地方で考える ●oyajiの侃々諤々

北信濃の豊かな自然と歴史に抱かれて過ごす日々・・・

ちょっと斜に構えてみれば
???と思うことも多いですね~

還暦迫る老将、その「心中」や如何に!!

2019-04-06 | Weblog

4月6日(土)                            16/2℃

 

今日は「しろの日」・・・・

()()で「城」の語呂合せです

制定は国宝、姫路城のある兵庫県姫路市・・・

押しも押されぬ名城です

 

その姫路城を彼方に見て、一路、遠く信濃国へと下ったのは安芸国50万石の大大名・福島正則・・・・

正則すでに信濃国高井野4万5千石(越後国魚沼とあわせて)にトバされた身 

還暦迫る老将 

あの広島城の威容と比べたら、高井野館なんて玩具の居館・・・

まるで天国と地獄の違いです

「心中」や如何に!!

 

計画中の歴史グループ “日帰り研修” は、長野県上高井郡の正則ゆかりの場所を盛り込みます

一つは

◆高山村にある館跡(高井野藩陣屋跡:現在は高井寺)と、近くにある荼毘の場所

もう一つは

◆隣の小布施町の岩松院にある霊廟

僅か5年の治政、享年64歳で没したこともあって北信濃でも正則のことを知る人は少ないですね

 

関ケ原合戦は豊臣「家内」の権力闘争 

西軍・石田三成と、東軍・反三成派・徳川家康派による秀吉亡き後の主導権争いでした

だから

秀吉妻の高台院も「反茶々」「反近江」から “家康臨時政権” を受け入れた (!)

秀吉子飼いの加藤清正も、福島正則も「秀頼様成人の暁には再び豊臣に!」にかけた(!?)

家康は一枚も二枚も上手の “大狸” !!

自らは早々に隠居して、息子・秀忠を次の征夷大将軍に据え、睨みの利くうちに徳川による世襲体制を築いてしまいました

そして

ヤバそうな豊臣系大名は次々と改易、転封

安芸50万石の大大名も、かくして信濃の寒村に消えてしまったという次第です

あまりに寂しすぎますね、高井野の、終焉の地は・・・

 

先日放送のテレビ朝日系 《お城総選挙》 ・・・

城好きには見応えがありました

5位までの結果は

 ❺ 首里城

 ❹ 熊本城 

 ❸ 松本城  「国宝」「現存12天守」

 ❷ 大阪城

 ❶ 姫路城  「国宝」「世界遺産」「現存12天守」

・・・でしたが、地味で知名度の低い松本城が並みいる強豪を抑えて3位に入ったのは大健闘!

さすがに「お城好き」な皆さんの投票 

“価値” をよくご存じです

 

かの広島城は28位でした

戦災によって焼失し、戦後の再建ですからそこはハンディ

美しい城なんですが残念です

(修復した石垣はどの部分?)

 

そして、城マニアには最新のニュース 

3位松本城に、「日本最古の天守」(乾小天守)のプレミアムがつきました

 

《最古の現存天守じゃなかった 丸岡城、学術調査で判明》   (4月4日朝日新聞デジタル)

「・・・戦国時代の築城とされてきた福井県坂井市の丸岡城天守(国重要文化財)について、江戸時代の寛永年間(1624~44年)に建てられたとみられることが、坂井市教育委員会の学術調査でわかった」

 

・・・ということで

● 1592(文禄元)年築とされる松本城乾小天守

● 1601(慶長6)年築とされる犬山城

・・・の方が古かった

今年は松本城の観光が増えそうですね

でも

アルプスに映える黒漆の天守は見応え十分ですが、何か物足りません 

全体的(城構え)なボリューム不足でしょうか?

平城だからでしょうか?

それとも、城にまつわるストーリーでしょうか?


まぁ

jiiji はストーリー説ですね

真田が、二度にわたって徳川を撃退した上田城のような攻防物語があれば、もっと重厚に見えるでしょうね

❶❷を狙うこともできたのかも?!

平和な城  です

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ギクッとするセリフです | トップ | 「令和熱 美風か危惧か この... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事