星降るベランダ

めざせ、アルプスの空気、体内ツェルマット
クロネコチャンは月に~夜空には人の運命の数だけ星がまたたいている

卒展

2008-02-21 | 持ち帰り展覧会
ムンク展の開かれている兵庫県立美術館の通路・ロビーで、神戸芸術工科大学の卒展「カオス2008」が開かれていた。
とても面白かった。学生さん、頑張ってる。
環境・建築デザイン学科の作品の前には、卒業論文が添えてあった。
思わず、自分の○十年前の苦闘の日々が蘇ってしまった。

「羊の女王の衣装部屋」のような作品。羊さんありがとう。
       

何千枚ものMY家族写真で構成した「家族の肖像」ネコさん本人姉妹父母6連作。
きっとそっくりなんだろうな。何だか涙ぐんでしまう。
       

すぐにでも、商品化して欲しい(私買います)切り取り絵本の「動物園」。
動物たちに合わせて紙質を考えているクオリティの高い作品。
       

そして、着れるなら着てみたい素敵な色・素材のシャツ。
               

安藤忠雄設計のこの海辺の要塞のような建物は、美術館として、決して機能的ではない。
ドアが重く、トイレが少ないし、展示室から展示室への移動で、いつも展覧会の雰囲気が遮断される。特にあの奈落の底の縁に無理矢理立たされている気分になる踊り場は苦手だ。
しかし今回、通路やロビーでの展示が、楽しい空間を作っていた。
若者が多く、学園祭のような雰囲気が、漂っていた。
この建物の空間を使いこなすには、こうしたイベントを、建物のあちこちで展開するしかないのでは?と思わせる。というより、そうした使い方を見込んだ設計だっだのかもしれない。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラーメンズ的日常④ビリーの行方 | トップ | ガングリオン »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (shibako)
2008-02-29 06:30:39
美大生(芸大生?)だったんですね。
なんだか納得です。すごくセンスがいいなーと前々から思っていたので、、、。私は国文科で箸にも棒にもひっかからないつまらない根暗な卒論を書きましたが。美大生ってこうやって卒業作品もみんなに見て貰うんだーと新鮮でした。

みんなセンスがいいのだけど、奇をてらわず真っ直ぐな感じ。初々しいいい作品です。
返信する
shibakoさん (ラミーチョコ)
2008-02-29 14:16:00
いえいえ、とんでもございません。
じみーな文系学部で、ジミーな卒論出して卒業しました。
ただ、卒論書いてる途中で入院手術などしたため、
しんどかったなぁ、という思い出なのです。

美大生、永遠の憧れです。
60才過ぎて美大生になった知人がいて、その人にはさらに憧れます。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

持ち帰り展覧会」カテゴリの最新記事