もう少し判り易く書いてみました。
ロードセルの特性グラフは中心が無荷重点で、出力は2.5V
横軸=圧力、縦軸=出力電圧
加重一杯まで振ると+5V、抜重一杯まで振ると0Vの出力が出てきます。
この出力される電圧値と、制御回路にて設定された電圧値とを比較し、その値に応じてSWON/SWOFFを制御回路より送り出しします。
赤の線が加重側(正チェン、緑の線が抜重側(逆チェン)
ロードセルの仕様では、圧力範囲が-500Nから+500Nで、チェンジ時の圧力範囲としては、大体-100Nとか+100N前後辺りになり、仕様のままの範囲で使うと広すぎて調整もクリチカルになるので、網掛けの範囲内で使えるように制御回路を構成してます。
こうすれば網掛けの範囲が展開され、設定値調整もそれほどクリチカルになる事も無く、スムーズな調整が可能となります。
正チェン側の圧力値調整はSWON=VR3、SWOFF=VR4で調整
逆チェン側の圧力値調整はSWON=VR2、SWOFF=VR1で調整
単純な使用方法では、いずれもSWOFF設定は使わないと思うので、VR1とVR4に関しては圧力の高い方(0Nより±遠い方)へ設定しておけば、VR2とVR3だけでの設定となります。
制御回路からのSWON/SWOFF信号の送り出しは、フォトモスリレーを使用し、単純に既存のシフターSWと置き換えができます。
なお
グラフの0Nはゼロニュートン、ONはSWON、OFFはSWOFFですので間違いのないように・・・
今回のシステムの売りは
ずばり
専用のECUとかが必要じゃ無く、SW式のシフターSWと置き換えができ、調整もパソコンは不用で、マイナスの精密ドライバーのみ
ツマミ付きのVRにすれば、マイナスドライバーも不用
とまぁこんな感じです。