初段のカソードとNF素子間にぶら下ってるケミコンを縦型のフレッシュな物に取替
これで電圧的には正規な状態になりました
そして再度歪率を計測
結果はグラフの通りですが、特性的には10kHzが前回のケミコン不良の時の方が良いと言う面白い結果に(笑
ケミコン不良により、初段に流れる電流が正規な定数の3倍は流れていたと思われます。
元々マランツの初段と2段目は流してる電流がかなり低いので、正規の3倍流れても旨く動作するようです。
裏を返せば、CR等の経年変化とか劣化でもそれなりに音が出ると言う事ですね。<<<本来のマランツの音かどうかは別にして。
残留ノイズですが、裸のバラック状態で約2mV、これはケースに収納すればたぶん1/10位には下がると思います。
数年前に作った物
オリジナルと同じ手法による製作
この歪率カーブと今回の基板化による物のカーブを比べても、基板化による弊害は無い物と思われます。
製作の容易さは、基板化した物の方が遥かに容易いです。