ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

2 令嬢の子犬 97ページ目 

2009-08-02 07:12:49 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【97ページ】


和音    答えてもよろしいですか?

令嬢    私には、一口含んだだけでは、判りません。

和音    高貴な香りのこのワインは、ロマネ・コンティの南隣の畑のラ・グラ

      ンド・リュです。

令嬢    私も判りました。

      ラ・グランド・リュだと思います。


専属ソムリエが3本目の紙を取った。


社長    3本目は、二人の答え通り、ラ・グランド・リュでした。

      しかし先に答えた和さんの勝ちになります。

令嬢    次も負けると、和さんとのテイスティング対決は、私の負けになるの

      ね?

社長    そうだ。

      では、4本目に移ります。


専属ソムリエによって、4本目のワインが注がれた。すると子犬のロマネが尻尾を

振った。そして二人は、テーブルに向かった。


令嬢    判りました。

      お先に、答えてもいいですか?

和音    どうぞ。

令嬢    私の大好きなラ・ロマネです。

和音    ロマネ・コンティの西隣の畑のワインだね?

      あ! コクル片が・・・・。     

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