しか使うことができないエンジニアが、アナログの良質な音作りができるの? できないでしょ? ということです。
最初から、迅速化のため「いきなりパワポ」で育ってきた人が、調査会社より上のレイヤーの企業で手書きを求められても書けない。
「伝承」ということを考えると問題があるように感じられるんですよね。
手で紙に絵を書く、という行為はイコール「思考」することなんです。これが大事!

私サラリーマン時代、昨年夏まで所属していたユーティルという会社がクロス・マーケティングに「救済」されて、私もクロスに出向させられてたんですが、そこでこんな光景を見ました。
グループ会社のR&Dからもベテランリサーチャーが来てましたが、彼等はクロスの若いリサーチャーから頼まれて手書きで見事な企画案を渡すわけです。

「しめた!」とでも思ったんでしょうね、彼等はそれをそのままパワポに落とす。
「自分で絵を書く=思考する」ということをしない。
案件関与額とやらに縛られて(ま、私は確信犯的に無視してましたが-笑)、インスタントに案件をこなさなければならないので、もし「思考」しようと思っても出来ない。
自分のスキルを高めるより、工数の縛りの中で案件をこなすため、何ごともショートカットの解決策を求める。
だから、若いリサーチャーのスキルが伸びることはないんですよね。

こういう人達のことを「思考停止の馬鹿」といいます。

マネージャー職の連中は、この傾向がさらに著しかったのは当然でした。
これは間違いなく企業体質です。経営者の性格・資質がイコール会社全体、社員一人一人の性格・資質なのです(転職で多くの企業を体験してきた私が自信を持って言える経験則です)。
良心的な仕事をする(あんたの会社にはもったいないぐらいの優秀な)リサーチャーに、リクルートから天下りしてきた馬鹿役員が、残業時間が長いとイチャモンをつけてきた話も聞きました。その馬鹿役員、システム系の社員の徹夜とかは自慢してたくせにね。。
私の場合、とことんクロスとは相性が悪かったですね(笑)。

あっ! 経営幹部以外では、個人的には嫌いな人は(ほとんど)いませんよ。サラリーマンには向いていない私の資質ゆえ、というのもありますしね。

ま、問題と深刻に考えることもないでしょうね。
スキルアップは誰にでも必須なわけじゃありませんし。
ご自分に合った「水」の中で居心地の良さを求めることを否定はしません。

また、マーケティングリテラシーの高いナショナルブランド企業では、調査会社のレポートに「サマリ・コメント不要」というケースもあります。
これもメーカーサイドのマーケターの能力が高ければ、調査会社に「そこまで」は求めない、という傾向が高まるんじゃないかな? という予測の根拠の1つでもあります。

私は、たとえ予算の少ないプロジェクトでも納品までの時間の余裕があれば、手書きを心掛けています。
そうしないと自分の能力が「劣化」しますから。
フリーランス、個人事業主ですとそれも可能なんですね。
自分の時間をねん出すればいいだけの話なので。

音楽制作でも、80年代から吉田拓郎のような Bigアーティストはコンピュータを使った作曲・アレンジとかを進めておられたはずです。
しかし、ライブではきちんと生のミュージシャンで素晴らしいステージが再現できるのです。
ツールも使い方次第なんでしょうね。
若い音楽人でもスキルアップというより、「いい音」を希求する人達は少なくないと信じてます。

最後になりましたが、山本氏のプロフィールに「失敗例」が100あると書かれてましたが、これは「勲章」でもあるんですね。
失敗例という裾野をピラミッドとして、頂点に大ヒットがあるわけですから。
音楽でもどの世界でも同じだと思います。

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【一流プロの仕事について(上)】 Kenji Nakai レコーディング、ミキシングワークショップ

2015年06月03日 | 徒然

「アナログだ!」

5月23日(土曜日)のKenji Nakaiさんのレコーディング、ミキシングワークショップで最後のミキシンング中、Nakaiさんがこう叫ばれました。
トラックダウンでPro Toolsが使われることはありませんでした。
「マイキングはサイエンス」から始まるNakaiさんの思想と方法論は豊富でした。

私はエンジニアどころか、卓を操作する人ではありませんし、マイクの機種・モデルナンバーとか全く知りませんでした。
(1)ダイナミック、(2)コンデンサー、(3)リボンと大きく3種類のマイクがある。
シンバルなどの“光りもの”や、ギターのアルペジオなどはコンデンサーマイクが向いている(アナログ時代から)。
スネアにはリボンマイクと相性が良く、縦に使ったほうがいい。







