ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 新型ロボットソムリエ 156ページ目

2010-11-05 22:44:01 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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博士      和さん、久美の容姿についてのアドバイスではなく、ソムリエに関しての

        アドバイスをお願いします。

和音      ソムリエとしてのアドバイスをしたつもりですが・・・・。

        今の久美さんは、すでにハイレベルのソムリエとしての技量も持っています。

        急いで、改善する必要はないでしょう?

        後で、熟考してみてください!
 
博士      そうします。

和音      今日は、楽しいワイン会でした!


 博士は、和音を玄関まで見送った。


専属ソムリエ  博士、判りましたよ!

博士      何が?

専属ソムリエ  和音さんは、ねずみのイメージからムルソーを当てたのではないと

        思います。

博士      うわさでは、自然の気を感じる力と持っていると聞くよ。

専属ソムリエ  和音さんは、二度目に口に含んだ後、ワイングラスを凝視して

        いましたね?

博士      ワインの放つ気を感じ取る為では?

専属ソムリエ  いいえ。

        色ですよ!

博士      色?