眠りたい

疲れやすい僕にとって、清潔な眠りは必要不可欠なのです。

パニック

2008-04-22 | 
地下鉄を待つ間
 どうしてこんなに人が多いのか
  ため息をつく町の当たり前の風景
   連続した風景にため息をついた午後
    魚の影が懐かくって
     深呼吸をした

     オノ・ヨーコが「グレープフルーツ」で描いていた

      呼吸しなさい

       やらなくちゃいけないことが多すぎて
        パニックだ

        路地に潜り込んで
         路に迷う猫
          友人と待ち合わせをして二時間
           ベンチの隣に座っていたホームレスも
            何処かに消えてしまった
             僕は煙草に灯をつけ
              そうして月を眺めた
             繁華街に向かって
            綺麗に着飾った女性と男性が
           嬉しそうに笑いながら
          目の前を通り過ぎる
         僕は缶ビールを潰した
        まるで野良犬だ
       そういえば
      この街ではただの一匹の野良犬も見ない
     みんな何処に消えてしまったのだろう?

    疲れた夕方
   大切な人と話をした
  理由は聞くな
 ただ頑張れ と云ってもらったのだ

   まだ頑張れる

    パニックの中でさえ

     地団太の孤独



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 少年 | トップ | サーカスの結末 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