感受性

私は感受性がキツ過ぎる。

大正生まれの立派なおばあさんに
『もうこの世がいやになった～はやくあの世に行きたいのよ～』
なんて言われたら切なくなる。
手をとってる私を見上げて
『せめて顔だけはおぼえておこ～とおもって』なんて言われたら
涙をこらえきれなくなるのだ。

そして意地の悪い教育。
意地の悪さはどんなにうまくやってるつもりでも
すぐわかる。バレバレ。
私に向かって自分中心に考えるなって教えるけれど…

それにしても日々終焉に向かうだけの人生を目の当たりにして
皆はそんなに悲しくならないのだろうか？

きっとおばあさんはそんなに深く考えないで言ってる。

しかも勤め先の施設は裕福な方しか入れない比較的恵まれたところだ。

これで双方ともにお金がなければ
（勿論私のお給料はぶったおれそうになるほど薄給だけど）
それはもうしんどいでしょう。