けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

間の悪い話

2009-04-22 12:59:16 | football
今の話
現在、出張でフロリダ州にいます。期間は1週間くらい。学会です。ワシントンで1回乗り換え、さらにタンパ空港からタクシーで移動し・・・。やっとホテルに落ち着いて、時間はちょうど21日が終わったところです。ネット環境も確保して一安心(とはいえ、それなりのレベルのホテル内でも、接続料金をかなりがっちり取られます)。
もう、何が気になるって、リーガ! こんな佳境のときなのに、2節に渡ってライブで試合が見られないなんて。何しろ、スペインで試合をしている時間は、ここではお昼過ぎ。ホテルの部屋にこもって・・・とか無理がある。

そんなときに限って、マドリーはすさまじい試合をしたようですね。いま、あちこちで動画を拾っては眺めています。イグアイン!グティ!!ペペ!?イグアイン!!!!!!という感じでして、あんまりあれこれ書くと、放送を心待ちにしている方々に非常に申し訳ないことになるわけですが・・・でもあれですかね、WOWOWはこんな展開の試合を放送するにあたっては、

「マドリーはさすがに苦しくなりましたね」とか
「いや、何かをやってくれる雰囲気を感じますよ」とか

例によって白々しい実況&解説をするつもりなんでしょうか。



1日と少し前の話
実は「フロリダに行ってきます」ということを、バレンシアvsセビージャ戦の感想等と共に、昨日の朝(日本時間)に記事にするつもりでした。そのつもりだったのに、なんと朝からgooブログがメンテナンス。メンテナンス期間は6時~10時とあったので、では後で空港ででも乗っけてしまおうと思っていました。空港のラウンジで接続しましたが、gooは「メンテナンスが長引いています」のアナウンス。またかー。

というのが言い訳。以下、昨日載せるつもりだった記事です。

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08/09 Liga Espanola 1a division Jornada 31
Valencia C.F. 3-1 Sevilla FC

バレンシアの得点:ビジャ(45=PK)、マタ(83=PK)、パブロ(90+4)
セビージャの得点:エスキュデ(9)

GK:セサル
DF:ミゲル、アルビオル、マルチェナ、アレクシス
MF:アルベルダ(75、ビセンテ)、バラハ、マタ、ホアキン(54、パブロ)、シルバ、マタ
FW:ビジャ(75、モリエンテス)

黄色いのもらった人たち:バラハミゲルマタシルバモリエンテスパブロ と ヘススナバスドゥシェルスキラッチフェルナンドナバードパロップルイスファビアーノカヌーテ
赤いのもらった人:アドリアーノ

しみじみと、バレンシア強くなったなあ、と思った試合でした。
試合開始10分ももたずに失点。寄せが甘く、ゴールエリア内にぽかっと空間ができる…と守備陣は相変わらず恐ろしい。でも、失点したところでキレなかったのが、何より。1ヶ月程前の、失点が止まらなくて勝ちに見放され続けていた頃であれば、そのまま選手全員しんなりと萎たれて、残り時間試合しなくても、勝敗が決していたかもしれない。連勝ということが良いのかお給料払われたのが効いたのか、あるいはメスタージャの人々も珍しく選手を裏切らなかったからか、その辺はわかりませんが、あきらめないキレないメンタルを選手たちが手に入れられたように思います。
試合自体は確かに苦しかった。試合開始当初から何度もピンチになるし、セサル様様様だしで、なかなかまともな攻撃の形もできない。ところが、タルヘタ祭りが開催されたことで、バレンシアはだいぶ楽になった。一番は、やはりセビージャの右を守っていたアドリアーノが、前半43分で退場になったこと。このカードについては、退場に値するファウルだったのでレフェリーがどうこうとは思いません。でも、マタやシルバが仕掛けてもアドリアーノに簡単に刈り取られていた左サイドが、これで元気になったように見えた。バレンシアの左を抑えていた選手がいなくなったわけで、この後、特に後半チャンスが増えていったことを考えても、大きいレフェリングだったと思います。
それから、ビジャが交代になったあとで、勝ち越し点、ダメ押しを取れたことも意味があるなあと。ビジャマタシルバホアキン、と絶対の先発の選手たちがいて、彼らを代えると試合内容は落ちていくだけ…というのがシーズンの前半戦の頃はよくあったと思います。カップ戦などで、普段ベンチスタートの選手を先発させたりすると、試合にはなんとか勝てても中身はグダグダ…というような。この試合でパブロが出て、ビセンテとモリエンテスが出て、ビジャが下がっても試合の流れを落とさないでいられたのが、何か印象的でした。決してビジャいなくていいやということではなくて。
と、この試合については内容を細かく振り返るよりも、ちょっと全体的な流れや印象といった方が書きやすい感じがしました。

では、エメリのコメントを含む記事をlevante-emvから。
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監督は、健全さをアピールしてホアキンとビジャの不快感を当然のことと認め、選手たちには「もうベティス戦について考えよう」と求めた。「チームは精神を取り戻した。希望が生まれたことは素晴らしい。しかし、用心深く行くことが必要だ。」