オーバーヘッドの高さ位置は、スネアからスティック2本半分とか、私に理解できることは専門職の方には到底及ばないレベルです。
それでも、「イコライザーを使うより、まず楽器(特にドラム)のチューニング」など、細かな技術的なことより基本的な思想で学ぶことは多かったです。

「音楽の三要素」はメロディ、リズム、ハーモニーですが、「音作りの三要素」は、

(1)Transient=ADSR(Attack,Decay,Sustain,Release)
(2)Spectrum、
(3)Reverberation。

(3)Reverberationには、Early、Short、Longがあって、Longは広がり感と奥行き感。
奥行き感があれば、再生ハードでの聴こえ方の差異は少なく、周波数帯が狭くても曲のイメージは変わりにくそうです。

ミキシングでは、「フェーダーを上げ下げさせるのに順番はない」。
例えば、まずヴォーカルとベース、ギターだけでグルーヴ感が出るミックスにする。
それからドラムを操作するとか。
おそらく、ダフトパンクはその方法じゃないか? とのことです。

「5点定位」とか概念は理解できますが、「レイヤーを足し込むことろが難しい」など、実際の経験が豊富でなければ体感できないこともありますけどね。

ここにアップした画像は、「SOUND VISUALIZATION」(音の視覚化)です。
これは、Nakaiさんの「師匠」のミック・グゾウスキーからのご直伝だそうです。

「絵の中で成立しないものは、音の中でも成立しない」
若手4ピースバンド「RETO」さんのミックスされた音を聴きながら、音の構成を私がメモったものを図にしてみました。



とてもベーシックで当たり前かもしれませんが、私にはこんな構図で聴こえました。
レコーディング前の、こういう設計が重要なんですね。
私流の解釈ですと、これも「デザイン志向の仕事術」だと思います。

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クラウドファンディングは新しい直接金融となるのだろうか?

2015年06月02日 | 徒然
日曜日(5/31)の21:00から、NHKスペシャル「戦後70年 ニッポンの肖像 第2回 “バブル”と“失われた20年” 何が起きていたのか」を観ました。

堺屋太一氏のコメントが心に残りました。
私の所感を交えるとこんな感じです。

(1)バブル時、米国は第二次産業から第三次産業への移行期だった

製造業中心からサービス業や知識集約産業への移行期で混乱していたのが米国。
それを米国の「衰退」と日本人は勘違いした。
日本ではまだ製造業(ソニーとかトヨタとか)が絶好調。
⇒ Japan as No.1

で、米国が産業構造の変革を遂げたとき、日本はバブルが崩壊し「失われた20年」へ。
その米国で、マイクロソフト、アップル、グーグルなどが台頭した。

(2) バブル時は働き盛りの団塊世代が「仕事」を求めていた

人口ボリュームの団塊世代の仕事を「創出」するために、膨大な資金の投資先が求められていたという事実は、言われてみれば成程なんですが、さすが堺屋氏ですよね。


ところで、高度経済成長期までは、護送船団方式と同様、機能していたのにも関わらず、成熟期に機能しなくなったのは「間接金融」という番組の中での指摘は重要です。

銀行融資がメインの間接金融は、目先の利益に左右されることなく、企業や産業を育成できるのですが、スピード感が求められ、トライアル&エラーが必要な社会では、事業創出の「足かせ」となります。
実は、「会社は誰のものか?」という株主主体への論議って、80年代後半から日本でも盛んだったんですけどね。

では、米国のように日本も「直接金融」だったらいいのか?
というとそうでもないようです。

90年代前半、経済同友会の中で「改革派」で「株主第一主義」を掲げておられたオリックスの宮内氏も、後になって気付かれました。

「株主は目先の利益を重視する」
「株主はすぐに見捨てる」

一度は上場しても、四半期ごとの成果を株主に求められ、中長期的な事業を育成できないため、上場廃止する企業も少なくないですよね。

もちろん、世の中では間接金融が中心で、直接金融は「目先の利益を重視する近視眼的な株主」に気を遣わなければならない。

そこで「クラウドファンディング」はどうかな? という話です。
私個人は、約10年前、「ミュージックファンド」に投資したことがありましたが、ほぼ10年経ってICT環境の整備の結果もあり、「クラウドファンディング」が脚光を浴びています。

證券市場のように大きくなるかどうか、まだ何とも言えませんが、利益目当てだけではない「健全な直接金融」のシステムじゃないでしょうか?

