けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

アルベロア、試合後のコメント

2013-06-02 13:54:07 | football

アルベロア、試合後のコメント
「モウリーニョが辞めるのを悲しいと思うかどうか? イエス、悲しいと思う。彼は、マドリーのための人生を送っていたから。彼は、このクラブのために家から離れ、そしてまた離れる。彼は常に、マドリーのことを第一に考えていた。彼自身のイメージを犠牲にして。このクラブの人々、選手も含めて、同じことを言えるかどうかはわからないが、この3年間、もっと多くのタイトルを取ることがうまくできなかったことを残念に思う。」
「成熟さに欠ける人たちがいた。ある人々は、マスコミに対して良いイメージを与えることを気にしない。そうでない人々は、自身のパブリックイメージにより集中していた。」
「僕たちは、シーズンが終わるのを心待ちにしていた。目標が達成できていないから。僕たちは、与えられるはずのものができなかった。今僕たちが望むのは、次のシーズンを始めること。シーズン最初の数か月、僕たちは何度も過ちを犯し、勝ち点で明らかに不利な立場であることがわかって、リーガを獲れるとは考えることができなくなった。」
「僕は、このコーチ陣とチームの潜在的な力をもってすれば、もっと何かが成し遂げられたはずだった、という感覚を持っている。責任は誰の身にもある。モウは、彼が指揮したどの場所でもすべてで勝利を収めてきたが、それがこのチーム、ベストのチームで、手に入れたものがより少ないというのは奇妙なことだ。」
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チーム内部の事情まではこちらはわかりようもありませんが、シーズンが終わって、今シーズンのマドリーに対して思うこと、特にシーズン終盤頃のあれこれを思うと、アルベロアのコメントが私には一番しっくりきます。

イグアイン、移籍へ

2013-06-02 06:40:03 | football

イグアイン、移籍へ
試合後、イグアインはマスコミに対し、移籍するつもりであることを自身の口から明らかにしました。

「僕自身のステージは終わりだと感じている、空気を変えたい。7年間は、強烈で、ハードで、幸福なものだった。考えた決断だった。辛いし、簡単なことではなかったけれど、他のクラブへ行きたい、新しいチャレンジをしたいと考えている。僕の家族もとても苦しんだ。これは決断したこと、クラブも僕も、ベストの解決ができればと願っている。」
「マドリーができるだけベストの判断をしてくれればと願っている。ブーイングされたから出て行くということではない。7年間いて、それ(ブーイング、ベルナベウでのドルトムント戦で受けた)を聞いたのはその時が初めてだった。それは別のこと、ただ自分はそれについて話をするつもりはない。ここに7年間居続けて、それは何かによるもの。ゴール数は、歴史的なファニートに並んで、マドリー史上14位になった。マドリーが僕にとって最善のことをしてくれるよう願っている。もう決めたことなんだ。昨シーズンも、僕たちには既にこの問題があり、話し合いをした。でもミステル(モウリーニョ)が僕に信頼を寄せてくれて、それにチームメイトたちも残るようにと言ってくれた。7年間ここにいた今は、これは合意のある決断だ。」
「何も自分に与えられなかった、ただいつでも死ぬまで働くということ。数字的には自分は幸福だし、自分の名前を呼んでくれるファンがいた。どこへ行くということは決めていない。クラブは、僕が出て行きたいと望んでいることを知っている。昨シーズンも話し合いが何度かあって、既に解決していた、それはもう決めたことだから。すべてがうまくいくよう願っている。」
「オファー? ユベントスから来ている。でもわからない。率直に、僕は出て行くということ。僕を本当に望んでいると言ってくれるところに行きたい。僕のような選手のクラスについて話をする人たちがいるが、僕にはわからない。幸せであるところに行く。ここには7年間いた。友人たち、仲間たちから離れることになる。個々を離れるつもりなのは、空気を変えたいと思っているから。これはもう決めたこと、だからこれ以上躊躇はしない。」
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うすうす感じていたことではありましたが…こうもはっきりと、もう決めちゃったんだなあと。
去年もそんな雰囲気があって、優勝パレードの時に選手たち全員分のサインが入ったユニフォームをイグアインが着てるのは、もう移籍するからじゃないかなんて話があったり。チームの仲間やモウの説得なんかもあったのかもしれませんが、1年残ってやって、でもやっぱり移籍したいと。7年間もマドリーの選手でいて、それでもまだ25歳。まだ別の可能性がある、同じところにいちゃいけないって思ったのかなあ。まだどことも決まっていないうちになんですが、うまくいかなかったら帰っておいで。
寂しくなります。悲しい。


