酷い夢

酷い夢をみた、引っ越しする予定らしく朝から引っ越し業者さんたちが、見積もりにやっって来くる夢だ。ニコニコ愛想がいいけど鈍間な営業ガール、出社前でイライラが募り、不貞腐れた様子で学校に行く準備をしない娘にキレて胸ぐらを掴んでソファーから立ち上がらせ、「用意しないなら殴るぞ」と脅した。
もの凄く嫌な気分で目が覚めた。
そるから、玉ねぎと人参に圧力をかけ豚ひき肉を投入して弱火で煮込んだ後、カレーを作る上で一番めんどくさい、ルーを溶けきるまでかき混ぜる作業をしていると、食器を下げに台所に来た夫が、やった、カレーや、とボソっと呟いた。黄レンジャーなみにカレーが大好きなのだ。

閉口

子どもの言動の全ては育ってきた家庭環境の影響だと常日頃思っている。とうとうわが娘も、自分が借りてきた児童書をわたしが読まなかったことに対して、「今日、一日中何してたん？！」と責めてきた。旦那が休みの日に家事をしなかった時、責める私そっくりの口調だ。せんべい食ってネコと昼寝しているのはバレているだろうけど、怠け者のレッテルを貼られるのはマズイと思い、「仕事の構想を練っていた」と白々しく言う、娘はアホらしくなり閉口する。
所謂、大企業の大きな仕事に関わっていることは事実だ、椅子ごとひっくり返りそうなくらいできない人の指示を受けている。納期を迫られ、謝っているのに何もしていないその人に「土日何やってるの？」と聞いてみたい。部長には助けてやってくれとか言われるけど、上手く行くように提案したところで高卒派遣おばちゃんのシンプルで効率的な構想は全く必要とされない。ただ優しい人だし残業代も貰えるのでひきつりながらも穏やかに対応している。
娘のクラスメイトの成績は振るわないのに高額な塾に行っている子のお父さんたちってこんな感じなのだろうかと思う。

フリスク

離乳食卒業後は毎日毎日納豆にお豆腐と出汁を混ぜたやつを食べさせていた。文句も言わず当たり前にパクパク食べてくれて、健康面も良好だしむちゃくちゃ楽だった。低カロリー高タンパク質、食べると賢くなると思っているし何せ調理しないで良い。パックままだと食器も納豆汚れないではないか。
しかし悲しい事に今はその反動か条件つきでないと納豆を食べてくれない、いつもデザート（団子や小さなお菓子）を要求される。カロリー摂取が気になって昨日はデザートはフリスクでも良い？と聞いたら、目を輝かせて納豆食べた。
缶入りの粒が大きいタイプで、3つまでね、って言うとうやうやしく3粒握りしめて食べていた。フリスクって、ただ硬くて小さいミント味のラムネを外資系のお菓子会社が高値でオシャレな感じで売ってるだけだと思うんだけど、影響力が凄い。

あるがまま

なんでも正直に言う人は変人、と、外資系自己啓発本に書いてあった。変人の私は思ったことを正直に言ってしまうので人間関係を上手く築けず、消極的な社会参加だけで生きてる。外食や買い物さえ苦痛なくらいだ。家族が居て働いているという事実は私に生きていても良いという安心感を与えてくれる。
お釈迦様も素直な心が大切と教えてくださってるし、娘には正直に生きるのが良いよ、って言ってる、美しい心ならば正直でいても変人ではないだろう。社会に貢献しながらあるがままに生きる事ができたら素晴らしいと思う。

娘の友達全員苦手。

昨晩、帰って来た娘はテーブルに用意している夕飯をみて「やったーハンバーグや！」と無邪気に飛び跳ねた。後から外では何であんなに冷たい態度をとるのか聞いてみたら、友達が来るからママが居て気を使われるのがイヤだったという。「大丈夫！あなたの友達全員苦手やから！居たらママから余計なこと話しかけたりしないしすぐどっか行くし！」とニコニコしながら言うと、娘は一瞬驚いてから無言で頷いた。