お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)勝間 和代光文社このアイテムの詳細を見る |
書名 :お金は銀行に預けるな
著者名 :勝間和代
出版社 :光文社新書
刊行年 :2007/11/20
日付 :2008/03/10
定価 :700円
入手法 :図書館
評価:○
今月 9冊目 今年 78冊目
【書抜き】
*金融リテラシーとは、金融に関する情報や知識を単に学ぶだけではなく、そこで与えられたものを批判的に観ながら自己の金融に対する学習を経験として重ねていくことで、金融の情報や知識を主体的に読み解くことができるようになることを指します。
*この少子高齢化を食い止めるためにはワークライフバランスの改善が必要だといわれていますが、そのひとつの方法が、家計がよりリターンの高い金融資産を持ち、労働収入にすべてを頼らない収入を持つことだと私は考えています。
*資本主義というものは、厳しいいい方をすれば「賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ」だと思っています。
*金融でしっかり儲ける方法の基本5原則
①分散投資 分散投資 分散投資
②年間リターンの目安として、10%はものすごく高い、5%で上出来
③タダ飯はない
④投資にはコストと時間が必要
⑤管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない
【コメント】
*家計の将来に備え、「自分の安心を買い」「生活をよりよくする」ために必要な考え方とノウハウを、勝間和代氏が分りやすく解説する。
*タイトルの「お金は銀行に預けるな」というよりも、サブタイトルの「金融リテラシーの基本と実践」の方が内容的にはあっている。要するに投資の初心者に対する心構えの本といった内容だ。
*結論は、手数料の安いインデックスファンドからのスタートして、その後勉強しつつ投資の世界へ入っていけばいいというもの。
*内容よりも、金融のことが分りやすく書かれていることが受けている要因だと思う。