ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 新型ロボットソムリエ 153ページ目 

2010-10-31 20:09:01 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【153ページ】


博士   おお、二人とも正解だ!

     2本目を開けますよ。


 博士の専属ソムリエは2本目のワインを抜栓し、二つのグラスに注いだ。


博士   和さん、どうぞテイスティングを。

     久美、テイスティングしなさい。

和音   判りました!

博士   そんなに早く?

和音   テイスティングの3本は、ピュリニ・モンラッシェとシャサーニュ・モンラッシェと

     ムルソーでしょう?

     これらの3本には特徴があるので、すぐ判ります。

     これは、シャサーニュ・モンラッシェです。

博士   久美の答えは?

久美   トロピカルフルーツやトーストの風味を感じることができます。

     これは、シャサーニュ・モンラッシェの特徴だと思います。

博士   どちらも正解です。

     テイスティングの答えにもう少し時間がかかると思っていたが、一瞬だった。

和音   人の直感は、一瞬に判断できるところがあります。

博士   そうだね。

     それでは、3本目を開けましょうか?

和音   3本目は、久美さんから答えてください!

博士   だぶんムルソーだと思うからいいですよ。

     専属ソムリエが前回のようにトリックを使っていないでしょう。

       


     


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