ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 空手家ソムリエ 56ページ目

2010-03-12 23:03:53 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【56ページ】


空手家   社長の奥さんは、確かオーストラリア人でしたね?

社長    ああ、パンクした車を運転していたその女性だ!

      家では、オーストラリアワインオンリーだよ。

      さあ、2本目のワインを開けましょう。


社長の専属ソムリエによって、2本目のワインが開けられ、3人のグラスに注がれた。


社長    このワインのオールドヴィンテージが200万円以上で落札されたことは

      有名です。

和音    そんな逸話のあるワインは、ペンフォール・グランジですね。

      とてもおいしいワインですよ!

      オーストラリアでは、シラーズと呼ばれているけれど、故郷のフランス

      ではシラーと呼ばれています。

空手家   コート・デュ・ローヌがシラーの中心地ですね?

和音    ええ。

      しかしフランスとオーストラリアのシラーのワインでは、決定的な違いが

      あるのです。

社長    それは、タンニンでしょう?

      オーストラリアのワインには、タンニンがほとんどなく、渋くないのです。

      飲みやすくて、おいしいということで、人気になるのがわかりますね。

      お手頃な価格のワインも多いので、オーストラリアワインのファンとしては、

      もっと愛好家が増えてほしいです。

   
               


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