この東北では、何時までうっとしい雨空が続くのか、案じてどうなるものでもないが、こんな天気が続くとまたぞろ、死にたくなる人が増えるのではないかと、余計な心配をしたくなる。
何回か書いたかもしれないが、私の兄は61歳を前に自ら命を絶ってしまった。 死ぬ前に、半ば自慢気に某有名病院の薬を見せた事が有った。 ある種の政治家先生方が、入院の為飛び込む病院のようであったが、その薬袋には『精神科』と書いてあった。
昨今、気に成る事象があったので、『うつ』で検索を掛けてみた。
あるある・・・・・。 薬の乱用による病気の加速度的進行に対する、体験談が・・・。 それと、残された人たちの、無念の叫びが・・・。
ネットから情報を得ておられる方は、今更という感じがしないでも無いかもしれないが、今は『アイPHONE』でネット社会を覗き見る方も居られますので、新たに、そんな方の目に触れる事を期待して、『鬱(うつ)病』についての、実態を検索の中から、少し古い記事ですが引用してみたい。
その前に、現代人『ホリエモン』は云うに及ばず、前の財務大臣であらせられた『タケナ力“現”政府相談役?』等でさえ、『カネカネ・・・』と、『亡者』のごとくうろつく時代ですから、精神科のお医者様が『カネカネ…』と夢中になるのは、解らないわけではない。
それにしても、過去1000年以上前から連綿と続いてきた、仏教と儒教を日本流に昇華させて出来た、日本人の文化意識と武士道精神。 今は、そのような考え方の人は『絶滅危惧種』と言う時代に成ったのだろうか? お医者様だけは、そう有って欲しいのですが・・・。
*** 以下引用 下記URLより ***
http://www.news-postseven.com/archives/20110928_31335.html
― 抗うつ薬の売り上げ増加と自殺者激増が一致 ―
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自殺予防のための内閣府による早期受診キャンペーンを目にしたことはないだろうか。
「お父さん、眠れてる? 眠れないときは、お医者さんにご相談を」
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その根幹には、「多くの自殺者は精神疾患でありながら精神科や心療内科を受診していなかった。 生前に医師が診察していたら自殺は防げたはずだ」という考えがあった。
自殺者の家族などが集まる全国自死遺族連絡会が2006年7月から2010年3月に自殺で亡くなった方1016人の遺族に聞き取り調査したところ、約7割にあたる701人が精神科の治療を継続中だった。
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これまで自殺が多発する理由は「不景気」「ストレス社会」などにあるといわれた。 しかし、ここには見落とされている観点がある。
同じく98年頃から抗うつ薬の売り上げが急伸しているという事実だ。 実際、98年に173億円だった抗うつ薬の売り上げは翌年以降増え続け、06年には875億円に達している。
同時期にうつ病患者も急増した。 厚生労働省の調査ではうつ病が大半を占める気分障害患者数は1999年に44万1000人だったが02年には71万1000人、2005年に92万4000人に達し、08年には100万人を突破した。
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全国自死遺族連絡会会長の田中幸子さんの長男・健一さんは警察官だった。
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田中さんの勧めもあり、休職して近所の心療内科を受診した。 すぐにうつ病と診断され、薬を処方された。 田中さんはこう証言する。
「息子は薬を手放せなくなっているようでした。 私は病院を受診して、お医者さんの言うとおりに薬を飲めばうつは治ると思っていたのですが……」
しかし、初診からわずか1か月後、05年11月に健一さんは妻と娘と住む官舎で突然首を吊った。
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「その後、遺族の会を作って、多くの人が息子と同じように精神科を受診し、投薬を受けた上で亡くなっていることを知り衝撃を受けました」
前出の同会の調査では、1016人中、自宅マンションから飛び降り自殺した人は72名。その全員が精神科の診療を受け、抗うつ薬などを1日3回、5~7錠服用する薬漬けの状態だったことも判明した。
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*** 以上引用 終 ***
貧困層に落とし込まれた人は、過労と睡眠不足で、常に精神の不安とイライラに取りつかれ、低所得者層同士で、共食い(所謂イジメ等)状態となる。 こんな状態では、精神が不安な状態が正常で、精神的に何も感じない人が《異常》なのだが、現状ではその普通の人に『抗精神薬』を与え、病気状態に落とし込んでしまう。
少し前の1970年代までの日本社会には、《アソビ》と呼ばれる一種のあいまいさが所々に有った。 そんな時は家族の目に見えない連帯で対処したものであった。 朝の日の出とともに目を覚まし、夕暮れと一緒に寝床に入る。 少しの野良仕事をし、食いぶちは家族におんぶにだっこ、それで何の違和感もなかったのである。
所得額が最下層の人は、現在、仕事を休んでまったりとする事が不可能になった。 《TPP》と称する法のアメリカ化で、ますますその傾向は強まる。 日本的な『家族』と云うのは、そう云う時に助け合うことの出来る最小単位では無かったのか・・・?
親、祖父母、あるいは兄弟は、喜んでその家族の為に手を差し伸べてくれるはずである。 それを遠慮するくらいの、『人に迷惑を掛けないで生きなくては!』と云う位の、デリケートさ、人の良さを貫こうとする事が、『うつ病』を呼び込むことを、心優しい人達は知るべきである。
ありのままを、家族に話す事に何をためらう事が有ろうか・・・・。
家族みんなの問題として、みんなでその問題に立ち向かおうとしなければ、
現状社会は、益々暮らし難く悪くなる一方で有る。
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