南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

恭喜発財!

2006-01-29 22:30:12 | シンガポール
旧正月です。ゴンシーファーツァイです。
日本の正月が終わったばかりなのに、また正月気分。
1月はなかなか仕事に集中できません。
昨日の午後から、休みのお店が多く、街は静かです。
今日の日曜日はまだ一歩も家を出ておりません。
いつの間にかもう夜なので、今日はこのまま出ないでしょう。
引きこもりになった気分です。

今日は図もお休みです。
火曜日まで休みなので、海外に出ている人たちもずいぶんい
ます。日本人も、どっかに行っている人が多いです。

NHKのニュースで中国の春節のニュースをやっていましたが、
この時期旧正月を祝っているのは中国だけでなく、シンガ
ポールを初め、香港、台湾、ベトナム、マレーシアもみな旧
正月の祝日です。

シンガポールでは、旧正月は、とくに大々的なお祭りがある
というわけではなくわりと静かにすぎていきます。中国系の
人たちにとっては親戚を訪問したりする重要な時期ですが、
それ以外の人種にとってはかなり暇な時期ということになり
ます。

私も日本とかに行くということも考えたのですが、下町娘
は仕事をしているし、飛行機もいい便ば取れないし、日本は
寒いし、また仕事もちょっとあるので、今年は帰らないこと
にしました。

これまで何度かシンガポールで旧正月を過ごしたことはあり
ますが、最近は不便でもなくなりました。最初にシンガポー
ルに来たころ、旧正月になってしまったことがありました。
当時はまだホテルに宿泊していたのですが、街には、24時間
営業のコンビ二もほとんどなく、デパートやレストランは
しまってしまい、街がゴーストタウンとなってしまったのに
はびっくりしました。ホテルのレストランも閉まっていたの
で困ってしまいました。

今では、セブンイレブンのお店があちこちにでき、スター
バックスや、デリフランスなどの喫茶店系のお店は旧正月も
営業しています。旧正月でも営業している店は年々増えて
いるように思えるのですが、本日は外出していないので
どの程度の状況かはよくわかりません。

窓から外を見ると、時々車が走っているのとか、MRT(地下鉄)
が走っているのとか(都心以外は地上を走っています)見え
るのですが、非常に静かで、世の中はどうしてしまったのだ
ろうかと思ってしまいます。NHKのニュースとか見ると、暗い
ニュースばかりが流れてくるので、いやになってしまいます。
家では新聞をとっていないので、今日の新聞は見ていないの
ですが、新聞で目につくのは暗いニュースばかり。新聞を読む
事で世の中の動きがよくわかるというよりかうんざりしてしま
うので、新聞は嫌いです。時々、仕事に関係する重要な記事が
出ていたりすることもあるのですが、新聞(というかマスコミ
全般)の思考は何か画一的でなるべく信用しないようにして
います。

ホリエモンを持ち上げておきながらの、今回の一斉ホリエモン
叩き、群衆の世論を煽動する感じで、これは大学のとき勉強
したシェイクスピアの「ジュリアスシーザー」における群衆
心理の単純さに関して思い出したりしました。

ところで、本日、NHKの「週刊ブックレビュー」を見ていたら
詩集月刊ベストテンをやっていました。これは毎回いろんな
切り口でベストテンを発表しているコーナーです。この第五位
に「対詩 詩と生活」(小池昌代/四元康祐著)が入っていて
びっくりしました。四元康祐氏というのは、
詩人なのですが、実は私の大学の後輩なのです。
一緒にシェイクスピアの演劇で舞台に出た事もありました。
何年か前に偶然立ち寄った新宿紀伊国屋の詩のコーナーで、
彼の詩集「笑うバグ」を買って、その斬新なスタイルに衝撃
をうけたものでした。

彼は大学にいた頃から詩の才能を発揮していたのですが、
たしかうちの東京の会社で短期間のアルバイトしていた事が
あります。今でも覚えていますが、うちの会社の当時の常務と、
彼を正社員として採用しようと、赤坂の焼き鳥屋で説得した
ことがありますが、彼には断られてしまいましたが。

その後、彼には会っていなかったのですが、「笑うバグ」の
中に、アメリカで勉強して、海外で仕事をしているという
ような紹介が書いてありました。また別の最近作では、ドイツ
にいるというようなことが書いてありました。とても懐かしく、
一度会いたいなと思っているうちに、彼はいつの間にか有名
詩人になってしまっていたのです。
誰か彼の近況をご存知の方教えてください。

そういえば、私は学生時代に、詩に興味を持っていました。
白石かず子さんや、伊藤比呂美さんの朗読会に行ったことも
ありました。学生時代(英文科)には、TSエリオットの詩
などもかじっていました。宮沢賢治や高村光太郎のものも
好きでした。「叫ぶ詩人の会」が好きだったのもそういう流れ
です。

今日、「功名が辻」の「落城の抱擁」の会を見ました。
「千代は生きて一豊さまの妻になりとうございます」という
真に迫ったセリフ、いいですね。愛に生きる千代の存在感が
出てきていよいよドラマが本格的にスタートという感じです。
ところどころで感動してしまいました。六平太とかちょっと
縁の下の力持ち的で可愛そうなんですけど、存在感ありすぎ
ですね。竹中半兵衛は、新撰組の沖田総司のように血の出る
咳をしていたのですが、そんな若くして病弱では、信長様に
嫌われてしまいそうで心配です。
そういうのが狙いなんでしょうか?

下町娘は、「千代は、今日のことを今生の思い出に
生きてまいります」というセリフにぐっときたと言っており
ました。また千代と一豊が一緒になることを一生懸命に
手伝ってくれる秀吉に対しても、「けっこういい人じゃん」と
評価していました。千代の花嫁姿にもじ~んときていたよう
です。これからの展開が楽しみです。