ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

4 空手家ソムリエ 51ページ目

2010-03-05 06:22:44 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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社長    和音さんとのテイスティング対決では、トリックを仕掛けてもいいのです。

      しかしボトルの中のワインに手を加えてはいけません!

空手家   例えば、他のワインをブレンドして、ワインの味を変えたりはできないの

      ですね?

社長    そうです。

      ワインに手を加えなかったら、どんなトリックを使ってもOKなので       
      す。

      テイスティング対決のトリックで、味覚や嗅覚や視覚を封じ込められた時、

      彼はどのような行動をとったと思いますか?

空手家   ワインの放つ気を感じ取ったのですか?

社長    彼には、ワインの放つ気を感じ取ったり、透視できるのでは?、とのうわさ

      があるのです。

      そのように思わせるほど、見事にピンチを切り抜けるのです。

空手家   そんな彼と誰がテイスティング対決を?

社長    彼の持っている武器に対抗できる人に依頼したいのです。

空手家   気を感じる力を封じ込めることが出来る人ですね。

社長    そうです。

      私は、奥山さんならそれができると思うのですが?

空手家   私が?

      でもテイスティング力が?