南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

インドの自動車にサイドミラーがないのが多い

2006-01-10 07:12:39 | インド
ムンバイでの車の移動はとても疲れます。
どうしてかと言うと、まず、交通渋滞。
混んでいるときは、車がなかなか動きま
せん。アジアの他の都市の交通渋滞も
ひどいですが、ムンバイはとくに疲れます。

疲れる理由その2は、レーンは無視して、ぎりぎり運転。
ぶつかりそうなくらいすれすれで運転したりします。反対車線でも
対向車が来てなければばんばん行きます。2車線でも、平気で
3車線になります。車がぶつかりそうで、ひやひやして疲れます。
その3、警笛がブーブーとうるさいです。警笛を鳴らすことは
インドでは全く普通のことです。むしろ後ろの車は警笛を鳴らして
前のくるまにその存在を知らせるのがエチケットのようなもんです。
この写真の白い車のように、小型車はもともとバックミラーのない
ものも多く(製造段階でサイドミラーがない)、またサイドミラー
のある車でも、折り畳んでいる車も多いです。インドの車は自分の
進む前方のみ注意を払うのですが、後ろのことはどうでもいいかの
ようです。後ろの車が前の車を追い越そうとする場合は、警笛を
がんがん鳴らして、警告しないとあぶないのです。うるさくて
とても疲れます。トラックの後には、"Horn Please"(警笛鳴らして
ください)という言葉がペンキで描いてあったりします。

というわけで車での移動は大変なのです。自分で運転する勇気は
ありません。他の車がすれすれに寄ってきたり、人が急に飛び出し
てきたり、スリルの連続です。前を見ることだけで精一杯なので、
サイドミラーはあまり用をなさないようです。また、車と車が
ぎりぎりに寄ったときとか、自転車やバイクがすり抜けたりする
時にサイドミラーが邪魔になるので、サイドミラーをつけていない
(あるいは折り畳んでいる)のかもしれません。

ところで、インドはムンバイのように交通事情が悪い場所が多いの
で、小型車が人気です。メーカーでは、ズズキマルチ、ヒュンダイ、
タタが最近の売れ筋トップ3です。その次にホンダが来るという
感じです。ユーティリティー・ビークルと呼ばれるカテゴリーでは
マヒンドラ&マヒンドラ、トヨタ、タタなどが人気です。

シンガポールとかでは、メルセデスベンツとかBMWとかの高級車が
結構目につくのですが、ムンバイではほとんど見かけませんね。
バイクは、ホンダが一番人気ですが、ヤマハとかも多く見かけます。

今日は、タクシーでホテルから打ち合わせ場所まで行こうとした
のですが、途中でタクシーのエンジンがかからなくなってしまい
ました。運転手が車を路肩に停めて、通りかかった他のタクシーを
呼んで、乗り換えるよう手配してくれました。タクシーはぼろい
のが多いので、こういうこともたまにあります。

というわけで、今日も何とか生きております。大手新聞社と、大手
テレビ局に行って打ち合わせしたりしました。夕食はインディゴと
いうお洒落なレストランでとても美味しい料理(イタリア系)を
食べました。遅めの昼食のインド料理のせいで、あまりお腹が
すいてなかったのですが、美味しかったので食べてしまいました。
量がそんなに多くなかったので助かりました。

ではまた。