ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 ウィスキーのブレンダー 34ページ目

2010-02-10 23:05:53 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【34ページ】


和音     そうですね。

       だからシャトーの所有しているブドウ畑では、土地の適性によって、植えて

       いるブドウ品種を変えているのです。

ブレンダー  すると、同じボルドーでもメルロ種のウェートが高い、ポムロール地区や

       サン・テミリオン地区の土地は、水持ちのいい粘土質?

和音     ええ。

ブレンダー  メドック地区のようにカベルネ・ソーヴィニヨンのウェートの高いワイン

       が造れないのだ!

       どのブドウ品種がその土地に適しているかによって、ワインが違ってくるの

       だね?

和音     そして、ワインが奥深いのは、隣の畑で同じブドウ品種でも出来上がりの

       ワインが違ってきます。

ブレンダー  神秘的だ!

社長     楽しく話しをしている間に、1本目が空になりましたね。

       2本目のワインを開けますよ。


社長の専属ソムリエによって、シャトー・ラフィット・ロートシルトの1986年が

抜栓され、グラスに注がれた。


和音     おや?

社長     どうしました?

       美味しくありません?


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