先日知り合った方の会社のクラウドファンディングサービスです(↓)。

音楽専門クラウドファンディングサイト「muevo(ミュエボ)」

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NHK『探検バクモン』めくるめく"紙ワザ"の世界へ ~オトナ編~

2015年06月01日 | 徒然
5月20日放映のこの番組のテーマは、めくるめく"紙ワザ"の世界へ ~オトナ編~
なかでも集英社の伝説の編集者で現役員の鳥嶋氏(「Dr.スランプ」の「Dr.マシリト」のモデル)が面白かった。

「売れないものはクズ」とバッサリ斬る人だけど、印象的なインタビューだった。
「編集者の注文・修正に対し、そのまま修正してくる作家は生き残れない。(ときとして編集者を驚かすような)全く違うものに変えるとかできる人が生き残れる」

アーティスト・表現者、それもトップレベルでの特殊な話であるものの、実はビジネスの世界でも、「ソリューション」ではそのくらいのコトが求められたりするのも事実なんだよな(さすがに調査屋さんのときはなかったけど-苦笑)。

何年も前だけど、割とあったね。(あ~、、会社案内とかにな、出来もしねぇこと書くから、余計な期待をされちゃう=勘違いされちゃうんだよ・・)とため息をついたこともあった。尤も、ほとんどの会社の会社案内はそうだけどね、綺麗ごとばっか書いて。。

世の中の仕事の9割以上は、クライアントニーズに忠実に「出来ること」。可もなく不可もなくで合格点だろう。
ヒットメーカーもそうだけど、「ソリューション」の意味を考えた。ときとしてそういうソリューションを提供できる、というかプロデュースする人間でありたいなと。

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Sheenaさん、お疲れ様でした。最高のR&R、ありがとうございました。

2015年02月16日 | 徒然
2月14日の土曜日の夜、ご逝去を知りました。
昨年9月13日の日比谷野音のステージは圧巻でした。
10月23日の渋谷TSUTAYA O-EASTでの故 橋本潤さん追悼イヴェントでは、MCで潤さんとのロンドンレコーディングのお話も。

SHEENA & THE ROKKETS - ROCK ON BABY ロックの好きなベイビー抱いて


想像を絶するほど辛かったでしょうけど、ステージではそんなことを見せないプロフェッショナリズム。

14日夜から15日朝にかけては、Facebookの友人達がアップされたシナロケのYouTube動画・貴重なプライベート写真に「いいね!」を押しまくりました。
自分とは直接、つながっていない友達の友達のページにもです。

18日のお通夜には多くの皆さんが参加できそうです。

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【私見】 ホントに「60年代への揺り戻し」で「ロックが流行る」のでしょうか?

2015年01月29日 | 徒然
『DIAMOND online』のこのコラムを読むまで、竹井善昭氏のことは存じておりませんでしたが、輝かしいキャリアのマーケティング・コンサルタントさんのようですね。
が、このコラムには違和感が。「破壊衝動に革命思想」「60年代への揺り戻し」なんて私には到底、感じられません。。
『DIAMOND online』の記事ですし、勢いよく景気が良くなることを期待してのコラムでしょう。
竹井氏は、ロック的な女性アーティストが目立つと仰せですが、それは「表層」のことじゃないかな? たしかにそんなアーティストさんはいますけど。

「ロックの時代」になって女性ロッカーが輩出されているのではなく、「多様化」した現在、女性が今まで男性優位だった多くの領域にポジョションを築くようになったことのほうが本質だ、と私は見ています。
JRの運転手さんと車掌さんがともに女性、という光景も珍しくなくなりましたが、根本的にはそれと同じ現象なのです。
メタルアイドルの「BABYMETAL」にしても、バラエティー豊かなジャンルを包括する多様性(ハードコアまで・・)をもった「アイドルというフォーマット」の一つのジャンルに過ぎません。

「感性トレンド」「ブレインサイクル」(黒川伊保子氏)では、2013年が「女性脳」の時代のピークでした。
男性にも「女性脳」はあるわけで、何も「女性脳」の時代は女性優位というわけではないのですが、女性的な感性があらゆる領域で優位になる時代です。
自動車のフォルムでは、2000年代の日産マーチがわかりやすい典型例で、これからは徐々に「角目」のフォルムに移行していくはずです。
が、しかし、ピークを終え下降線を辿るとはいえ、まだ「女性脳」の時代は続いているわけで、インダストリアルで無機的なデザイン、YMOのようなテクノがロックの一カテゴリとして世界で流行るような時期はまだまだ先です。
実際、最近の国内男性ロックバンドのテーストは、「反逆」どころか、正しいのかさえわからない「正解」を語ることのためらいのほうが主流じゃないかと思います。

