やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

かわいそうなことをしたなぁ

2016-03-15 07:14:16 | 今日のやれこら
“あれっ?”

玄関前の芝生の上に,枝の一部を張り出すように植えた松があります。
針金や添え木で伸ばして形を整え,楽しんでいます。
その松の枝が,枯れたように茶色く変色しているんです。


“大失敗だ!! ”

原因に,思い当たることが有るんです。
芝焼きの炎に,やられたに違いありません。

芝の縁石側は,枯れて伸びたままで刈っていませんでした。
燃える物の背が高ければ,それだけ炎は上がります。

“松の枝が有るけど,この高さまで炎は上がらんだろう”

一応の心配は,「した」んですが・・・

『ボオォー』
バーナーに火が付き,芝に火が拡がり,快調に燃え始めると・・・
何十年来の悪い「癖」です,直ぐに気分が,高揚して・・・

“大丈夫,大丈夫 松は強い”

無事に芝焼きは終わり,火の始末も確認して作業終了しました。

今朝になって,玄関を開けて目に飛び込んできた松にびっくりします。
いつもの事ながら,細心の注意力が足りない失敗です。

この松は,山から種が飛んできて芽生えた庭の他の松とは,違います。


半世紀近く前です。

『近くで「全国植樹祭」が有ってのぅー,この松は由緒正しい黒松じゃ』

当時県北に住んでいた叔父が,自慢して調達してくれた松だったんです。

“記念の松がなぁ,残念だが「済んだ事」は,仕方ないか”

「かわいそうなことをしたなぁ」

色の変わった葉っぱを見ながら松に謝っていたんです。

『パサ,パサ,パサ』

いつものカラスが,下のお宅のアンテナに止まります。
そして,生意気なカラスは横を向いて言います。


『アッホー カッアー, アッホー カッアー』