アダン、移籍へ
最終節で出番があるかと思いましたがそれもなく。試合前にアダンは、移籍の意思を表明していました。
「クラブと話し合いをしなければいけない。もちろん僕の決断は決まっているし、クラブもそれを知っている。昨シーズンにも既にわかっていたことだ。もちろん僕はプレイしたい。26歳になって、シーズンに8試合の出場で良いということはない。出場時間を増やし、成長し続けたい。」
(契約が1年残っており、解決方法を話し合う必要がある)
「クラブと、誰にとってもベストの解決方法を見出すよう話し合っている。クラブも、完璧に僕の願いを知っている。何よりもプレイしたいということ。世界最高のGKイケル・カシージャスと、これだけのシーズンを送ったディエゴ・ロペスがいては、新しい監督が来て、僕が第1GKになると言ってくれるのは難しいだろう。僕の状況はそう大きくは変わらないだろうし、だから僕には物事が非常にはっきりしているし、クラブ側も同じように良く理解している。」
(今シーズンについて)「個人レベルではアップダウンがあった。」

最終戦

2013-06-02 02:56:57 | football

12/13 Liga Espanola 1a division Jornada 38
Real Madrid C.F. 4-2 Osasuna

マドリーのゴール:イグアイン、エッシェン、ベンゼマ、カジェホン

GK:ヘスス
DF:カジェホン、アルビオル、カルバーリョ、アルベロア(ジョレンテ)
MF:エッシェン、モドリッチ、エジル(オマール)、ディ・マリア(ナチョ)
FW:イグアイン、ベンゼマ

今シーズン最終戦が無事終わりました。二度と見られないような先発&交代の選手構成でしたが、上手くいかない時間もだいぶ長かったですが、4点取って勝利。ヘススはよくセーブしていたし(危ない場面はもっとあった)、後半から入ってきたナチョも奮闘していたり、プリメーラ、トップチームデビューのカンテラーノが2人増えたり(ジョレンテとオマール、どちらも初のはず)、若い選手たちにもチャンスがあって良かったです。
ゴールは、イグアインのは誰のパスだったのか前に送られてきたボールを受けながら、最終ラインをうまく交わしながらゴール前へ抜けていき、落ち着いて蹴りこむ。2点目は、エジルのCKからエッシェンのヘディング。エジルのCKの球質もよかった。ベンゼマのゴールはエジルとの短いパス交換から。最後のカジェホンは、久しぶりに見たような気がする、豪快でスピーディーなカウンターから。イグアインが左サイド寄りで1人でボールをもってぐいぐい持ち上がり、中に入ってきてエリア付近でベンゼマへパス、ベンゼマが少しためてからカジェホンにアシスト。
ちなみに、試合終盤に交代出場したオサスナGKリカルドは、この試合にて現役引退。その最後の被ゴールを決めたのが、カジェホン。

パスミスは多いし、前半はほとんどシュートまで持って行けない、試合内容は正直褒められたものではなかったところもありますが、エジルやモドリッチが前に絡んで、カジェホンも右ラテラルじゃなく前目で仕事ができるようになった後半とか、わりと細かいパスでゴールに迫ろうとしたり、攻め込まれることも多かった分、スピードカウンターの場面を何度も見れたり、つまらないということもなかったです。というか、楽しめました。召集メンバーはかなり落とされていますが、シーズン最後の公式戦、モウリーニョ・マドリー最後の試合…この場に出るチャンスをもらった選手たちは、気を緩めることなく試合に臨んでいたように感じました。


試合開始前、ピッチに出る手前のトンネル内には、入場を待つ選手と共にクリスチアーノが。試合開始前に表彰があったので、そのために下まで降りてきたようですが、これから試合に出て行く仲間たちに声をかけたり肩を叩いて送り出したり、リラックスした良い感じが見られました。ちなみにトンネルへ降りてくる奥の階段の上には、イケルとラモス、ペペの姿も。
選手たちがピッチへ入った後、本来なら同じタイミングでベンチに入って試合準備をするはずなのに、なかなかトンネルから出て行かず、何かクリスチアーノと言葉を交わしたりして、時間をつぶしていたモウリーニョ。たぶん早く出るとカメラがウザいと思ったんじゃないかなあ。実際、キックオフ直前にピッチへ出て行くと、直後に試合が始まっているにも関わらず、報道カメラマンたちがモウリーニョに殺到。スタジアムから指笛、ブーイングが起きていたけど、あれはモウにブーイングってよりは、試合が始まっているのに傍若無人な行動をするカメラマン集団に向けられていたものだろうと思いました。
何だかんだあったものの、ベルナベウには、モウリーニョを支持したり感謝の言葉を書いた横断幕があちらこちらにありました。その一方で、Ultras Surから「ジョゼ・モウリーニョ! ジョゼ・モウリーニョ!」のチャントが起こると、拍手とブーイングがかぶさる…。後半、Ultras Surが掲げた大きな横断幕には「MOURINHO, GRACIAS POR LUCHAR CONTRA VIENTO Y MAREA(モウリーニョ、どんなときであっても戦ってくれてありがとう)」とあり、最後の単語「MAREA」のEが、わざとかどうかCに見えて、「MARCAと戦ってくれてありがとう」かと思ったり。
ファイナルホイッスルの後、モウリーニョはUltrasの方に向けて拍手を送り、ベルナベウのピッチから姿を消しました。