また、竹井氏のロックの定義もステレオタイプかと思います。
重箱の隅をつつくような言い方になりますが、「ミオヤマザキ」の「民法第709条」は不倫の歌で、竹井氏は「本妻と愛人の激しいバトルみたいな歌で、内容的にはロックでもなんでもない」と仰せですが、私はロックだと思いますよ。
逆に、シシド・カフカもロックはロックですが、「革命思想」どころか反逆精神は感じません。恋愛至上主義者じゃないでしょうか?
70年代の『危険なふたり』(ジュリー)が「肉食系」女子の『キケンなふたり』になるまでの40年という年月が長かったのか短かったのかはわかりませんが。

一言でいえば、まるで「全共闘世代オヤジの懐古自慢」のドヤドヤ感(間違ってたらゴメンなさい)。

「ところで、冒頭で書いたように、ロックなものが流行るとなぜ景気が良くなるのか?? それは、ロックが50代オヤジと若者をつなぐ、マルチターゲットなマーケティングテーマとなるからだ。」

「50代男性のみなさんは、今年はぜひ、若い女性をシシド・カフカのライブに誘って、ライブ後は焼き肉を食べながら社会貢献を語る。そんなデートをしてほしいと思う。そんなオヤジが増えれば、日本の景気ももっと良くなるのではないだろうか。」


正直、そうできる人は羨ましいです。
自分の「美学」を基準に「超ダサ」「イタイ」 と蔑みつつも心の奥では実は羨ましい、、という状態は「心の捻じれ」で、ずっとそんな態度をとっていたのが、かつての私でした。
「肉食系」(能動的)ではなく「川魚系」(受動的)の私、シシド・カフカは好きなんで、そういう機会を作ってくれる女性がいれば大歓迎です・・。
ま、竹井氏の定義に従えば、私は「ロック」ではないのかもしれませんが、それはそれとして(~o~;)。

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「歪んだギターの音の究極の気持ち良さを追求するとチェロの音になる」

2015年01月26日 | 徒然
「歪んだギターの音の究極の気持ち良さを追求するとチェロの音になる。アンプ、ディストーション、オーバードライブの何を使おうと」

私より3~4歳ご年長で、80年代、スタジオミュージシャンとして仕事に追いまくられていたMさんの言葉に僕はハマった。
24日の土曜日の夜、北川美紀さん(Piano)とヴァイオリン、チェロの三重奏ライブを観ていたときのことだ(@中目黒の「楽屋」)。

三重奏で何度も気持ちのいい「ツボ」が刺激されたが、やはりチェロがピアノとヴァイオリンと競いながら、かつ調和していた瞬間だった。

*Mさんは中学生の頃から「流し」の人の後につきながらギターをマスターし、「六文銭」のメンバーの弟子であられたそうだ。

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村上春樹の「回答」は酷くもなんともない

2015年01月25日 | 徒然
村上春樹の回答に「痛烈」「激震」とありますが、私の感想は少し異なります。
私は村上春樹の回答が酷い! とか、村上春樹がタカビーで冷たい、と多くの人が思っているほど感じません。

<質問>
村上さん、こんにちは。いつも楽しくご本を読ませて頂いております。
私は現在大学院生で、レポートやら、発表する際の原稿やら、教授へのメールや手紙やらなんやらで、とにかくたくさん文章を書かなくてはいけないのですが、なにぶん文章を書くのがとても苦手です。
しかしながら書かなければ卒業も出来ず困りますので、仕方なしにうんうんうなりながら書いております。
どうにか文章を書きやすくなりませんでしょうか。なにか、村上さんの「文章読本」的な考えをぜひお聞きしてみたいです。
(櫻井、女性、23歳、大学院生)

<回答>
文章を書くというのは、女の人を口説くのと一緒で、ある程度は練習でうまくなりますが、基本的にはもって生まれたもので決まります。
まあ、とにかくがんばってください。


