南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

バンガロールからムンバイへと旅は続く

2006-01-08 08:14:20 | インド
この写真はバンガロールのFORUMという
ショッピングセンターの写真です。
高級ショッピングセンターですが、
雰囲気はシンガポールなんかとほとんど
同じくらいの奇麗さです。
インドの消費力はどんどん高まっています。

去年の暮れに、バンガロールのカルナタカ州政府が、バンガロールの
呼び名を元々の名前である「ベンガルール」に変更すると発表したの
で、これが実際にどのように影響が出ているのかいろいろ聞いてみたら
まだそれほどの動きはないようですね。

金曜日にバンガロールの新聞社の人たちとこの件に関して話したの
ですが、お役所の公式文書はそのようになるかもしれないのですが、
英字新聞(バンガロールではとくに英語の新聞の普及率が高いです)
の記事標記に関しては、バンガロールという使い方を続けていくという
ことでした。

ベンガルールというのは、バンガロールがあるカルナタカ州(言語は
カンナダ語)の昔からの言葉ですが、バンガロールというのは英国人
が使っていた呼び方です。バンガロールはよその土地から来ている人間
が多いコスモポリタンな都市なので、バンガロールという言い方の方
が好まれているようです。地元の政治家がベンガルールという古来の
呼称にこだわっているようですが、もともとバンガロールに住んでいた
人と、他の地域から来ている人との微妙な確執もあるような気がします。

バンガロールは、IT関係で有名です。しかし、それだけではありません。
それに伴って、不動産関係の産業もどんどん成長している感じがあります。
また、バンガロールの街を見てみて、その教育設備の多さにびっくり
させられました。いろんな大学があり、学生も多く、非常に知的な感じ
がしました。また病院や、医療関係の研究設備も多くあり、バンガロール
は別名「ヘルス・シティ」と呼ばれているみたいです。数日前日本の
雑誌で、インドの医療関係のレベルの高さについての記事を読んだの
ですが、この医療設備の充実度合いを見ていると、本当にそうなんだな
と実感されます。

インドはインフラがまだ十分整理されておらず、一見不衛生な雰囲気が
目につくので、医療関係も大丈夫なのかな?と思ってしまいますが、
病院のレベルは非常に高く、欧米を含む海外から治療を受けにわざわざ
インドに来る人も多いとか。医療関係者は欧米で勉強してきた人も多く、
インドの治療費は欧米に比べると断然安いので、人気があるみたいです。

私は、金曜日の夜からムンバイ(ボンベイ)に移動してきました。
空港のそばのオーキッドホテルというホテルに滞在しています。
このホテルも各部屋はインターネット接続が、リモートアクセスになって
いるのですが、この設定がうまくいきませんでした。バンガロールでは
全く問題なく接続できたのに、このムンバイのホテルではダメでした。
だから昔ながらのダイヤルアップで接続しています。

さっき、パソコンをつけたままうとうと眠ってしまったのですが、その
間にダイヤルアップが接続されたままになっていたみたいで、電話代が
心配です。

ところで、「功名が辻」の大河ドラマがいよいよ始まりますが、この
ムンバイのホテルではNHKが見られません。バンガロールのホテルには
NHKが入っていました。従って、日曜日は見る事ができません。残念。
シンガポールに帰ってから再放送で見るしかないのですが、皆さんより
情報が遅くなってしまうのが悔しいです。

本日、インドのヒンドスタンタイムズという大手新聞社の人と話した
のですが、インドへ来る日本人の観光客は、インドのインフラがもっと
よくなったら急増するんだろうな~と言っておりました。
以前、デリーの博物館で8世紀頃の釈迦像を見る機会があり、私はそれ
以降ブッダに関して、手塚治虫の「ブッダ」をマンガで読み、ヘッセの
「シッダールタ」を文庫本で読み、瀬戸内寂聴さんの仏陀の本とかも
読んだりして、仏陀の足跡の残っているインド北部地方に行ってみたい
という話をしたら、それは是非また来てほしいと言ってました。

インドは仏教が生まれた国でありながら、仏教徒はかなりの少数派です。
しかしながら数多くの仏教遺跡は残っていて、観光的資産価値は高い
です。インドは数々の可能性を秘めています。