定年後は旅に出よう/シルクロード雑学大学(シルクロードを楽しむ会)長澤法隆

定年後もライフワークのある人生を楽しみたい。シルクロード等の「歴史の道」を調べて学び、旅して記録する楽しみ方を伝えます。

古書を「赤い三角屋根」の再築に、サイクルショップ、探検バーなどに寄贈

2019-01-07 18:16:15 | 図書室


「赤い三角屋根プロジェクト古本募金」というものがある。

古書を引き取ってもらい、その売り上げを赤い三角屋根の国立駅舎の再築に役立ててもらおうというものだ。

私は今日、はじめて利用した。昨日の夕方に電話をして、今日の午後に段ボール箱2箱分の古書を受け取りに来てもらった。古書を受取りに来たのは、クロネコヤマト宅急便だった。

簡単だった。事前に段ボール箱に本を入れて置く。申込用紙に名前などを記入して箱に入れる。用紙に書かれているところに電話をする。段ボール箱の古本を渡す。という流れだった。送料は不要だ。古本屋へ持って行っても受け取ってもらえない本もある。このようなシステムは助かる。もっとも、この古書店から本を買ってもいるのだが。

「赤い三角屋根プロジェクト」で詳しく紹介している。申し込み用紙は、前述のリンク先からダウンロードできる。facebookもあるという。国立市内に限らず、国内であれば古書の寄贈を受け付けている。


私も今年で65歳となる。死んだ際に、なるべく人に迷惑をかけないようにと思って本の処分を始めている。

自転車関係の本はCYCLE TOURINGオオマエジムショに送った。
2012年10月にサイクルショップを始めた大前仁さんは、私が初めて大前さんと会った時、彼は編集者でライターだった。カメラマンもやっていた。サイクリストであるのはもちろんだ。
それで、自転車関係の本を私が持っていても大部分が一回読んだら本棚の肥やし。もっとも「そのうちにツーリングの参考にしよう」という本もあった。物書きのひとりとして、なるべく多くの人に読んでほしいと思うのだ。それで、大前さんに送って、お客さんの楽しいツーリングに生かしてもらおうと考えたのだった。自転車関係の本を読みたい方は、大前さんの所にもあります。コミックもありです。

探険関係の本は、法政大学探検部OBの坂口篤史さんが店主をしている神楽坂にある「bar Morrlü」(バーモーリー)にザックに入れて運んだ。世界探検全集やヘディンの「中央アジア探検紀行全集」も担いで飯田橋から神楽坂までの坂を上げた。お店は、神楽坂の坂の上にあるのだった。
わたしは中国の西安からイタリアのローマまでを仲間と一緒に自転車で旅する「ツール・ド・シルクロード20年計画」を始めた。ルートを20分割して、20年かけて仕事も続けながら夢を実現するということで、新聞やテレビ、雑誌でも紹介された。それで、自転車でシルクロードを旅したいという学生が何人か相談に来た。坂口さんは、その中のひとりだった。しかも、トルファンからはがきをくれて、風の強いところを教えてくれてアドバイスをくれたのだった。
このお店、1品500円位から楽しめる。ノンアルコールの私も時々中央アジアの伝統的な料理ラグマン(焼きそばのようなもの)を食べながら、くつろいで写真集を眺めたりしている。旅行好きなお客さんが多いので、お客さんとの話から定年後の旅行のヒントが見つかると思う。

シルクロード関係の本は、フリーランスのデザイナーの友人に送る準備をしている。中国へ留学していることもあり中国語を話せる。そこで、中国やシルクロードに強いデザイナーとして、HISなどの旅行会社のホームページの作成などに関わっている。シルクロード関係の書籍を通して得た知識を生かして、仕事を通して、旅行をする人に単なる観光ではなく、歴史を踏まえて旅を楽しむポイントを伝えてほしいと思っている。

キルギスのオシュ大学の日本語学科からの依頼で、子ども向けの本や絵本を届けてもいます。
本にはそれぞれ思いもあり、なかなか捨てられない人も多いと思います。このように、本を次の人に生かしてもらう方法はいかがでしょうか。



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