ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

2 ロワール川巡り 126ページ目

2009-08-24 22:46:28 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【126ページ】


マスター    今日のお奨めワインで、スペインのセレクシオン・リターダ
 
        8.0.1です。

        田辺さんの言った3種のブドウ品種の収穫年が違うのです。

        初回生産の際、カベルネ・ソーヴィニヨン98年、メルロ00年

        、シラー01年のヴィンテージの末尾がワイン名の由来です。

良子      それでカベルネソーヴィニヨンの渋みや酸味がなめらかになって

        いるのね?

和音      同じ収穫年だったらカベルネ・ソーヴィニヨンの個性が強くでる

        ワインになるはずだ!

良子      ヴィンテージの表示されていないワインの中にも、とてもおいし

        いワインがあることが判ったわ!

        和さん、今夜もロワール川巡りしましょう。

和音      マスター、良子さんのお気に入りのミュスカデ・ド・セーヴル・

        エ・メーヌふたつ!

良子      和さん、私とても残念なの!

和音      急にどうしたの?

良子      最近格差社会の表現として、上流と下流の言葉が使われるのです

        。私の大好きなロワール川のミュスカデが侮辱されたようで。

和音      私は、下流という響きが好きですよ。 

良子      どうして?        

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