ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 女流棋士との対決 11ページ目

2009-09-07 05:19:22 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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女流棋士   私もピノノワールの繊細さが好き!

社長     それでは、次のワインを開けましょうか?


社長の専属ソムリエによって、2本目のワインが抜栓され、3人のグラスに注がれ

た。


女流棋士   とてもおいしいワインだわ!

       和さんは、まだワインを飲んでいませんね?

       一度指でワイン名を当てるところを見せてくださいよ。

和音     それでは、やってみましょう。


和音は、人差し指をグラスのワインに浸け、そしてハンカチで指を拭いた。


和音     判りました。

       これは、シャペル・シャンベルタンです。

女流棋士   私もそう思います。

       社長、正解ですか?

社長     そうです。シャペル・シャンベルタンです。

女流棋士   驚いたわ! 和さんは、本当に指でワインを見分けることができる

       のね!

社長     和さん、トリックの種明かしをしてもいいですか?

和音     ええ。

女流棋士   ええトリック?


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