終の棲家でのんびり暮らす田舎暮らし

リタイア後山中に終の棲家を建て、夫婦二人で自然すぎる環境での田舎暮らしは、どこまで続けられるか。

煙突掃除は難しくはない

2016年10月08日 | 薪ストーブの暮らし

煙突掃除はそれほど難しくはないが慎重に作業しなければ

いつものことだがオフになったら煙突掃除をやらなければと思うのだが、薪ストーブ生活スタート直前になってしまう。妻には『一人では絶対に屋根に上がらないで』 と言われていたが、妻も帰ってきたことだし天気いい。 「いっちょうやるか!」

薪ストーブフロントドアーとダンパーパッキン交換と本体塗装を併せてやることにしていたので、パッキン類はダッチウエストから取り寄せた。まずは煙突掃除から取り掛かることにした。

たかが煙突掃除と作業を舐めて掛かって、屋根から滑って転落事故を起こしてはいけない。命に係わる危険な高所作業だからこそ 『 プロのストーブ専門業者 』 がいるわけで、清掃費用を払って安全を買い、快適な薪ストーブライフを楽しむのが一般的。

煙突掃除は毎年の事なので、自分で清掃をやって少しでも家計支出を節約したいと思う。幸いにも我が家の屋根は四寸勾配と屋根勾配が緩いので脚立で上がって立つことができるが、屋根材がガルバリウム鋼板張りなので滑る事には注意がいる。

安全に注意してやった煙突掃除の流れ
上から四本つなぎのロッド、自在ジョイント、直結ジョイントと煙突掃除ブラシ。 煙突の止めねじ2本をドライバーで緩めて外す。続いて煙突カバーのビスも緩める。
伸縮煙突と上部二重煙突を繋ぐ固定バンドを外して、伸縮煙突を下に下げる。 伸縮煙突を取り外し、上部の二重煙突にブラシで落ちた煤を取る『紙袋』を被せ養生テープで固定する。その外側にビニール袋を被せてテープで固定する。ビニール袋だけだと煙突のドラフトで吸い込まれてしまう。
屋根に上がり、トップ側二段目の二重煙突に落下防止のためのロープを巻きつける。一段目と二段目を繋ぐ固定バンドを外し、回して持ち上げる。煙突を抱えて脚立を降りず、『ロープを使って下に降ろす。』安全第一! 煙突ブラシにロッド3本を繋いで煙突に差し込んでいく。『常に右に右にと回しながら上下させて擦る』 間違っても左に回してはいけない。煙突の中にブラシが残ってしまう。マスクとメガネ(ゴーグル)、ヘルメット必須!
降ろした煙突、煤の詰まり具合はたいしたことはないようだ。『 サラサラした煤、タールも付着していない 』薪の状態が良い事、ストーブの焚き方に問題ないことを示している。 煙突ブラシの自在ジョイントから直ジョイントに交換し、煙突をゴシゴシと擦る。
トップを金ブラシを使ってゴシゴシ汚れた煤を落とす。以前、桧の枝ばかり燃やしていたら、煙突トップの防鳥網に煤が貼り付いて、シーズン途中でストーブが燃えなくなったことがあった。時々目詰まりのチェックがいる。 毎年の事だが、煙突トップとの繋ぎ目部分の塗装が傷むようで、金ブラシで劣化した塗膜を擦り落とし煙突用スプレー(耐熱300℃)で塗装する。トップも一緒に塗装。

煙突掃除作業も終わったようなものではあるが、まだ油断してはいけない。煙突を屋根に上げてトップと二重煙突を繋ぎ固定バンドで固定する作業が残っている。

屋根上に煙突を上げる作業が危険である。抱えて脚立を上がるのではなく 『 降ろす時に使ったロープを煙突に巻きつけて引き上げる。』あとは慎重に二段目を重ねて、固定バンドを掛けてバンドフックをビスで留める。

最後にフランジのコーキング亀裂をチェックして慎重に降りる。