まず第一に、質問者は「文章を書くのがとても苦手」で「仕方なしにうんうんうなりながら」書いてるわけですよね?
文章を書くことが「好き」になれないどころか「苦手意識」を持ってる人が、「文章を書きやすくなる」ための秘訣を聞くなんて失礼じゃないでしょうか? 回答者は「ものを書く」ことを生業とされている作家です。。
嫌いなことをうまくこなせるようになりたい。
まず、回答者は「書くこと」を好きになることから始めないと。ま、今のままでは無理ですけど。
第二に、こちらのほうが重要なんですが、質問者(内容)と回答者(内容)のミスマッチです。
レポート・論文・オフィシャルなメール文と、文学作品は異なります。同じ「文章」と一括りに捉えるには無理があります。
例えばビジネス文書も質問者が苦手とする「文章」です。しかしレポートにしろ論文にしろ、23歳の院生さんが初めて「出会った」フォーマットです。
馴染みなどありません。しかし、教官や先輩に修正して頂き、定型の文体を会得すれば、あとは慣れの問題です。
文学作品は異なります。村上作品を愛読する質問者は、もしかしたら小説・エッセイを書く素養があるのではないかと勘ぐってしまいます。
まず「読者」としてあらゆる作品を読み、自分に合ったスタイル(文体)やプロット構成を確立する。「一流の読者」でない人が「一流の作家」になった例を私は知りません。
村上春樹が海外で人気を博しているのは、「文体」と「物語性」ゆえです。文体とは単なる形式ではありません。フィッジラルドやレイモンド・カーヴァーを始め、多くの海外作品を翻訳し会得してきたのが村上春樹の文学です。
「守・破・離」でオリジナルを確立する。そういう方法論はあるのですが、そりゃ、「基本的にもって生まれたもの」がコア(核)になきゃ、一流のプロにはなれない。ちなみに、私にはそんな怖ろしいコア(核)なんてなくて良かったと思ってますが(笑)。
回答する村上春樹も、質問者の抱える悩みを理解できなかったと思います。
で、大作家の傲慢と捉えられるような突き放した回答をせざるを得なかったんじゃないでしょうか?

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何気に残っている鈴木茂ソロコレクション(アナログLPレコード)

2015年01月12日 | 徒然
何気に残っている鈴木茂ソロのアナログレコード。
全部ではありませんが。
Tin Pan Alleyも1枚。



壁に掛けてあるオール・インストゥルメンタル・アルバム「WHITE HEAT」は貴重だと思ってます。
ジャケは、エリック・クラプトンの「スローハンド」や、ブルース・スプリングスティーンの「明日なき暴走」のパクリ、いや! オマージュ。

■track list

1.HOT BLOOD
2.WILD FIRE
3.CITY STREETS
4.MOONSTRUCK
5.ON THE COAST
6.LOS ENAMORADOS
7.STARLITE MELODY
8.DA DOO LOVE FOR YOU

■参加ミュージシャン

Drums : Robert Brillz、高橋幸宏
Percussion/Flute : 浜口茂外也
Percussion : ペッカー、ラリー寿永
Electric Bass : 小原礼、後藤次利
Keyboards :坂本龍一、佐藤準、矢野顕子
Alto Sax : ジェイク・H・コンセプション


オリジナルリリース:1979年 VIH-6038 ビクター/Invitation

M1.「HOT BLOODED」


M3.「CITY STREETS」


WHITE HEAT(紙ジャケット仕様)
鈴木茂
ブリッジ


BAND WAGON 2008-Special Edition-
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NIPPON CROWN CO,.LTD.(CR)(M)


鈴木茂ヒストリーボックス
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PANAM


鈴木茂 ギター・プレイ・オブ・バンドワゴン/Guitar Play of BAND WAGON [DVD]
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アトス・インターナショナル

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【コンサート告知】 “わ”で奏でる東日本応援コンサート2015 in 東京

2015年01月06日 | 徒然
【東日本応援コンサートのお知らせ】

「“わ”で奏でる東日本応援コンサート2015 in 東京」


■日時:2015年3月11日(水曜日)
■会場:日比谷公会堂
■開場:18:00
■開演:18:30
■料金:全席指定 2,000円(税込)

■出演
前田憲男とウィンドブレイカーズ
尾崎亜美
八神純子
EPO(エポ)
渡辺真知子
山口マリー
くるみee

■主催:株式会社バルケニック
■特別協賛:セイコーホールディングス株式会社
■後援:読売新聞社/テレビ岩手/岩手日報社/ミヤギテレビ/福島中央テレビ/福島民友新聞社





今年は震災から4年目を迎えます。
まだ仮設住宅にお住まいの方々も少なくなく、復興はまだまだです。
お勤めの皆さんには開場・開演時間は早いと思いますが、早退とかされる価値のある豪華な出演者の顔ぶれです。
20代の若い皆さんには、ご両親にプレゼントすれば格別です。

チケットぴあでは予定枚数が完売し追加中(?)とのこと。
御観覧希望の方はご希望枚数を明記の上、直接、メールにて私にお知らせください(ご質問もメールにて)。
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当日、受付にて私がお引替えいたします。

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