夏の名残り

リビングから見えるマンションのシンボルツリーの葉がくたびれてきている。とはいえ朝の暖かな陽の光に照らされてところどころ輝いている。猫もじっと見つめていて、幸せな時間だ。
先月の今日は暗い気持ちで席に居た。朝から晩御飯を用意して家を片付けて満員電車に乗りホームのエスカレーター、改札口のエスカレーター、地上に上がるエスカレーター、ビルのエレベーターに並んで乗って暗い事務所にたどり着く。たったの２ヶ月。最初の１ヶ月はそれでも続ける気満々だったけどまさかの契約終了、それから3日くらいで仕事の進捗状況を知りプロジェクトから外された事に感謝した。今後の為にせめてわかるところだけでも修正しようとしたらむっちゃキレられたなー。
最終日、そのキレる上司が月1出社する一番できる上司に激しく怒られていて当然だなー、と思った。いやそれより怒るだけでどうするんだろうってゾッとした。
とにかくわたしは数年前に行けた派遣先が奇跡的に良いところだったんだな。

もう10月も20日過ぎた、とても早い。働いている時は1日が3日くらいに感じていたのに。
辛い時間は凄まじく長く持ち堪える自信がなく絶望していた。
サボってたら人生はあっという間に過ぎる。
多分アレだ、動物は危険な場所を覚える方が生存率が高まるので悪い記憶が残るってヤツ。
幼少期の母親や小6の教室のことを忘れられない。
しかし多分もう死に至る虐待は受けないだろうし、５０年は生きたと考えたら気楽だ。
わたしはイヤな経験が多い人生を歩んで来たが、思考回路をぐるぐる回して時間潰しする事ができる、
サボる事に幸せを感じるところがあり、サボりセンスがある。ポジティブ！