男運を気にする2歳児のお母さんの嘘臭い笑顔

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見なきゃ良いのに占い好きだから占い番組を見る。あっちゃん、優しいお母さんになってくださいとアドバイスを受けて嘘臭い満面の笑みで嬉しい〜、というが、男運については真剣に聞く。人間として人間を育てている自覚はあるのか不思議に思う。責めるつもりはない、純粋に不思議なんだよ。

裏の市営住宅で孤独死があったようで、パトカーをはじめものものしい緊急車両が駆けつけ慌ただしく建物に入っている。周りは慣れているのか騒つかない。

私は生きているのか死んでるのかたまに確認してもらえる公的住宅が羨ましい。

小さな子供は、まだ一人では生きていけない、四六時中生存を確認して愛を見せてあげないと心は不安で弱っていく、猜疑心の塊で、寿命のはるか前から死を目標に生きることになる。

真意

仕事について、堪え性もなく偏った能力しかない私は接客の他にもbtp、配達、介護もできない、掃除は1人作業ならかろうじてできるかな、という程度だ。 働ける事を有り難く受け止めなければバチが当たる。娘はとにかく社会に適応の強い優しい人になって欲しい。

子育ては私に反抗的で難しい友人関係をやりくりし、まーまー勉強もしてるので大体のベースは仕上がって後は7年くらいかけて塗装を仕上げる、と認識してる。もしかして私の楽したいが為の思い込みで、芯は危ういのかもしれないがいかんせん反抗的なので真意がわからない。

プロ職員

掃除配達パートの後、20年ぶりに上場企業で専門職の派遣に就て、久しぶりの頭脳作業が楽しく役に立つと褒められて嬉しかった。でもコロナで休んでなんて言われて、何か理不尽なので堪え性のない私は辞めた。後悔するのが怖かったが、今の職場は30分以上長く寝ていられるのが良い。徒歩でほとんど人と会わないので適当な格好、持ち物は携帯と鍵のみ。、会社のお茶を飲めるし、毎日の買い物もしなくて良いとわかった。ただ仕事内容が非効率な事務雑用ばかりで嫌だなぁと思うことが多い。春子さんの日記に近いところが大事だとハローワークのプロ職員さんに言われたと書いていたけれど、私も職種が接客では無ければそうだと思う。

過去と現在

あかん、調子に乗ってイタズラに過去と対峙することは危険だ。私の場合自己憐憫が酷くなり不安定になる。酷い虐待を受けた人なら意識を明確化する事で余計に精神が壊れてしまう。 

夜と霧の人は実際に体験した過去こそが過去のみがこの世の真実だと書いていた。ご自身はそれでアウシュビッツを生き延びられたそうだ。私はお悟りと違うので混乱してる。

今現在、シリアで理不尽な不幸に見舞われている人はほんの10年前は良かった、とインタビューで答える。例えば売春を強要されている少女が暴力を振るう兄に対し内戦前は優しかったのよ、と微笑む。足を失い日々食べる物に困る男性は、リビアで戦死した弟とプールへ遊びに行った事を懐かしむ。酷い目に合っている人は幸せな思い出を語る時、まるでその場面に居るように幸せそうな顔をする。美しい思い出を糧にして生き延びておられる。

私は人間同士が殺し合う世界の仕組みが理解できない。

そして平和な日本で普通に暮らしている戦地からみれば幸せな人は不幸な過去を思い出して死にたくなる。

生かすも殺すも過去次第という事ならば今は？未来は？何かわからないので寝る。

過去との対峙

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普通の人と違う感性だからか良かれと思いやったことが裏目に出る人生を歩んできたので、つい誰かを助けることに消去的になる。

小さい頃のある夜、劇場型の母は可愛がっていた兄にも激しく怒っていたことがあり私は慌てて百字帳に漢字を書いてリビングまで走り、ほら漢字書いたでーと、母親に見せに行った。ちらっとアニメをみたらバツが悪そうに俯いて、母は顔を歪めながらコイツでもこんなにすんねんで！と兄に言って収まった。私は兄を助けて良かったと思いながら、人が怒られてる時を狙って褒められたい嫌なヤツだと思われているんだろうなぁとも感じていた。その後もずっとおまえは変だ、とよく言われ嫌われていた。根本的には母が悪いと思っている。

今、なんだかニーチェのニヒリズムを知り前向きになれているのか、その時の私が愛おしい。兄を助けようと、ものすごい勢いで母が満足する数の漢字を書いた、空気を読まず怒り狂う母に話しかける勇気、その後どうせ嫌なヤツだと思われているんだろうと嫌われ者に相応しい振る舞いをした。兄は今天国でも地獄でもないところにいると思うけどなんか、あの時はありがとうって言ってくれている気がする。