ふと気が付いたんです。
私のHP、陶器の取り扱い方を説明したページがないっ!
これはまずいです。
以前作りかけて、メモに残したままになっていた文章を整えてやっと掲載しました。ほっ。
陶器の一番の特徴は「吸水性」があること。
粘土の隙間に空気が入っている状態で、その外側をガラス状の釉薬が覆っています。
釉薬には、「カンニュウ」という隙間があって、そこから空気や水分が出入りします。
この隙間の存在が、陶器独特の手触りの理由だと思います。
そのため、全体がガラス状になっている「磁器」とは扱いが異なってしまいます。
磁器は、扱いがとても楽で便利です。
食器を揃えるときは、好みでバランスを考えるのがいいと思いますよ。
私のHP、陶器の取り扱い方を説明したページがないっ!
これはまずいです。
以前作りかけて、メモに残したままになっていた文章を整えてやっと掲載しました。ほっ。
陶器の一番の特徴は「吸水性」があること。
粘土の隙間に空気が入っている状態で、その外側をガラス状の釉薬が覆っています。
釉薬には、「カンニュウ」という隙間があって、そこから空気や水分が出入りします。
この隙間の存在が、陶器独特の手触りの理由だと思います。
そのため、全体がガラス状になっている「磁器」とは扱いが異なってしまいます。
磁器は、扱いがとても楽で便利です。
食器を揃えるときは、好みでバランスを考えるのがいいと思いますよ。
ほんと、「気に入ってる」と言われてあらためてみると、失敗という主観に縛られていることを実感させてもらいました。
意図的に表現しようとして出来ないですし、不安定なものを表に出せないからまぁ、家で楽しんでもらえれば器にとってもよかったなぁと。
「釉飛び」と言います。作品、製品となったものを現場以外で見たことはありません(汗) お母さんのセンスはいいかもしれません。
http://www.blk.mmtr.or.jp/~ceratoki/haidonotigai.html
「収縮率の違い」というと、不正確だけどイメージがしやすそうなのでそう書かれてるのかもしれませんね。
実際「釉薬は収縮するのか?」とか考えてもらうと違うことが分かってもらいやすいかしら?
陶芸って、そういう「いいまわし」的なことが凄く多いと思うし、自分自身も気が付かないで間違ってることもあるかもしれないなぁと思います。
例えばガラス工芸だと、このガラスは「膨張係数96です」とか明確に表示してくれますが、陶芸はそうはいかないもののようですし。
オリジナルの釉薬を作り始めた頃は、熱膨張合わないものを何度か作って失敗しました。
未だに表面の釉薬が剥げ落ちたサンプルの花瓶が実家のトイレに飾られてたりします。
本人的には恥ずかしいものなのですが、母はお気に入りだそうです^^;
二つの差が一定差以内なら貫入は発生せず、この差を超すと発生します。実際には熱膨張率を計測し、差を変えていくと色んな形の貫入ができることが出来面白いです。
数年前、ある避暑地のアウトレットで、1800年代ヨーロッパの食器セットが売られていました。マイセンだったか他のメーカーだったか記憶はありません。確か30ピースくらいだったと思いますが、26万円くらいでした。
一緒に行った友人が「安いな」と言いましたが、私が鑑定したところ(中島誠之助先生よりあてにはなりませんが・・・)、おかしな部分があり値段そうはしないだろう。
・一般に高級硬質食器には貫入はありえない。
・もしあったとしても、貫入の発生具合が不自然。1個1個の貫入模様がバラバラで、同じ窯、同時期に作ったものではないことは明らか。おそらく何万ピース作られたもの中から、1個1個探し出してきて、目の前にあるピースにしたものであること。
一見揃っているようだが、寄せ集め品であることがわかります。
陶芸作家は芸術として貫入手法を取り入れています。
茶渋はたまります。
カンニュウに沿って色がつくので、それを好むもよし。
同じ目的(お茶ならお茶、お酒ならお酒)で使い続けて「器を育てる」という発想があるのも陶器独特の世界ですよね。
実験で作った焼き〆急須は、お茶の味をよくしてくれたように思っています。
過酸化水素水、いわゆるオキシドールで綺麗になるんですか?
知りませんでした。
台所用の漂白剤でも落ちますよ。
汚れ落としした後は、器にしみこんだ匂いも取るためにしっかり水に漬けておくといいようです。
窯がある場合は素焼きするとき一緒に入れちゃうなんていう裏技があったりします^^。
綺麗になりますよ~。
無理やりきれいにするなら過酸化水素水につけるという方法があったような。