定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

ヘディンの探検紀行全集を、探検家のBar「モーリー』へ

2018-08-07 13:25:54 | シルクロード中央アジア
  

ヘディン『中央アジア探検紀行全集』をある人にあげることにした。日本の古書店というサイトで、5000円から購入できました。定年後も夢を追いかけましょう。

神楽坂にある探検家の酒場『モーリー』の店主へだ。酒場と言っても、お酒の飲めない私は日本の焼うどんに似たラグマンなどの中央アジアの食事を楽しんでいるのだが。

20年ほど前に「西安からとトルファンまでは自転車、トルファンからカシュガルまではロバで踏破したい」
との相談を受けたと、以前に書いた。しかも、自転車といっても何時もツーリングに使っているランドナーやマウンテンバイクを日本から持っていくのではない。中国で買うという。

中国で買った場合、ネジの締め方が甘かったり、フレームの素材やベアリングに問題があったり、いろいろなトラブルを聞いていた。修理の大ざっぱさも体験している。大丈夫だろうかと思ったものだった。

先日会ったら「実は玄奘三蔵の足跡を追って、天山山脈をベデル峠で越えたかったんです」と、計画の原点を店主が話してくれた。
シルクロード雑学大学で取り組んだ「ツール・ド・シルクロード20年計画」でも、本当はベデル峠を越えたかった。だが、この峠では中国とキルギスの国境が開いていない。そこで、もっと西にあるトルガルト峠を越えることにしたのだった。
もっとも、国境の閉じる時間が午後6時と決まっており、自転車で天山山脈を越えてはいない。まだ、30キロほど宿題が残っている。もう一度チャレンジしたい。また、だれでも天山山脈越えを自転車でできるように、キルギス側からカシュガルを目指そうとも思っている。

『モーリー』の店主の話を聞いて、「この人だったら中央アジアの探検紀行に関心がある」と思い。お店に引き取ってもらうことにした。中央アジアに関心のある学生、定年後に中央アジアへ探検や冒険、旅行で行ってみたいという中年の人たちに読んでもらいたいと思ったのだ。
また、本が減るので、私の終活にも役立つ。

 

大学の探検部にもあるだろうが『世界探検全集』も寄贈してお店に置いてもらった、探検部や旅行好きの学生達に、先達が足跡を残した探検や冒険にふれて、ガイドブックとは違う視点で世界を旅してほしいとも思った。もちろん定年後の人たちにも、青春の頃の夢を追いかけるチャンスにしてほしいと思っている。そんな仲間が集まる場になってほしいと思う。

「夢を追い、旅をするこころ」は、若い人にも熟年にも、定年後の人にも共通していると思う。好奇心や限界を知ったうえでチャレンジしてほしい。
若い人も定年後の人も、シルクロードへ旅に出かけるなどして、夢ある人生を楽しんでほしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