ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 空手家ソムリエ 52ページ目

2010-03-06 02:51:48 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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社長    それは、トリックを使うことが出来るので、二人で工夫しましょう。

      ワインについては、和音さんが飲み慣れていないオーストラリアワインを使い

      ます。

空手家   社長のお気に入りのワインですね?

社長    そうです。

      ワイン会まで2ヶ月あるので、徹底的に飲んで、味覚面を鍛えましょう。

      今日も、オーストラリアワインを持ってきているのです。

      さっそく飲みましょうか?

空手家   ええ。

      テイスティング対決に備えて、ブラインドテイスティングで!


空手家の奥山は、目隠しをあてた。


社長    ワインを開けて、グラスに注ぎました。

      グラスを手渡しますよ!

空手家   このワイン、社長と一緒に、レストランで飲んだことがありますね?

      このように目隠しをして、味覚と嗅覚に集中させると、和音さんのように

      ワインの気を感じることができます。

      今、私にはこのワインをイメージできています。

社長    どのようなイメージですか?

空手家   数個の星が輝いているのです。 

社長    星が見えるの? 

空手家   はい。