十和田市は19世紀にできた新しい街です。
しかし市街地から離れると古い集落が今も残っています。
十和田市の深持地区の板の沢集落もその一つで、集落の外れには茅人形が立っています。
茅人形では梅集落が有名ですが、青森県内では他にも茅人形を立てている所があり、もともとあった民間信仰の姿を垣間見ることができます。
茅人形は人形道祖神の一類型で、集落内に悪疫や穢れなどが入ってこないように集落の境に置かれています。
悪い物は外からやってくるという考え方は幕末の頃のコレラ流行のように、医療のない時代に人の往来が感染性のある病気をひろげる原因であったことから始まっているようです。
感染症の原因菌が発見されていない時代、病気は魔と思われていたのでしょう。
都市化などによりだんだんと少なくなっている風習ですが、私の住んでいる所でも集落の外れに御幣を立てて簡素な神事をしています。
茅人形などの形はなくなっても、過去から続く風習は人の心のどこかに生き続けていて、だからこそ民俗という物に興味を持ってしまうのかもしれません。
しかし市街地から離れると古い集落が今も残っています。
十和田市の深持地区の板の沢集落もその一つで、集落の外れには茅人形が立っています。
茅人形では梅集落が有名ですが、青森県内では他にも茅人形を立てている所があり、もともとあった民間信仰の姿を垣間見ることができます。
茅人形は人形道祖神の一類型で、集落内に悪疫や穢れなどが入ってこないように集落の境に置かれています。
悪い物は外からやってくるという考え方は幕末の頃のコレラ流行のように、医療のない時代に人の往来が感染性のある病気をひろげる原因であったことから始まっているようです。
感染症の原因菌が発見されていない時代、病気は魔と思われていたのでしょう。
都市化などによりだんだんと少なくなっている風習ですが、私の住んでいる所でも集落の外れに御幣を立てて簡素な神事をしています。
茅人形などの形はなくなっても、過去から続く風習は人の心のどこかに生き続けていて、だからこそ民俗という物に興味を持ってしまうのかもしれません。
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