定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

国内サイクリング体験記

2016-10-12 18:08:49 | 図書室
   
「スコット親子、日本を駆ける 父と息子の自転車縦断4000キロ」は、Amazonで100円くらいより。子どもと一緒に過ごす生活を大切にしようと考えたアメリカのエリートサラリーマンが、7歳の息子と一緒に自転車で日本を縦断した体験記。日本を選んだのは、奥様の出身地だからだった。子どもらしい時代のわが子と異文化を体験する旅は、うらやましい。アイヌの暮らしに触れたいと考えている点なども、日本を知ろうという事前の準備と目的がシッカリしていると思った。子どもが小さいだけに、要求に応えてゲームセンターへ行ったりするのもほほえましい。日本サイクリングナビゲーターを参考にして、ルートを決めたと書かれている。著者は、日本をサイクリングした後に家族や自然を大事にしたいと考えて、勤めていたインテルを辞めた。旅に出ては、紀行文を書いたり講演をしたり、環境問題に関するイベントに関わる暮らしを始めた。
「菜奈ちゃん、少し休もうか 父と娘の北海道自転車旅行記」は、Amazonで1600円くらいより。CMプランナーの父と小学生の娘の北海道自転車旅行。
「親子自転車旅行のすすめ」は、Amazonで1300円くらいより。子どもが小学校の高学年の時に、親子で自転車で日帰りや宿泊を伴った旅行をすすめている。その後は、子どもたちは自分の世界を持つので、親子で一緒に過ごしたり何かに取り組む時間はこの時期に限ると力説している。また、自身の体験から、ヘルメットの大切さを記述している。当時と今では交通量や道路事情が違っているので、この点は考慮してほしい。
「翔べ銀輪を翼として 子どもの自立と野生復活を賭けたサバイバル自転車旅行」は、Amazonで900円くらいより。里親の女性が、総勢19名の里子(小学3年生から成人まで)を、北海道の釧路から箱根を経て東京まで、25日間で約2500キロをテントを持ってサイクリングした記録。また、このサイクリングに参加した子供たちは、どのような大人になったのか。当時のサイクリングの様子も含めて会って話を聞きたい。元気で活躍していると思う。頑張れ。昭和62年の話だが、とても興味深い試みだ。わたしも数名の子どもたちと一緒だったら、佐渡一周くらいやってみたい。

    
「チャリンコ日本一周 女ひとり2年7か月」は、Amazonで400円くらいより。大学を卒業後、神奈川県横須賀市内の高校で1年間講師をして、その後日本一周のサイクリングに出発。1995年の発行だが、2007年に新版を行している。新版の発行時には、結婚して子供が3人。一番下の子が2歳とある。この子は今では中学生か高校生。著者の川西文さんのサイクリングへの再チャレンジも始まっているかもしれない。再販が続いているのは、著者と同じように日本一周サイクリングを夢見ている女性が多い証拠だろう。
「女チャリダー ふれあい日本一周ひとり旅(よく泣いてよく笑った700日自転車旅日記)」は、Amazonで1300円くらいより。20代のうちに自転車で日本を一周してみたいと思い、28歳の時に会社を辞めて旅立った女性の旅の記録。好きなことを追い続ける生き方。偉いし、幸せな人だなあ。人間らしい生き方って、これだな。仕事に追われている日々を過ごしていると思っている人には読んでほしい。自分が取り組みたいことに夢中になる時間の楽しさ。著者の苦労も納得も満足も、読めば理解できると思う。
国内外を一人で自転車旅行した女性を他にも知っている。共通するのは、旅を終えた後に結婚しているという点だ。目標や目的をもって生きている姿は、人を引き付けるということだろうか。もちろん、自転車の旅には、道を聞いたり宿を得るために知らない人との出会いと交流がある。元々人とのコミュニケーションが好きだったりするのかもしれない。数名の旅であっても、車や電車での旅よりも、地元の人や通りがかりの人とのコミュニケーションが必要となる。だから、旅の中で必要に応じて、交流、コミュニケーションする日々を過ごし人間的に魅力的になっていくのだろうとも思える。友人と一緒の旅行でもいいので、ツアーの一部にウォーキングや自転車を組み込むだけで地元の人などとの交流のチャンスが増えて、記憶に残る旅や旅行になると思う。GPSやスマホの地図アプリを持っている人を見ると、人に道を聞くチャンスがあまりない。旅の楽しみは、見知らぬ風景や人との出会い。紙の地図を持って行き、地元の人やサイクリスト、ドライバーに道を問うのも旅を味付けする調味料やアクセントだと思う。旅も人生も、一直線にゴール(定年や人生の終わり)を目指すのではなく、わき道、寄り道、回り道、道草と言った際の出会いも楽しみながら過ごしたい。
「自転車に乗って サイクル14000キロの冒険」は、Amazonで1600円くらいより。
「天下を獲り損ねた男たち」は、Amazonで300円くらいより。


「7つの自転車の旅」は、Amazonで500円くらいより。

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