けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

セサル・クルチャガ・ラサ

2009-05-27 22:14:40 | football
MARCAと、ほんの少しオサスナ公式を参照して。
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ロヒージョのカピタン、心を打つ別れ。クルチャガが引退を宣言した。

オサスナのカピタン、セサル・クルチャガは、公式にプロフェッショナル・フットボールからの引退を宣言した。日曜日、プリメーラ・ディビシオンの残留をかけたレアル・マドリーとの試合が最後となる。クルチャガはメディアを前に、35歳にしてキャリアを終了することになったのは、3年前に見つかった退行性の膝の慢性的障害によるものであることを告白した。

「私は、チームを安泰にしてから引退をアナウンスしたかった。しかしこのような状況になっている。今は、私の引退を考えるよりも、今度の日曜日に生き残るということが気にかかっている。チームをプリメーラに残すことは特別なことになるだろう。」とタホナールで行われたプレスカンファレンスで、クルチャガは話した。

オサスニスタのカピタンは、ホセ・アントニオ・カマーチョ監督によって、彼のキャリアの最後となる数試合に出場しており、プロフェッショナルとしての最後の試合を、レアル・マドリーと戦うことになるだろう。

ロヒージョとしてのおよそ20年
クルチャガは、およそ20年前にこのクラブの下部カテゴリーに「ほんの小僧」としてやって来たことを思い出し、今は「真の男」として離れていくのだと言った。彼は、クラブの色への愛と自身とが、まったく同じものになっていると感じていることを強調した。
「私にとって、オサスナはナバラの街が何か、ということを表しているものだ。誠実で高潔、団結し、屈服することのない街。この街を好まない人に対しては、何をするべきか、何を感じるべきかを教えてくれる街だ。」

「これは仕事やスポーツではない。感覚の話だ。私は、チームがプリメーラに昇格したこと、コパのファイナルやチャンピオンズの予備予選に到達したこと、カピタンになったことを、とても誇らしく思っている。しかし本当に、私が完全に誇らしいと感じているのは、常に私がこのユニフォームを着て、私自身、私の家族、私の仲間たち、ファン、そしてこのナバラでのキャリアを守ってきた、それを知っているということだ。」

クルチャガは、ファンに対する感謝の気持ちを示し、ファンに対してもクラブに対しても「親愛と敬意を感じてきた」と語った。
「何年にも渡って、ここで生き感じることすべてを与えてくれたオサスナに敬意を表したい。これはさようならではなく、また会いましょうだ。フットボーラーであることをやめることよりも、オサスナの選手であることをやめるほうが、私にとっては悲しい。」

オサスナへの忠誠
クルチャガは、オサスナに残るために、経済的により良い内容のオファーを拒否したことを思い出している。そして、他のクラブでプレイするなど想像したことがないと強調した。
「他のチームでプレイしていたらどうなったかはわからない。金をもっと稼げたかもしれないし、タイトルも取れたかもしれない。でも私がこのクラブにいて感じてきたことは、世界中の他のどのチームにいても感じることができないものだ。だからこそ、私はオサスナに感謝しなければならない。望んだこのチームでプレイするためには、何を支払うこともない。」
両親、妻、クラブの全ての役員たちに囲まれて、そうはっきりと語っている。

膝の問題のせいで、冬のマーケットの際にホセ・アントニオ・カマーチョに自身の記録を委ねたことをクルチャガは明らかにしたが、驚くことに彼はレギュラーとしてプレイして終わろうとしている。
「ここ何年もの間、私ができないでいたことをしたいと思っている。したいことのリストの中で何よりも先にくるのは、再び(牛追い祭りで)囲いまで(牛を追って)走るということだ。初めは負担がかかるかもしれないが、再び真の人生に戻ったことで、新たなモチベーションがあるだろう。」

会見に先立ち、ロヒージョの会長であるパチ・イスコから、クルチャガに金のクラブの徽章が贈呈された。
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クラブを象徴するカピタンの別れの言葉というのは、やはり重みがあり、積み重ねた歴史があり、クラブと街への深い愛情が見てとれます。オサスナでは、ビッグクラブのカピタンや長く務めた選手ほど注目を浴びることではないかもしれません。ですが、その街に住む人たちやそのクラブのファンにとっては「エル・グラン・カピタン」であり、とても大きな意味がある節目になる。
しかも、プリメーラ残留がかかった試合が最後の舞台になるとは。これだけマドリーマドリー言っているブログが何を言うかかもしれませんが、オサスナ勝て。勝って、喜びの中で、彼らの「7番」を送り出してやってほしい。

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