見た記憶を消したくなりました

映画「ブラザーズ・グリム」に関する記事です。内容に触れている記述がありますので、まだご覧になっていない方、内容を知りたくない方はお気をつけください。
またどちらかと言えばネガティブな記事内容ですので、この映画をご覧になって良い印象を受けた方もお気をつけください。


ということでブラザーズ・グリムを見てきました。


かなりね、楽しみにしてたんです。ファンタジー好きですし時代物衣装類も好きですし。

……こんなだったんだ。コメディ風味のグロホラー映画。

あちこちにグリム童話のエッセンスや登場人物がちりばめてあるんですが、各物語の名前を借りてきただけ、という表面的な印象。都合よくグリムの話やらその他おとぎ話をかき集めて使ってみました、といいますか。
登場人物の性格も首尾一貫しないし、場面が行ったり来たり。見ながら一生懸命「きっとこんな感じの背景があるからこの人はこうなっちゃうんだな」などと無理やり解釈つけていかないと進めない。消化しづらかったです。
監督さんは独特の描き方をすることで有名な方らしいですが、そりが合わなかったってことにしておけば良いんでしょうか…。

おもしろい場面もあったりはしたんですけどね。ヒース・レジャーも良かったし。でもなあ……。

そして、ネタバレ的な書き方は好きではないですが、これだけはぜひ。
ピカピカ光っていて体が頭部・胸部・腹部に分かれていて足が6本あるような子達ですとか、頭部・腹部+足が8本の子達（プルポじゃないよ）ですとか、頭部か胸部かよく知りませんが足をい～っぱい持っていてワサワサ動く子達（イカじゃないよ）などなどが苦手な方。覚悟してご覧ください。

ぼぇ…ああ、ぎぼちわるい。
生まれ育った実家は農家でありますから、私自身は別段ああいう子たちが苦手ではないのですが、さすがに今回は途中から「これはCGこれはCGこれはCG……」と言い聞かせながら見る羽目に。ああいった子たちが魔女の必須アイテムなのもわかりますが、のべつまくなしにでろでろと出さなきゃおどろおどろしい場面が描けないのですか…

ぼぇ。