バレンシアは自分たちを信じ、連勝を続けるため、夢を見続けるためにこの試合を克服することを知った。目標を手に入れることができる。エメリのチームは3位のセビージャに勝利、彼らとの差を3ポイント詰め、チャンピオンズリーグのポジションである上位4位で終わるために損なわれない大きな夢を持ち続けている。そしてウナイ・エメリは、長期的な大望は抑え、1試合1試合に向かうことで、チームは失敗を犯さないだろうとしている。この改善こそが証拠だ。「我々は満足することはないだろう!」と監督はプレスルームで語った。笑顔と満足さ、監督は落ち着き用心深くいこうと努めていた。「バランスを持ち続けていくことが必要だ。多くの試合が残っているのだから。希望が生まれたことは素晴らしい、しかし我々は用心深くいかなければならない。」そして感情をこめて「重要なこと」は、チームが「生きていることだ」と述べた。「チームが精神を取り戻した、それは真実だ。しかし我々は、短期間でそれが失われることを知っている。だから、勝つために一貫して戦っていかなければならない。」「もうベティス戦のことを考えなければならない。現実は、我々は勝利し、事態がうまくいっているということだ。」 
3位を狙うか?という質問に対し、監督はそれは相互的なものだと述べた。「3位になることは、我々次第であり、また他のチームの失敗にも依存する。1試合1試合行くことが必要だ。私は仮定の問題については話さない。」
エメリは、交代させられた際のホアキンの冷淡な態度とビジャのイラついた態度に関する質問を避けることができなかった。ホアキンの不快感については、「あの反応は自然なもので、理解できることだ。潜在的なものを表に出したという意味があるから、良いことだと私は思っている」。一方で、ビジャの態度についても、エメリは正当なものだとみなしている。「双子筋の状態が向上してきた選手としては良くない。水曜日にも、土曜日にもわれわれには試合がある。だから、交代を選んだ。」
右のエストレーモをパブロにするかホアキンにするかで論争が生じていることについて、監督はこう述べている。「私は、こうして起こる論争は好きだ。なぜなら、パブロが自分の居場所を見つけたということであり、ホアキンも良いレベルにあるということだからだ。競争はチームにとっても、誰かを選ばなければならない監督にとっても良いことだ。どちらも競争するにふさわしく、右サイドを強化することができる。

スタンドのサポートへの感謝
エメリは、観客の行動に対する言葉を取り消した。彼は、スタンドの魂が勝利へのカギとなったことを認めた。「観客の行動はすばらしかった。この化学反応で、われわれは勝利を見出すことができた。チームはファンに助けられ、ステップを踏むことができた。
監督は、マノロ・ヒメネス(セビージャ監督)が、「彼の試合しか見ていない」と述べた。ヒメネスは、11対11であればセビージャがバレンシアを上回っていたと述べたが、エメリは、バレンシアは試合開始当初こそセビージャに上回られていたが、すぐにセビージャを自陣に押し込み、後半には上回るためにどのようにプレイするのかを知っていたのだ、と示唆した。

ビジャの不満とホアキンの態度
ホアキンもビジャも、昨日はエゴイズムを見せた。ホアキンは交代を受け入れず、それを態度で示した。ビジャもだ。ホアキンは、自分の番号が交代のボードに示されたのを見て、わざとらしくセンターサークルにいようとして、アルベルダになだめられた。それでも、エメリが交代の際にいつもどおり軽いタッチをしようとすると、ホアキンは嫌そうにそれを避けた。ダビド・ビジャも、交代が告げられたときに不快感を隠さなかった。ビジャは双子筋を攣ってしまい、レナトが最初に彼をケアし、エメリはドクターのアドバイスを受けて、ビジャに急速を与えた。グアヘは、ベンチに座る際にベンチを強く蹴りつけた。エメリは彼を落ち着かせようとしていた。
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ビジャとホアキン、反抗期。ウナイ・エメリもこんなのを宥めないといけないから大変だ。ていうかバレンシアは、若い選手が素直でおとなしく、中堅からベテランにかけてがアクが強くて我も強い、と面白い構成です。今の若い選手たちもいつかそうなるかもしれませんが。28歳のシルバ、交代を告げられ監督に激怒……ないな。
ビジャはパブロのダメ押しゴールの瞬間、ベンチ飛び出してガッツポーズしまくっていたし、ホアキンも月曜のプレスカンファレンスでいろいろと言い訳してたようだし、特に問題にはならないだろうと思います。だいたい、すぐにベティス戦なんだし。お里帰りのホアキンが出てくるか、パブロが先発するか。その辺も楽しみです。

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ということを書こうと思ってたのです。もうすっかり気が抜けてしまった。では、ベティス戦に向けたバレンシアの召集選手。

GK:セサル、グアイタ
DF:マルチェナ、マドゥロ、アルビオル、アレクシス、デルオルノ
MF:アルベルダ、バラハ、エドゥ、ビセンテ、ホアキン、ミチェル、パブロ
FW:ビジャ、マタ、モリエンテス、シルバ


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2 コメント

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本当に (miyo)
2009-04-28 02:31:22
間が悪いですねぇ、豚インフルなんて…
無事に帰国してくださいね☆
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Unknown (本人)
2009-04-28 20:44:50
無事に帰国はできましたが、着陸してからのあれこれで疲れがどっと出た感じです。体調には特に問題はないんですけどね。ご心配ありがとうございました。
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