やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

ジョウビタキに

2016-03-13 07:47:09 | 今日のやれこら
“思ったほど痛まない,今日やっとくか”

昨日少し「ギクッ」ときた腰ですが,思わぬ「回復力」が有りました。
「湿布」だけの治療ですが,傷みはありません。

今年の春は早そうです。
何より,ご近所さんに後れを取ってはいけません。

「ヨイショ,グサ, ヨイショ,グサ」
父親も使っていた三つ鍬での人力作業です。

“休み休み,やらないとなぁ”

耕すのは,ジャガイモを10個×3列=30株を植える畝づくりです。
大したことはない作業ですが,なにせ「人力」です。

「休憩 休憩」
10回ほど鍬を振り下ろしては,休憩です。

『キッ,キッ,キッ』,『ツッ,ツッ,ツッ』

その休憩中に,聞こえてきたんです。
この辺りを縄張りにする,ジョウビタキのはずです。
「おった,おった」
畑に立てた杭のてっぺんに止まって,鳴いています。

「爺さんの仕事ぶりを観に来たか?」
「撮ってやるぞ,まだ居ろよ,逃げるなよ」

急いで手袋を外し,手を洗い,カメラを取りに行きます。 

「カシャ」
『パタ,パタ』
ジョウビタキは,杭から,杭へ,畑からは逃げません。


“ジョウビタキを撮れたし,今日の仕事は,終了だ”

あっちこっち飛び回る,ジョウビタキ撮りで今日のエネルギーは切れました。
耕した畑は予定の2/3ですが,今日のしごとは終了することにします。

“そうだ,言っとかないと”

渡り鳥のジョウビタキは,明日にでも日本海を渡って故郷に帰るはずです。
梅に止まった,ジョウビタキに言い聞かせました。


「帰って,日本人は勤勉だったと伝えてくれよ」
「直ぐ休憩する爺さんのことは,言うなよぅ」